Don't Let Me Down

日々の雑感、引用。
言葉とイメージと音から喚起されるもの。

“私はついに決心した”

2014-05-29 23:48:49 | 日記

このブログを4月18日以来更新してないので、(ほとんどいないと思うが)ぼくのことを心配している方がおられるなら、ぼくは生きています(笑)

この自分のブログを、(ほとんど)見さえしないのだけれど、たまに見ると、それなりの“訪問者”さえあるので、不思議です。

ただし、このブログは、ずっと“引用”なので、(更新されなくても)これまで引用された文章の数々を読み返していただけるなら幸いです。

ぼくまったく“気分”でこのブログをやっているので、また、新しく“引用”をはじめるかもしれないが。

最近のぼくの“生活”もこれまでとさして変化しているわけではありません(変化しようないじゃん!)

“読書”は、どうも新しい本を読むより再読が多いね。
“再読”すると、ほとんど初めて読むような気がするので、いったい俺は(最初)なにを読んでいたんだ、とばかり思う。

さてこのブログのタイトル=“私はついに決心した”は、スピノザからの引用ですが、ぼくはいくつになっても、“私はついに決心した”とは言えません(ああ!)
だから、“こう言えたら、カッコいいな~”と思うよ;

★ 一般の生活で通常見られるもののすべてが空虚で無価値であることを経験によって教えられ、また私にとって恐れの原因であり対象であったものは、どれもただ心がそれによって動かされる限りでよいとか悪いとか言えるのだと知ったとき、私はついに決心した、われわれのあずかりうる真の善で、他のすべてを捨ててもただそれだけあれば心が刺激されるような何かが存在しないかどうか、いやむしろ、それが見つかって手に入れば絶え間のない最高の喜びを永遠に享受できるような、何かそういうものは存在しないかどうか探求してみようと。

(スピノザ『知性改造論』―上野修『スピノザの世界』(講談社新書2005)より引用>