映画とライフデザイン

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映画「幸せのイタリアーノ」 ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ&ミリアム・レオーネ

2024-08-14 18:29:40 | 映画(欧州映画含むアフリカ除くフランス )
映画「幸せのイタリアーノ」を映画館で観てきました。


映画「幸せのイタリアーノ」はイタリア版ラブコメディ映画。独身でリッチな49歳のプレイボーイが足に障がいをもつ美女に惚れてしまう話である。予告編でだいたいのストーリーの予測がたってしまう映画だけど、イタリア特有のゴージャスな雰囲気が味わえればと映画館に向かう。

スポーツシューズ会社の社長ジャンニ(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)は女性には目のない49歳独身貴族。亡くなった母親のアパートに荷物整理に来て母の車いすに座っていると、隣に越してきた美女が挨拶にやってきた。ジャンニと親しくなった彼女は、実家で下半身不随となった姉キアラ(ミリアム・レオーネ)に引き合わせる。ジャンニはあえて歩けることは言わずに車いす生活を続けていく。徐々に関係が深まっていくが、真実を言い出せずにいた。


イタリア映画らしい明るく笑えるラブコメディだ。
こんな感じになるだろうなと想像でき、ストーリーに目新しさはない。美男美女が登場してイタリアの歴史を感じさせる背景を見るだけで単純に楽しめる。


予告編でお相手役の女性の美貌に目を奪われる。ミリアムレオーネは元ミスイタリアというだけあってものすごい美女だ。妹役のピラル・フォリアーティも負けずに美しい。ここまでは普通美女が揃わない。主人公のピエルフランチェスコ・ファヴィーノはイタリア映画ではおなじみだ。今回はいかにもイタリア風軟派系だけど、マフィア映画の強面の演技も得意だ。

イタリアらしいシャープな設計の建物やインテリアデザインが楽しめて目の保養になる。ゴージャスでゆったりした間取りの主人公の自宅はミケランジェロアントニオーニの「夜」の豪邸を思い出す。ヴィジュアル面では最高だ。ジャンニは赤いフェラーリを乗り回し、次から次へと美女をものにするプレイボーイだ。スポーツシューズメーカーのワンマン社長で、会社では周囲の発言が自分の流儀に合わないとクビにしてしまう独裁者だ。二卵性双生児の全く似ていない兄弟がいる。会社の外に出ると遊び放題で軟派系のキャラクターがお似合いだ。


脇役もうまく適切に配置する。ジャンニの女性秘書は昼間社長の面倒をみてテキパキと捌く一方で、夜になると、カラオケクイーンに変貌する。マドンナの「ライクアヴァージン」で脱ぎながら歌うのが笑いを誘う。キアラの実家にいる祖母が個性的で、毒のある言葉をジャンニに投げつける。妹に引き寄せられたジャンニが姉を紹介されたのを見てハメられたね。とジャンニにいう。

こういう2人が笑いを呼ぶだけでなく、ジョークが炸裂で十分に楽しめる。
お気楽でいい。

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