映画とライフデザイン

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映画「フライト」デンゼルワシントン

2013-08-15 05:57:50 | 映画(洋画 2013年以降主演男性)
映画「フライト」は今春公開のデンゼルワシントン主演のシリアス物

気にはなっていたが、劇場はスルーしてしまった。
事故を回避できたが、検査をしたら飲酒反応が出たという情報だけは知っていた。デンゼルワシントンがオスカー主演男優賞候補と聞いていたが、この映画は飛行そのものというよりもアルコール中毒に焦点が合わさっている映画だった。

フロリダ州オークランド発アトランタ行きの旅客機に乗り込んだウィップ・ウィトカー機長(デンゼル・ワシントン)。
一流の操縦テクニックを誇る彼は、この日も激しい乱気流を鮮やかに切り抜け、機体が安定すると副操縦士に任せて眠ってしまう。だが突然の急降下が、ウィトカーの眠りを破る。

機体は制御不能、車輪を出し、燃料を捨て、あらゆる手段で速度を落とそうとするが、降下は止まらない。

緊迫するコックピットでウィトカーは、機体を逆さまにする背面飛行を決行。高度は水平に保たれ、前方に草原が現れた。ウィトカーは機体を元に戻し、決死の不時着陸に挑む……。
アトランタの病院で目覚めたウィトカーは、パイロット組合幹事のチャーリー(ブルース・グリーンウッド)から、102人中生存者は96人だと告げられる。高度3万フィートからのそれはまさに奇跡の着陸だった。しかし密かに付き合っていた客室乗務員のトリ―ナ(ナディーン・ヴェラスケス)が亡くなったと聞き、ウィトカーはショックを受ける。
見舞いに来た友人のハーリン(ジョン・グッドマン)が、興奮して世の中の騒ぎをまくし立てる。マスコミがウィトカーの偉業を称え、彼は一夜にしてヒーローとなったのだ。

翌朝、チャーリーに呼び出されたウィトカーは、弁護士のラング(ドン・チードル)を紹介される。フライト・レコーダーから、事故の真相は機体の故障だと解明されるはずなのに、なぜ弁護士が必要なのかと声を荒げるウィトカー。実は調査委員会で、ある重大な疑惑が浮上していた。

事故後、乗務員全員に行われた検査の結果、ウィトカーの血液中からアルコールが検出されたのだ。それが事故の原因と特定されれば、ウィトカーは過失致死で終身刑となる。一方、10人のパイロットに挑戦させた事故のシミュレーションでは、全員が地面に激突、全乗客が死亡、ウィトカーの神の腕が証明される。だがマスコミが疑惑を嗅ぎつけ始める中、ある客室乗務員はウィトカーを命の恩人だと感謝しながらも、彼に有利な証言を断り、副操縦士はTVのインタビューで思わせぶりな発言をするのだったが。。。

いきなり抜群のスタイルの女性がヌードになり、デンゼルワシントンの横に出てくる。
すごい美乳でドキドキさせられるが、これは最初だけ
あれ?デンゼルは白人とキスシーンやらないんじゃないの?と思ったらイスパニア系の方だった。
そういえばエヴァ・メンデスとキスシーンあったっけな。。。

飛行がはじまりいきなり乱気流に入る。悪天候だ。
ここで最初の実力を示す。
抜群の操縦で乱気流を脱出したはずだったが、突如機体に異変が。。
操縦管も制御が難しくなる。一気に高度が下がっていく。
そこで突如背面で飛行するという所が凄い。以前こんな話実際にあったのであろうか?初めてみた。

今日本ではパイロットへの飛行前アルコールチェックは相当厳しいと聞く。
アメリカでも同様だと思うけど?どうなんだろう?
この映画は「航空ショー」ではなく「アル中物語」なのだ。イメージが違っていた。
展開的にはだらけモードである。カッコいい機長ではない。一人のダメ男として映し出すのだ。

明日は運輸安全委員会の公聴会という日。ヒュー・ラング弁護士とチャーリーからホテルの部屋で缶詰にされる。これなら安心ということなのに、ウィップは眠れない。深夜隣室とのドアの辺りで不審な物音が聞こえる。ドアのカギがかかっていない。隣室に向かい冷蔵庫を開けると、大量の酒が並んでいる。ウィップはウォッカのミニボトルを握ってしまい。映像はいったん閉じる。
翌朝ドアをノックした仲間は卒倒する。飲みすぎでぶっ倒れているのだ。
アルコール依存症の人間の弱さを見せつける。この辺りも脚本が振り回す。
そんな時も脚本家はいい将棋の駒をすでに盤上に放っていた。最終局面に向かう。
意外に展開が読めそうで読めないところがいい。

ここでも名曲が流れる。
ローリングストーンズの「Sympathy for the Devil 」だ。



サンバ調のリズムで始まる。ラテン調リズムのアレンジが彼らの長い歴史の中でも抜群にいい。
慢性のアル中、ドラック狂いをデヴィルに結びつけるところがうまい。

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