映画とライフデザイン

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映画「アンカット・ダイヤモンド」 アダム・サンドラー&イディナ・メンゼル

2020-05-27 10:06:05 | 映画(洋画:2019年以降主演男性)
映画「アンカット・ダイヤモンド」は2019年のNetflix映画


映画「アンカット・ダイヤモンド」はギャンブル好きで何もかも破綻しているニューヨークの宝石商がエチオピア産の複数のオパールが埋め込まれた原石 をめぐって一世一代の勝負に出る話である。結局のところ、原石に入っているのはオパールなんだけど。自分はそもそも宝石というものに関心がない。アンカットの宝石といわれてもよくわからない。不快な主人公を中心にいやらしい話が展開する。

日本ではアメリカでものすごい興行収入を残したコメディがあっさりDVDスルーになったりする。笑いのオチが違うのであろうか?アダムサンドラーは コメディ映画のスターで、けったいな顔とパフォーマンスはいい感じだけど日本での知名度は低いかもしれない。


そんな彼が詐欺師まがいのギャンブル好きな宝石商を演じる。ともかくハイテンション、いわゆる躁鬱病の「躁の世界」にいる男である。最初から最後までフルスピードの演技で駆け抜ける。正直この男に親近感はまったく起きないし、気持ちも全く同化しない。むしろ付き合いたくないやつだ。

1.博打好きの主人公
博打好きである。日々乱れた生活をおくっている。ギャンブルからみで 借金まみれになり、取り立て屋に追われる。 当面の危機を切り抜けようと調子のいいことを言っても人相の悪い取り立て屋に噴水に投げ込まれたり、丸裸で車のトランクに閉じ込められる。そんなみじめな姿をさらけ出しても復活する。懲りない男だ。


宝石店で働く女の子に手を出し、マンションで囲っている。妻とは実質別居状態。 自分が持っているアンカットの宝石をNBAバスケットボールプレイヤーを見せると縁起物だと思ってほしがる。これがあると、試合で素晴らしいプレイができると。とりあえず、欲しがった宝石を いったん 預ける。そのカタにもらった指輪をすぐさま質屋に差し出してお金を引き出す。そのお金をバスケットボールの賭けに突っ込む。めちゃくちゃだ。

2.ユダヤ教とイディナ・メンゼル
映画の中盤以降に親族の寄り合いのシーンが出てくる。参加者が帽子のようなものをかぶっている。見ているときはてっきりイスラム教徒かと思ったが、ユダヤ人である。こんなバカな男がまさかと思ったけど、そうなんだ。たしかに宝飾とか扱っているユダヤ人は多いかもしれない。

別居状態でも親族の寄り合いには妻が参加する。こういう男にこういう女という感じで、金目のものは身につけているけど品のない女だ。あんまり好きじゃないなと思っていた。ところが、見終わってクレジットを見たらなんとアナ雪のエルサ役のイディナ・メンゼルではないか!!


あの歌声がまったく想像つかない。松たか子の上品な感じのかけらもないその姿に驚く。ここだけは一緒にいるという場面がユダヤ教徒の親族の集まりで、彼女はどうやらユダヤ系らしい。





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