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Netflix映画「ファミリーアフェア」 ニコール・キッドマン&ザック・エフロン

2024-07-10 08:01:45 | 映画(洋画 2022年以降主演女性)
Netflix映画「ファミリーアフェア」はアメリカ映画


Netflix映画「ファミリーアフェア」ザックエフロンとニコールキッドマンのビッグネームが揃うラブコメディだ。超豪華出演者で思わず観てしまう。若手のジョーイキングがザックエフロン演じるハリウッドスターのマネジャー役でニコールキッドマンの娘を演じる。ニコールキッドマンの義母役にはキャシー・ベイツで、オスカー主演女優賞の揃い踏みとはNetflixの資金力を感じさせる。「ファミリーアフェア」というとスライ&ファミリーストーンの同名全米No.1ヒット曲を連想するがまったく流れない。

ザラ(ジョーイキング)は人気ハリウッド俳優クリス(ザックエフロン)のアシスタント。クリスは女を取っ替え引っ替えでザラは後始末をさせられている。その割には自分が軽い扱いを受けていることでクリスとケンカ別れをしてしまう。その後、反省したクリスがザラの家に謝りに行くと、美人の母親ブルック(ニコールキッドマン)がいて話し込む。母親は夫と死別していた。意気投合した2人はそのままベッドにいく。その頃、帰宅したザラが母親の寝室で行為に進む2人を見て卒倒する。


暇つぶし向けの人気スターによるラブコメディ
ストーリーは単純で、大きなサプライズもない。設定は強引だが、最終的にはこんな感じなんだろうなあという方向に進む。アメリカのラブコメディだけに美術やヴィジュアル系はまさに完璧スターのパフォーマンスを軽い気持ちで楽しむ作品だ。

ザックエフロンとニコールキッドマン共演では「ペーパーボーイ 真夏の引力」という映画があったことを思い出す。ニコールキッドマンは刑務所内の囚人を好きになるエロい女だった。そんなアバズレ系の女を演じるのは上手い。今回はそういう匂いは消して、魅力的な女性になりきる。

50代半ばになっても美貌は衰えないので、男女の性的交わりのシーンがあっても不自然ではない。11年前の「ペーパーボーイ」の頃とそんなに風貌は変わっていない。ところで、自分も歳をとって、整形している顔に共通性があるのがわかってきた。先日銀座の高級クラブに行った時、ニコールキッドマンと同世代の美人ママの顔の目尻に整形の匂いを感じた。日米人種が違っても整形すると同じように見えるんだなとこの映画を見て感じる。

ちょうど映画「アイアンクロー」でプロレスラーを演じたばかりのザックエフロンは筋肉もりもりのムキムキ男に変身している。男性ホルモンでも注入されたがごとく、顔つきも濃くなり剛健な感じだ。まだ若かった11年前の雰囲気とはずいぶんと違う。ここでは女にだらしないハリウッドスターになりきる。



いかにもアメリカンラブコメディの登場人物がお似合いのジョーイキングは、キャンキャンとうるさい女の子。長身のニコールキッドマンからこんな華奢な女の子が産まれるのかというツッコミもあるが良いだろう。クリスの撮影にも同行して、スクリプターのようにカメラの前に陣取る。外国の監督からのクリスへの演技指導を同時通訳のように翻訳するのに、まったく違う訳を伝えるのには笑える。母親と自分の上司の恋をなんとか阻止しようとドタバタする役柄だ。


ジョーイキング演じるザラの祖母がキャシーベイツだ。アカデミー賞主演女優賞受賞のスティーブンキング原作「ミザリー」で恐怖のストーカーを演じた時のような怖さはない。直近ではクリントイーストウッド監督「リチャードジュエル」で誤った疑惑を受けた主人公の母親役での毅然とした演技が脳裏に残る。うまいと思った。もともと老け顔なのかそんなに歳をとった感じがしない。ニコールキッドマンとの触れ合いはいい感じだ。

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