映画「愛,アムール」:尊厳を守ることと「愛」を等号で結んでみる 2013年04月27日 23時21分43秒 | 映画(新作レヴュー) 映画監督ミヒャエル・ハネケ。彼に始めて接した作品「ピアニスト」のラスト近くに,ヒロインのピアニスト(本作にも老夫婦の娘役で出演しているイザベル・ユペール)が,年下の若者に拒絶されたことによって,自らの鎖骨の辺りにナイフを刺すシーンがある。自死するでもなく,若者にただ自傷行為を見せつける為だけでもないように感じられたそのシーンの本当の意味は,ピアニストにとって命とも言える,指を動かすための重要な神経 . . . 本文を読む