今日の午後とある討論番組を見ていました。テーマは派遣切りについてでした。労働者側と経営者がプラス大村秀章厚生労働副大臣による討論が行われておりました。
経営者側の立場で参加していた某有名評論家から、「派遣労働者側にいくばくかでも自己責任の部分があるのではないか」という意見が出されました。労働者側からは当然強い反論が出されていたのですが、その評論家の方は「現在の雇用をめぐる論説が、同情論や救済論に過度に偏り過ぎている」という問題意識があったようです。確かに、自由な発言を旨とする言論空間において、ある特定の論調しか認めない雰囲気というのは是正すべきでしょう。そういった意味では、この評論家の方が、厳しい反発が予想される中、問題提起をしたのは評価に値すると思う。
しかし、ある派遣労働者が、派遣という立場を選びその結果困窮したことにつき、当人に責任があるかないか?という問いに対しては、「責任がある人もいれば、責任がない人もいる」というのが正解ではないだろうか。派遣労働者個々の事情やライフスタイルなど把握できるものでもないし、するべきではないと思う。一連の非正規雇用者をめぐる問題の根幹は、「住まいも所持金もない人がたくさん社会に放り出されたら、社会全体としたらマイナスでしょう!」という1点に尽きると考える。
貧すれば鈍するということわざがあるように、この番組で紹介されていたホームレスの方は、「正直万引きでも何でもしようかとも思った」と心境を語っていた。やはり、社会全体に「貧する」人々が溢れかえると、治安その他の問題で、社会全体のコストアップにつながってしまうのではないか。以上の理由から、労働者側の立場で参加していた、ホームレス支援を行う団体の事務局長が言っていた、「自己責任論では問題は解決しない」という意見に同感。
自己責任を貫ける人たちに政治は必要ないのだと思う。いろんな事情があって自己責任を貫けない人たちのために政治はあるのだと思う。
そんな事を殊勝にも思った日曜の午後でした。(格好つけすぎ??)
経営者側の立場で参加していた某有名評論家から、「派遣労働者側にいくばくかでも自己責任の部分があるのではないか」という意見が出されました。労働者側からは当然強い反論が出されていたのですが、その評論家の方は「現在の雇用をめぐる論説が、同情論や救済論に過度に偏り過ぎている」という問題意識があったようです。確かに、自由な発言を旨とする言論空間において、ある特定の論調しか認めない雰囲気というのは是正すべきでしょう。そういった意味では、この評論家の方が、厳しい反発が予想される中、問題提起をしたのは評価に値すると思う。
しかし、ある派遣労働者が、派遣という立場を選びその結果困窮したことにつき、当人に責任があるかないか?という問いに対しては、「責任がある人もいれば、責任がない人もいる」というのが正解ではないだろうか。派遣労働者個々の事情やライフスタイルなど把握できるものでもないし、するべきではないと思う。一連の非正規雇用者をめぐる問題の根幹は、「住まいも所持金もない人がたくさん社会に放り出されたら、社会全体としたらマイナスでしょう!」という1点に尽きると考える。
貧すれば鈍するということわざがあるように、この番組で紹介されていたホームレスの方は、「正直万引きでも何でもしようかとも思った」と心境を語っていた。やはり、社会全体に「貧する」人々が溢れかえると、治安その他の問題で、社会全体のコストアップにつながってしまうのではないか。以上の理由から、労働者側の立場で参加していた、ホームレス支援を行う団体の事務局長が言っていた、「自己責任論では問題は解決しない」という意見に同感。
自己責任を貫ける人たちに政治は必要ないのだと思う。いろんな事情があって自己責任を貫けない人たちのために政治はあるのだと思う。
そんな事を殊勝にも思った日曜の午後でした。(格好つけすぎ??)