夢から慈しみの世界へ

神と自然と人間の共生
神一元・善一元・光明一元の生活
人間の生命の実相は『仏』であり、『如来』であり『神の子』である

真言の神秘なる世界

2016年04月07日 22時36分55秒 | 真理の言葉
真言の神秘なる世界

春の嵐が吹き荒れる。
横なぐりの雨の中を幼い小学生の傘がほうきの如く天を向き、両手で懸命に握りしめ、横断歩道をわたる、黄色いランドセルが上下に揺れる。それを見守る交通係りのおまわりさん。




『真言は不思議なり 観誦すれば無明を除く 一字に千里を含み 即身に法如を証す。
行行として圓寂にいたり 去去として原初に入る 三界は客舎の如し 一心は是れ本居なり』

般若心経秘鍵 弘法大師 空海



真言ダラニ(陀羅尼)は何と不可思議なものでしょう。これを誦(とな)えるだげで、
始めの無い遠い昔から人間が持っている無知なる愚かさを除くことが出来るのです。
一つの文字に壱千もの尊い教えが含まれているのです。
この身このままの煩悩にあふれた肉体のままで大日如来の法身を顕わして生きることが出来るのです。
悟りに至り、すべてのものごとの大本に入ることが出来るのです。
この世に生きている諸々姿、現象は、旅をして宿に泊まって居る束の間の夢の如き世界であるのです。 
宇宙の存在する絶対無比の眞如である大日法身の実相は本来人間に具わっているものであります。
此のことを知り、自覚すればこの身このままの煩悩にあふれた肉体のままで、
素晴らしい光明輝く世界に既に存在していて、大日如来に生かされていることがわかるのです。

『注』
真言・・・真実絶対のことば。佛、菩薩などのはたらきを顕わす秘密のコトバ。
    呪、神呪、密呪、密言。
観誦・・・心で観じて読誦すること。
無明・・・真実を見失った無知、愚かさ、煩悩、迷いの根源。
即身・・・この身このままの今現在の身体。
法如・・・大日法身の妙理を云う。
妙理・・・深妙不可思議な理法。こよなき真理。
圓寂(えんじゃく)・・・本来はすべての無知と私欲とを除いたさとり。のち高僧の死没をいう。
原初・・・いちばん初め。おおもと。
三界・・・衆生が生まれて死に輪廻する領域としての三つの世界である、欲界、
      色界、無色界の三つ。
客舎・・・旅人を休息させる宿舎。
一心・・・究極の根底としての心。万有の実体真如を云う。
    宇宙の事象の基本のある絶対的な真実。
本居・・・本来具わっていること。
具足・・・具えていること。円満完全に満ち足りていること。
















































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