プランニングの概要は4月末に満開予定の富士山周辺の桜を世界遺産富士をバックに写真をとること、北海道に3週間ばかり時間をとって一周すること、5月下旬に青森に戻り、三陸海岸沿いを南下し震災後をみて、6月初めに千葉のKKさんと再会して、東海道を南下、伊勢神宮にも参拝して6月10日くらいに福岡の自宅に帰還するというもの。いずれにしても勝手知らない初体験の場所ばかりだから頼りにするのは道の駅ガイドブックと日本道路地図(西、東2部)とナビ、それと全国車中泊コースガイド(必見ポイントと車中泊場所案内)。金銭面の制約はあれど、時間はありあまっているので出たとこ勝負で急がずあわてず安全運転でゆっくり行こうということを大原則にしてスタート。
出発するまでの1か月、あれやこれやを想定して、キャンプの準備や、蚊よけのネットの自作や暑い時を想定しての準備など気温零度から30度までを想定しての準備だったのでとにかく軽四の室内スペースが携行品でいっぱいになってしまった。こんなことをしていてはきりがないということで予定より1日早く19日に出発したというのが裏事情。
ナビにつのしま(角島)大橋近くの道の駅、北浦街道豊北と車中泊予定の萩しーまーとの2か所をいれて出発。長淵剛のCDをオンにしてルンルンスタートしたというわけ。九州自動車道大宰府ICののって下関ICめざし車を走らす。メンズドリーム号はターボエンジンをふかして快調に走ってくれる。メカリPAまで100KM、ここで昼食休憩。ウニ海鮮どんぶり1450円があったがここはぐっとおさえて550円のメカリラーメン。結構うまかった。
観光案内で西日本高速道路地図をもらって出発。下関インターをおりて海岸線を山陰本線ぞいに北上、道の駅北浦街道豊北に2時ごろつく。この道の駅からつのしま大橋が見える。トイレで同年輩の男性に尋ねてみるとぜひ渡ってみてくださいという。この橋は離島だった頃、町民の熱心な陳情でできた生活道路だが自動車メーカーや引っ越し業者の宣伝でこの橋が使われ全国に知られるようになった。この日は強風で橋の中間の車寄せに止めて外に出るのも大変なくらいの強風だった。とりあえずはメンドリ号をいれての記念撮影。島の方まで車を走らせたが横風でハンドルが取られそうになる。さぞかし橋の建設も大変だったろうと
16時すぎ、車中泊予定の道の駅「萩しーまーと」をめざし出発。山陰本線と並行して走る感じ。途中、路肩で休憩していると一両のあかい電車、助手席テーブルのカメラであわてて撮影。ここで一句。
初夏の風 五感にうけて 古稀の旅
18時、萩しーまーとに着く。浜料理の店がんがん、奮発して海鮮どんぶり1200円也。店のスタッフに日帰り温泉があるか聞く。萩たなかホテル、車で3分。600円也。なんと露天風呂から夕日をみることができた。ラッキーでした。道の駅にもどり就寝準備。5面の窓ガラス面にマルチシェイドを装着、プライバシーを確保。内からロックして荷物を棚の上にのせ足を伸ばせるスペースづくり。少々荷物をつみすぎたと反省。左サイドの折り畳み自転車を外にだせばよいのだが面倒なのでそのまま寝ることにした。助手席テーブルに枕をおいて寝転がる。まさに畳一畳の大宇宙といった感じだ。まあまあのできの初日でした。