「Love Letter」(ラヴレター)は、1995年公開された岩井俊二監督の日本映画である。 中山美穂、豊川悦司主演。死んだ元恋人の住所に宛てた恋文からはじまる、雪の小樽と神戸を舞台にした素敵なラブストーリーである。傑作という噂にもかかわらず、DVDレンタル化されていなかった。今回中山美穂久々の主演「サヨナライツカ」と一緒にレンタル化された。
ストーリー、俳優、演出、音楽、撮影ともすばらしい傑作である。
中山美穂は2年前に亡くなった元恋人の3回忌に出席していた。帰りに元恋人の家に寄ったときに、中学の卒業アルバムを母親の加賀まり子から見せてもらった。アルバムに記されていた恋人「藤井樹」の小樽時代の住所へと封書を出した。母からは道路立ち退きでその住所に家はないと聞いていた。しかし、小樽では一人二役となる「藤井樹」こと中山美穂が封書を受取った。彼女は縁のない神戸から、見ず知らぬ名前の手紙が来て驚いたが、逆に不審に思い返事を書いた。もっと驚いたのは神戸の美穂だ。昔からの知り合いの陶芸家である豊川悦司にその話をした。
つまり中山美穂が卒業アルバムの住所を写したのは、同姓同名の「藤井樹」の住所で二人は中学の同級生であったのである。。。。そして奇妙な文通が始まるのである。
小樽が実に美しい。父の故郷である小樽を冬に訪れた事はない。父も小学校1年に東京に引っ越してきたこともあり、長くは住んでいない。数度の訪問はいずれも夏であった。青春時代を映し出す小樽の街も趣きがある。小学校1年に最初に行ったとき、戦前に父が祖父たちと住んでいた家を見た。そのあと14年ほどたって再度訪れた。その家も街の様子もまったく変わっていないので驚いた。最近は変わったとの話も聞くが、戦前に満州、樺太貿易で全盛時代を迎えた小樽の歴史は長い間止まったままだったのであろう。
音楽が非常にしっとりしている。雪景色にあっている。実に美しい画像だ。
青春時代の映像もいい。純愛映画というべきであろう。
そこに映し出される感情が純粋だけにハートに染みいる。久しぶりの感動だ。
雪景色に同化する中山美穂が素敵だ。今から16年前というときは、彼女にとってピークであったと思う。常にヒットチャート上位に入って、トレンディードラマも連続で出ているころだった。このころの中山美穂の歌はほぼ歌える。「サヨナライツカ」の彼女もきれいかもしれない。でも相応の年に純愛を演じる彼女の可憐さにはかなわない。
ストーリー、俳優、演出、音楽、撮影ともすばらしい傑作である。
中山美穂は2年前に亡くなった元恋人の3回忌に出席していた。帰りに元恋人の家に寄ったときに、中学の卒業アルバムを母親の加賀まり子から見せてもらった。アルバムに記されていた恋人「藤井樹」の小樽時代の住所へと封書を出した。母からは道路立ち退きでその住所に家はないと聞いていた。しかし、小樽では一人二役となる「藤井樹」こと中山美穂が封書を受取った。彼女は縁のない神戸から、見ず知らぬ名前の手紙が来て驚いたが、逆に不審に思い返事を書いた。もっと驚いたのは神戸の美穂だ。昔からの知り合いの陶芸家である豊川悦司にその話をした。
つまり中山美穂が卒業アルバムの住所を写したのは、同姓同名の「藤井樹」の住所で二人は中学の同級生であったのである。。。。そして奇妙な文通が始まるのである。
小樽が実に美しい。父の故郷である小樽を冬に訪れた事はない。父も小学校1年に東京に引っ越してきたこともあり、長くは住んでいない。数度の訪問はいずれも夏であった。青春時代を映し出す小樽の街も趣きがある。小学校1年に最初に行ったとき、戦前に父が祖父たちと住んでいた家を見た。そのあと14年ほどたって再度訪れた。その家も街の様子もまったく変わっていないので驚いた。最近は変わったとの話も聞くが、戦前に満州、樺太貿易で全盛時代を迎えた小樽の歴史は長い間止まったままだったのであろう。
音楽が非常にしっとりしている。雪景色にあっている。実に美しい画像だ。
青春時代の映像もいい。純愛映画というべきであろう。
そこに映し出される感情が純粋だけにハートに染みいる。久しぶりの感動だ。
雪景色に同化する中山美穂が素敵だ。今から16年前というときは、彼女にとってピークであったと思う。常にヒットチャート上位に入って、トレンディードラマも連続で出ているころだった。このころの中山美穂の歌はほぼ歌える。「サヨナライツカ」の彼女もきれいかもしれない。でも相応の年に純愛を演じる彼女の可憐さにはかなわない。