「前」 蕨市議会議員 おおしま公一活動報告

2015年5月31日。まさかの落選を果たした?「前」蕨市議会議員おおしま公一の修行の日々をお伝えしていきます。

2013年度(平成25年度)当初予算・政策要望書を提出

2012-11-06 13:00:00 | Weblog
例年、市の来年度予算編成作業が本格化し始めるこの時期に、市議会各会派より要望書が提出をされます。

本日は、私ども民主党蕨市議団からも、計186項目にわたる「2013年度(平成25年度)当初予算・政策要望書」を市長に提出させていただきました。

市財政が厳しい折、全ての要望事項が実現可能な訳ではないと思いますが、186項目のうち重点要望事項である19項目については特に実現を依頼しました。

重点要望事項19項目は以下のとおりです。

1.地方自治における二元代表制は、首長と議会は対等の立場にある。この点を踏まえて、議会からの提言については、その実現につき真摯に対応すること。とりわけ、首長の独断専行は厳に慎むこと。

2.予算編成にあたっては国、県の政策につき、その動向を適宜把握し、市政における施策の整合性を図っていくこと。

3.東日本大震災の教訓を踏まえて、議会から提案・要請された施策(防災、公共施設の耐震化等)を積極的に推進すること。放射性物質の線量測定、学校給食の線量測定については引き続き実施していくこと。

4.本年8月に、静岡県湖西市と新たな災害協定を締結したが、引き続き新たな締結先を模索すること。

5.本市の自主財源確保のため、(仮称)蕨市債権管理条例を制定し、更なる滞納債権整理(回収)に努めること。

6.地域主権の確立を図るため、市の憲法とも言われる(仮称)蕨市自治基本条例の早期制定を図ること。

7.男女共同参画社会の実現のため、あらゆる分野で男女の機会均等を積極的に進める施策を推進すること。(女性市職員の管理職への積極的登用、審議会・委員会等の女性委員の割合を50%に引き上げること)

8.蕨駅のバリアフリー化促進については、下りエスカレーター設置について調査・研究及び検討すること。また、駅施設のバリアフリー化及び周辺の自転車駐車場の設置・整備につき、JRにも積極的に費用負担等の協力を求めていくこと。

9.財政難の折、歳出削減のため、適時行財政改革を断行すること。また、指定管理者制度を積極的に活用し、保育園等の公設民営化を図ること。

10.健康増進法25条に「受動喫煙の防止」の実効性を高めるため、民間施設にも適時必要な措置を行うこと。

11.高齢者福祉の向上はもとより、次世代(子育て世代)への支援策の充実を図ること。

12.昨年9月定例会にて採択された、「蕨市学校適正規模適正配置審議会」の設置を求める決議の内容を踏まえ、早期に審議会を設置し、小学校の適正規模適正配置に向けた議論を開始すること。

13.発達障害支援法に基づいて特別支援教育(発達障害児)の支援を強化するとともに、需要に見合った通級指導教室・特別支援学級の拡充に努めること。また、(仮称)発達障害支援センターの開設を広域的に検討すること。

14.蕨駅西口駅前再開発事業第2工区及び第3工区の着工については、広く地権者や市民の要望を聞き、構想の具体化を早期に図ること。

15.北町地区の浸水対策として、既に昨年度からわらび公園の地下に雨水調整池設置工事が順調に施工されているが、本年度当初予算どおり完了させること。また、予算執行に関し、当初の計画に比して増額となっていると認識するが、当初予算との整合性に留意するとともに、大幅に増減する際には、遅滞なく議会へ説明をすること。

16.公共サービス基本法の意義を確認し、市の施策展開に反映すること。

17.持続可能な財政基盤の確立に取り組む道筋を明らかにするため、(仮称)蕨市中期財政試算を策定すること。

18.老朽化した公共施設の再整備・再配置を図るため、その事業用地として旧日本車両社宅跡地の取得を進めること。

19.佐野千恵子さんからの1億円に上る大口寄付の使途については、本年度北小学校体育館の全面リニューアルに充当し、「北町地区の子どもたちのために」という本人の意向を十分反映すること。


<写真:蕨市長(写真左端)に要望書を提出。>