某ファンサイト管理人の音楽随想記

ジャンル縦横無尽の音楽コンシェルジュ。知っておきたい名曲・アーティスト満載。全音楽ファンに捧げるちょい濃い目のBlog!

「心のままに/Innerst i sjelen」 - シセル(シルシェブー)Sissel 

2005年12月22日 | ♪海外 -女性


「心のままに/Innerst i sjelen/Deepest in my soul」
- シセル(シルシェブー)/Sissel (Kyrkjebo) 1994年

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ノルウェーが生んだ、輝く才能を持った、美しい声の女性シンガーです。

もしかしたらこの人を、TBSドラマのテーマソング「Summer Snow(*)」でご存じの方もおられるかもしれません。、日本に紹介された当初は、彼女はシセル・シルシェブーというアーティスト名でしたが、英語圏でのCDリリース/活動を契機に"シセル/Sissel"とアーティスト名を簡潔にしたようです。

このアルバムはわたしの音楽生活にとって運命的な出会いとも言えるものなんです・・・
90年代に入った頃、それまで聞いてきた歌謡曲(J-POP)もアメリカンチャート物も、他のPOPSもなんとなくつまらなく感じ始めていました。何を聞いても昔の音楽の焼き直しみたいに聞こえて先が読めるようなものばかりか、又は自分のテイストじゃないものが出てきていました・・・

そんな時、CDショップの試聴コーナーでジャケットを見て何気なく聞いたのが、このアルバムの一曲目「心のままに」でした。今で言う「ケルト風」のトラッド要素溢れるPop Songに、何かに撃たれたな衝撃を感じました。そこで自分が探し求めていた"何か"を直感したのです。そして、これが今に至るケルト中心としたヨーロッパ・トラッド系音楽に深くのめり込むきっかけになったのです・・・

そんな話をしておきながら、実はこの方は「ケルト」とはあまり関係ありません・・・(^^;。基本的には違うタイプの音楽です。この曲がたまたまそういうタイプであっただけで、普通のPOPSから今流行のクラシック・クロスオーバー的なアルバムなど本当に多彩な才能を感じさせる活動をしており、アルバムを発表しています。最近はあの名門DECCAからリリースしていたと思います。その美しいソプラノ・ヴォイスは世界的に見ても"希有"の一言。願わくば早く"代表曲"巡り会って欲しい・・・

この方はプライベート優先。このアルバムの直後くらいにご結婚され、お子さんにも恵まれ、子育てをしていらっしゃいます。そのため、活発な活動はできないため、知名度はいまひとつなのかも知れません。でも今後必ず世界的なシンガーとしてどんどん大人のシンガーとして世界的な名声を得ていく事でしょう。音楽fanが黙っていませんしネ^^)

(*)この曲はアイルランド民謡The Water is Wide又はThere is a ship」として知られる曲で、今まで数え切れないほどのカバーがあります。

※このジャケットはいわば日本向けの"サービス・ショット"であり、彼女は基本的には"民族/国”をウリにしていることはありません。もっとワールドワイドでコンテンポラリーです。

※ちなみにこのアルバムは、ノルウェーはリレハンメル冬季オリンピックのテーマソングがフューチャーされています。

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