上に下に揺れるバスの中突然、正面に丸い石の石垣が迫まり曲がりくねった道・・・・ 八つでの葉とスギが印象的でスズメが舞う庭で養母の父が作ってくれた縄で操る手作りの木造バギー車、牛の背中に乗り楽しく過ごしながら、いつも丘の上から遠くに見えるバス道を見つめ養母を待つ日々。
親戚のお婆さんが床につきまもなく丸い桶に入れられ、近くの墓地に深い穴が掘られ桶ごと入れられ上から土がかけられ、まるで何もなかっ様にお婆さんが居なくなった。
部屋の奥からキラッと光る眼差し、生きようとする強い意志・・・・・ 祖父から縁側からオシッコをさせて貰い、祖父の背中腰を踏み、祖母の温かいそうめんの味噌汁、養母の実家で過ごす幼少時代
現象は無常・実相は常住である
現象は心の影である。影は必ず過ぎ行く。そしてきっと、青空があらわれ、太陽がさんさんと照り輝くのを見ることができるのである。
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