日々是好日

撮った写真や思っていることなどを気の向くままに書いています。

セージ3種類

2020-11-25 07:00:00 | 植物

冬に向かい、花が少なくなっているのにセージが元気に咲いている。

セージは、シソ科アキギリ属の多年草で、和名はヤクヨウサルビア。

サルビアの仲間のアキギリ属の種類は多く、世界に1000種以上の分布が確認されている。

 

花の形ははシソ科の植物に多く見られる形で、筒状に合着した花弁の先が上下2つに分かれている花の形で、唇形花と呼ばれている。

 

 

[アメジストセージ]

別名:サルビア・レウカンサ

萼の部分には毛が密生していて、まるでビロードのようになっている。

 

 

[メドーセージ]

別名:サルビア・ガラニチカ

花色が豊富で、基本は濃い青色、他にも淡いブルーなどもある。

 

[チェリーセージ]

別名:サルビア・ミクロフィラ、サルビア・グレッギー

花びらの色が赤、ピンクや白のものや赤と白が混じっている品種がある。

 

 

 

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フランスの旅⑤ マルセイユ

2020-11-24 07:00:00 | 海外旅行

フランス7日目。

この旅の最後の訪問都市はマルセイユ。

マルセイユは、パリとリヨンに次ぐ、フランス第三の都市で、フランス最大の港町。

 

アビニョンのホテルからタクシーでアビニョン・サントル駅へ。

そこからはTGVでマルセイユ・サン・シャルル駅までは近く、約30分で着いた。

いつもと同じようにタクシーでホテルに行き、早速荷物を預けた。

マルセイユのホテルは「ラ・レジデンス・ビューポール(La Résidence Du Vieux Port)」、マルセイユ中心部で、旧港の堤防沿いにあった。

 

マルセイユと言えば、港が思い浮かぶ。

チェックインの後、早速ホテル前の港に行ってみた。

この港はヨーロッパ最古の貿易港で、たくさんのヨットが並んでいた。

その脇では魚の水揚げもされていたので、生活感も感じられ、ちょっとアンバランスな風景に見えた。

 

 

 

 

 

港からプチ・トランに乗り、最初の見学地はホテルの対岸に見えていた、「ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂」へ。

 

 

標高150m丘の上にそびえる、「ノートルダム・ド・ラ・ギャルド・バジリカ聖堂」は、マルセイユのシンボルになっている。

聖堂の南側には、巨大な四角柱の形をした鐘楼があり、その上に巨大な黄金の聖母子像あった。

この像は船乗りたちの航海の安全を見守っているマリア様だとか。

 

 

 



 

内部は紅白の縞模様、天井は金色のモザイクになっていた。

港町らしく、魚のオブジェなどもがたくさん飾られていた。

 

バジリカ聖堂から再びプチ・トランで丘を下り、次にむかったのが、旧港北側にあるパニエ地区。

ここでは昔ながらのマルセイユの下町の雰囲気を味わうことができた。

歩いていると、前方にフランス最大規模の大聖堂で、ビザンチン様式の「サント・マリー・マジョール大聖堂(通称マルセイユ大聖堂)」が姿を現した。

堂々として素晴らしものだった。

 

 

 

そして、歩いている内に「ラ・マルセイエーズ」の音楽が聞こえたので行ってみたら、大勢の人が集まっていた。

何かの式典をやっていたようで、兵士たちが隊列を作っていて、楽隊がずいぶん長い間いろいろな曲を演奏していた。

結局、何の式典かも分からなかったが、一緒になって見物した。

 

 

 

また、この地区には大型のショッピングモールもあり、歩くだけでも楽しかった。

この日はここで、キッシュなどをテイクアウトし、夕食にした。

 

ホテルの前の港で面白いことがあった。

子どもたちが集まって騒ぎながら上を見ていた。

天井が鏡張りになっていて、そこに写った自分たちの姿を見て、騒いでいたのだった。

 

みんなで一ヶ所に集まっているところ。

 

天井の鏡に映ったところ。

 

たったこれだけのことなのだが、子どもたちは面白がって観光客も引き入れて遊んでいた。

 

マルセイユは一晩だけだったので、これでフランス旅行は終わった。

翌日はパリ経由で帰国した。

 

 

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フランスの旅④ プロヴァンス地方

2020-11-23 07:00:00 | 海外旅行

フランス5日目。

パリ、リヨン駅からTGVでアビニョンへ。

乗り場が分からず、探し回ってしまった。

それでも人に聞きながらどうにか乗り込み、約2時間半の列車の旅だった。

 

アビニョン・サントル駅は市街から少し離れたところにあった。

ガイドブックに寄ると、駅にシャトルバスがあると書いてあったので、停車していた市街の入り口まで行くバスに乗ったが、あまりにも時間がかかるので、聞いたらこれは路線バスで、シャトルバスはもう廃止されたようなことを言われた。

ガイドブックに頼りすぎも良くないと分かった。

 

「アビニョン」はフランス南東部プロヴァンス地方の北側にあり、城壁に囲まれた中世の街並が残っている街。

城壁の中の「アヴィニョンの歴史地区」は世界遺産に登録されている。

 

バスを城壁の入り口近くで降り、城壁内の歴史地区に入った。

メインストリートを真っ直ぐに進んだところにあったのが市庁舎で、ホテルはそのすぐそばの「ホテル ドゥ オロロージュ(Hôtel de l'Horloge」だった。

荷物だけ預け、すぐに街に出た。

少し歩いたところに「アビニョン教皇庁(法王庁)」があった。

 

[アビニョン教皇庁]

 

14~15世紀ごろ、カトリックの派閥争いが激しくなったため、1309年、ローマ法王は法王庁をローマからアヴィニョンへと移した。

ここの名前は「Palais des Papes」となっているので、これは宮殿だったようだ。

中には入らなかったが、宮殿にしては何となくごつくて、要塞のような気もするが・・・

 

教皇庁の前の広場からプチ・トラムが出ていたので、街の様子を見ようとして乗ってみた。

 

 

一通り街をまわってから「サン・ベネゼ橋」に行ってみた。

この橋に行くまでの狭い道にはかわいい子供服を売っているお店がたくさんあった。

「サン・ベネゼ橋」はローヌ川をまたぐ石造りの橋で、有名な歌「アビニョン橋の上で」の舞台になった橋。

建設当時は22連のアーチがあったのだが、洪水で大部分が流されてしまい、現在では4つのアーチだけしか残っていなく、川の中央で途切れているため、橋としての役割はなく、観光用だけのものだった。

橋の途中には教会もあった。

 

[サン・ベネゼ橋]

橋の上を歩くために、入場料が必要だった。

 

フランス6日目。

日本人女性が主催している「プロバンスサイト」という会社の貸し切りの個人ツアーを頼み、リュベロン地方を回ることにした。

リュベロン地方はプロバンスの北方あり、その中には小さな村々が点在している。

フランスには「フランスの最も美しい村」という協会があり、「フランスの最も美しい村」を決めている。

そこで認定された村がたくさんあるのがリュベロン地方で、特に有名なのが「ゴルド」と「ルシヨン」で、この二つの村を回るツアーだった。

 

日本人女性の運転手と落ち合い、最初に行ったのが朝市巡り。

朝市の開催日に寄って場所が違うらしいが、この日は「サンレミ・ド・プロヴァンス」という朝市だった。

地元の人で賑わっていた。

朝市の後、最初の村「ゴルド」に向かった。

「ゴルド」は古城の麓、切り立った崖に沿って石造りの中世の家々が並んでいる村で、周囲には一面オリーブ畑やブドウ畑が広がっていた。

 

[パーキングから見たゴルド村]

ここが一番のビュースポット。

村全体が宙に浮いているかのような様子だった。

 

 

[ゴルド村]

村の中に入ってみると、石畳の細い道があちこちに張り巡らされていた。

 

この村は「プロヴァンスの贈りもの」という映画の舞台にもなっている。

 

ゴルド村を散策後、次に向かったのが赤い村「ルシヨン」

この村は、村全体が赤みを帯びていることから「赤い村」とも呼ばれている。

赤い色はオークルという、この地域特産の赤土の色のためで、赤土を壁に使うことによって、村全体の統一が図られている。

 

 

 

 

村の奥の方に行くと採石場があった。

土(砂)はサラサラと細かい粒子状で、サンダルで歩いたため足は赤く染まっていた。

 

フランスに来て6日目、やっと青空を拝めた。

青空に赤い村が映えて、何とも言えない美しさだった。

 

ルシヨン村は歩いて回っても30分とかからないほど小さな村だったが、観光客でいっぱいだった。

ルシヨンから次に回ったのが「フォンテーヌ・ド・ボークリューズ」。

この小さな村の見どころは、村の名前にもなっている「ボークリューズの泉」。

水深300m以上あり、ヨーロッパでも豊富な水量を噴き出す泉として有名になっている。

 

 

 

 

川沿いの散歩道を20分くらい歩く間には水車があったり、とにかく水がきれいだった。

 

今回は個人ツアーをお願いしたが、大手のツアーも大体が同じコースを回るようだった。

 

この後、アビニョンに戻り、再び同じホテルに泊まった。

翌日はマルセイユに向かう予定。

 

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フランスの旅③ ノルマンディー地方

2020-11-22 07:00:00 | 海外旅行

ホテル「ガブリエル」にチェックイン後、ライトアップした夜のモンサンミッシェルを見に行こうとした。

ホテルの近くからモンサンミッシェルまでシャトルバスが出ていたので、楽に行けた。

ところが、目の前にモンサンミッシェルが見えたと思ったら傘も差せないほどの大雨と強風になり、結局諦めてすぐに戻ってきた。

旅行に来てこれほどの悪天候は初めてだった。

 

翌朝になっても雨は止まなかったが、早くから出発し、再びシャトルバスでモンサンミッシェルの前まで行った。

昨晩の天気よりはずっと良かった。

傘を差さずに持って歩く程度の雨だった。

 

 

遠浅の干潟の脇をずっと歩いた。

 

 

ずっと霧がかかったようなところを歩いていたので、目の前ドーンと現われたモンサンミッシェルを見たときは感動した。

「すごい」の一言しか出なかった。

 

モンサンミッシェルは「聖ミカエルの山」という意味で、ここにある修道院のことではなく、この島全体のこと指す。

オベール司教が大天使ミカエルから夢の中でお告げを受け、この岩山に礼拝堂を建てたのが起源で、その後は増改築が繰り返され、現在の形になった。

長い歴史の間には、自然の要塞として戦争に利用されたり、監獄として使用されたこともあったらしい。

 

島の入り口を入った参道?は小さな街のようになっていて、一番手前に名物のオムレツ屋さんがあった。

そのほかにもショップや土産物屋さんなどが並んでいた。

 

修道院までは登り坂、結構きつかった。

 

 

ずっと階段になっていて、登り切ったところに入り口があった。

 

 

下から見上げると立派。

尖塔の一番上には「大天使ミカエル」が金色に輝いているハズ・・・だったがかすんでいた。

 

 

 

 

荘厳な内部を見てから回廊へ出た。

良く見ると、柱は一列に並ばず、少しずつずらしてあった。

何か意味があるのかも。

 

一通り見て外に出た。

ここに来るまでに歩いてきた道が見えた。

 

 

モンサンミッシェルの見学は足が丈夫でないと無理、坂道と階段がきつかった。

それと、晴れている時にもう一度見てみたいと思った。

 

再びシャトルバスで集合場所まで戻り、ツアーバスに乗り換え、次の目的地を目指した。

次はノルマンディー地方、フランス北西部地方で、イギリス海峡に面した場所。

そこの「オンフルール」という街に寄ることになっていた。

 

モンサンミッシェルからはバスで2時間くらい北東方面に走って「オンフルール」に着いた。

 

「オンフルール」は、長い歴史を持った港町で、イングランドと貿易するには重要な地点だった。

今では港の風景や街並みが絵になるとして、多くの印象派の画家たちが集まる街になっている。

 

 

[港の風景]

 

日本の港町とは全然違った風景だった。

 

 

[街の風景]

 

どこに行っても花がいっぱいで、絵になる街だった。

 

 

[サンカトリーヌ教会]

 

百年戦争後、破壊されてしまった石造りの教会を、船大工たちが身近にある木材で建てた。

フランス最古で最大の木造教会。

天井は船底をひっくり返した造りになっていた。

 

オンフルールを観光して、このツアーは終わり、パリに戻り、荷物を預けておいたホテル「ルーブル・サンタンヌ」で、もう一泊した。

翌日は電車でアビニョンに行く予定。

 

 

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フランスの旅② ロワール地方

2020-11-21 07:00:00 | 海外旅行

フランス3日目は早朝から「モンサンミッシェル・ロワールの古城・ノルマンディーの田舎町」のツアーだった。

このツアーは1泊2日で、ロワールのお城をいくつか見て、モンサンミッシェルまで行き、近くのホテルに1泊するというツアーだった。。

 

ツアー会社はホテルのすぐ近くだったので、徒歩で向かった。

スーツケースはホテルに預けておいた。

 

このツアー、総勢10名なのに大型バスを使った、贅沢なものだった。

最初に訪れたのが「シャルトル大聖堂」

この大聖堂はパリから南西方向に約100km離れた、シャルトルにあり、フランスで最も美しいゴシック建築と言われ、世界遺産に登録されている。

ここには世界最高峰のステンドグラスがあり、特に「シャルトル・ブルー」と呼ばれる鮮やかなブルーのステンドグラスで有名な大聖堂になっている。

 

 

 

シャルトルの街は花がいっぱいで、きれいな街だったが、天気が良くなくて、今にも雨が降りそうだった。

すぐ近くまで来ているのに、大聖堂はかすんで見えていた。

 

 

大聖堂のすぐ前に来ても何となく霧がかかったようで、はっきりしていない。

 

 

 

立派なゴシック建築の大聖堂で、内部のステンドグラスも見事だった。

 

上段右---「美しき絵ガラスの聖母」

下段右---聖母マリアの生涯を描いたファサードのバラ窓と、その下には5連のランセット窓

 

天気が悪いため、ステンドグラスに差し込む光の具合がイマイチ、写真がもう少しクリアならもっと素晴らしさが分かったのに、残念・・・

朝早かったこともあり、他には人もいなく、ゆっくりと見学できた。

 

次にシャルトルからもっと南のロワール地方へ向かい、ロワールのお城巡りとなった。

パリに都が移されるまで、ロワールはフランスの中心だった。

そのため、貴族たちがこぞってお城を建築したらしく、今ではロワール渓谷には、130~140ものお城があるらしい。


最初のお城「アンボワーズ城」へ。

「アンボワーズ城」の下にはロワール川が流れ、ロワール川、アンボワーズ城共に世界遺産に登録されている。

また、このお城はレオナルド・ダ・ビンチが晩年を過ごした場所としても有名になっている。

 

[アンボワーズ城]

 

とても大きくて、堂々としたお城だった。

内部見学はしないで、庭とお城の周辺を歩き、近くには観光客相手のレストランがいくつかあり、そこで自由昼食だった。

フランスはどこに行っても物価が高く、このレストランも例外ではなかった。

 

 

[お城の衛兵]

 

 

[アンボワーズの街とロワール川]

 

次に行ったお城はもう少し南に下った場所にある「シュノンソー城」。

このお城はロワール川の支流、シェール川をまたいで建つ姿が美しく、フランスで一番人気のあるお城。

広大な庭園の中にルネッサンス様式の建物となっていて、約400年、6代にわたり城主がすべて女性で、その6人がそれぞれ自分の好みに合わせてお城を改築したらしい。

そのため「6人の奥方たちの城」とも呼ばれている。

また、国王アンリ2世をめぐる2人の女性の愛憎劇でも有名なお城。

アンリ2世の正妻はイタリアメディチ家から嫁いできたカトリーヌ・ド・メディシス、しかし、彼は愛人で美しいディアーヌ・ド・ポワチエに夢中だった。

このお城はアンリ2世が愛人のディアーヌに贈ったもの。

結局アンリ2世の死で愛憎劇は終わり、このお城も返還させられてしまった。

と言う、どこにでもあるような話。

ちなみに、ディアーヌは「年をとらない美女」と呼ばれているほどきれいで、国王より20歳も年上だったらしい。

 

[お城までのアプローチ]

 

[シェール川をまたいで建つシュノンソー城]

 

このお城は内部の見学もした。

見どころはギャラリーと呼ばれる「回廊」、フランソワ1世の居室、ルイ14世のサロンなどがあった。

すべてが煌びやかで素晴らしいものだったが、この2日間、宮殿やお城、教会などにある絵や調度品などをたくさん見てきたため、頭が飽和状態になってしまっていて、実際の話、どれがどれだったのかも分からなくなってきていた。

 

このお城の庭園も見どころで、愛人ディアーヌの庭園と正妻のカトリーヌの庭園の二つがあり、ディアーヌの庭園は広くて12000㎡、カトリーヌの庭園はその半分だった。

 

 

[ディアーヌの庭園]

お城の各部屋や廊下には花が飾ってあった。

その花はすべてこの庭園の花を使っているらしい。

 

[それぞれの部屋にあった花のアレンジメント]

こういうところがフランスらしく、おしゃれだと思う。

 

シュノンソー城を出てから次の目的地、モンサンミッシェルに向かった。

長時間のバス移動の後、この日はモンサンミッシェル近くのホテルに泊まった。

このツアーはホテルも2ヶ所から選べるようになっていた。

選んだのは「ガブリエル」というホテルだった。

 

 

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