1週間前に150日の冬眠から目覚めたわが家のペット、クサガメの「カメコちゃん」、外界の環境にもなれて餌も食べはじめた。長男が神戸で5センチほどのクサガメを購入、高知の四万十川で泳ぎ、福岡筑紫野の龍岩青年の家まえの宝満川で泳いでわが家にやってきた。20年近くになるが冬眠を繰り返し、甲羅の大きさも18✖25センチになっている。
気温が下がってくると餌も食べなくなりじっとしている。大きな容器に砂を10センチほど入れて水を20センチばかり。2Fの押し入れの奥にいれて冬眠体制にはいる。今まで外でえら呼吸をしていたのが皮膚呼吸にかわり、飲み食いなしに5か月、ほぼ仮死状態で生存し、外気温が上昇してくると目覚める。押し入れから引き出すとき、無事に生きているか心配になるが今年も背中に砂泥をつけた「かめこ」が元気に動くと思わず、よくやったとほめてやりたくなる。すごい生命力だ。毎度のことながら感心させられる。
それに引き換え人間様は二人に一人が癌細胞におかされなくなってゆく。ウイルスに感染し高熱を出し死線をさまよったり、血管に血の塊ができて心筋梗塞や脳梗塞でなくなる。日本や韓国も結婚しない若者、結婚しても子供を産まない世帯が増加、高齢者が人口の4分の1以上を占めるようになり、少子多死時代を迎え、人口がどんどん減ってゆく。病院は余ってくるが医師看護師が不足してきて死者もふえる。
24節気では「清明」ですべてのものが生き生きとし始める頃。だが高齢者はアチコチにガタが生じてきてそれどころではない。水曜日午後、農園にいって、裏の竹やビニはいり筍をさがす。小さいのを2個しかゲットできず、しかし夕食ではおいしく筍さしみを頂けた。がその夜導眠剤をのみ5時半ごろ目覚めた。目元がかゆく、下唇に違和感、腫れている感じ。枕もとのスマホで自撮りをするとあわれな顔つき、蕁麻疹が再発。6時半、下唇から上唇へ腫れが移動、無残な顔つき。
いつものY皮膚科にいったがなんと休診。妻のコルセット制作費用の補助金申請用紙も持参忘れ、踏んだり蹴ったり。一日中不快。そして翌日、皮膚科へ。常用していた薬もきれて蕁麻疹が全身に広がっている。Y院長、いつもの蕁麻疹ですね、薬を飲んでください。導眠剤のせいか、血液さらさら薬のせいか、竹やぶに入ってのアレルギーか?いやはやカメコの生命力にあやかりたいものだ
ジンマシンの薬はガスター10とアレルギー薬の組み合わせ。胃酸を押さえる薬がなぜ蕁麻疹に効いたのか、ファモチジンという薬なのだが抗ヒスタミン薬で蕁麻疹を抑制する効果があるようだ。Y院長、ためしてみないと効果のほどはわかりません・・・いやはや、という感じである。翌朝、薬が効いたようで発疹もわずかになった。
喜寿を迎えた親友が初期の胃がん発覚。胃の入り口と出口に癌細胞。10人の医者の医局会議。全適した方がよいという結論。77歳という歳を考慮、全摘後の体力不安や抗がん剤の苦痛を熟知している。手術は回避して様子をみることにした。癌の進行を抑えるという野菜スープと枇杷茶、陶板浴で対処。5月の癌進行チェックが楽しみという。こんな決断ができる人がいるのである。癌が縮小、消滅することを祈りたい!!
「清明」・・・ 去年1輪だけ咲いてくれたサギソウの若芽が7つ、8つ出てきた。夏、サギのような白い花が咲いてくれるのが楽しみである。