母の一周忌

７月２７日、母の一周忌をしました。昨年、８月７日、朝、自宅で亡くなりました。去年の今頃は生きていたのにと思うと不思議です。
私自身は、無宗教です。古い寺院や教会が好きだけれど、神も仏もないもんだと思っています。母が書き残したものに、３回忌までやってほしいとありましたので、来年もやらなければという義務感があります。思えば、なんだか大変な母でした。愛情が濃すぎた人でした。妻子ある人に恋したのか、騙されたのか知らないけれど私を生みました。（親子というのは、大切な話をしないものです。母と私の間で父親のことは一回も話題にしませんでした。）さあ、大変！母は火傷しそうな愛情を私に降り注ぎました。振りほどきたくても、逃げられませんでした。外から見たら、上手く育てたと思います。ぐれもせず、一応お利口さんを演じてました。（とんでもない自意識をかかえながら）考えてみると母は、頭が良いのかもしれません。子供のわたしとしては、上手く乗せられたものだと感心します。

最後の日に近くなった頃、来てくれる看護師さんやお医者さん、私にまで、ありがとうと言ってました。終わり方は、幸せだったかなと自意識過剰の娘はそう思ってます。

そして、私にはまだ余力が残ってます。３回忌終わったら、今度はフランスに行きます。