ショップ ダンケ

ドイツ雑貨「ショップ ダンケ」のオフィシャル・ブログ

拉致問題 続き

2002-10-27 00:00:00 | インポート
ウィークデイに、授業の準備で、半徹夜になる日が必ず出てしまう。くたくたなのに、PCにかじりついたり、ビデオを見てたりして、また夜更かしをしてしまう。週末、梅田に出て、本屋をのぞいて、そのあと京都に出て「皇妃エリザベート展」を見る予定だったんだけど、ウィークデイの疲れが出て、本屋のあとで、うちに帰ってきてしまう。京都グランビアにアルバイトする教え子にせっかくチケットの割引をもらったんだけどね。美術館「えき」KYOTOは、面白い展示をするので注目だ。建築がユニークな「京都駅」自体が、カッチイのお気に入り。

ぐっすり眠ることが、何よりの安らぎ。眠りたいだけ寝たあとの目覚めは、格別だ。この世の拷問で、「寝かせない」という拷問が一番きついと聞いたことがあるが、さもありなんと思う。

最近のお天気は、いまいちだね。さああとお日様が出たと思ったら、暗くなったり。衣変えも本格的にしなくちゃいけないだろうけど、今は中途半端で、寒い日に限って、薄着をしていったり、意外に暖かい日に、厚着をしていったり、ミスマッチをやってしまう。

「拉致問題」は、今もニュースのトップ項目だ。拉致された家族のなかでも、横田めぐみさんにまつわる展開には、驚きの連続だ。精神病院で非業の死が伝えられ、その娘が15歳になって生きていた。キム・ヘギョンさんの会見が公表された。「どうして私ばかりが質問されなければならないの」と訴えたとされる彼女の涙の会見に、横田めぐみさんの母であり、少女の祖母である早紀江さんは、途中で耐えられず席を立ったという。未成年の彼女の顔写真が出たことは、疑問が残る話だ。

帰国できたものの子供を残してきた地村さん夫妻、蓮池さん夫妻は、この会見を見たそうだが、自分の子供のことを思うと、ますます発言が慎重になるだろう。蓮池さんのお兄さんは、活発に発言される人なので、はらはらしている人はいるだろうな。家族が、夫妻の気持ちをおもんばかって、推測して感想を述べるのは、難しいところだ。

どうやら個人への配慮を超えて、事態は、外交の舞台へあがることで、拉致された家族の心情を、逆なでする方向に動いていくだろう。国が、個人を翻弄するということが、こんなに露に見せられたことはない。国家犯罪という言葉が重くのしかかる。


美しい木になりたい アーティ語録1

2002-10-22 00:00:00 | インポート
最近の私の愛は、コーイチさんに注がれているのだが、永遠の憧れアーティことアートガーファンクルだって忘れちゃいない。「サイモン&ガーファンクル」の背の高いほうの金髪の巻き毛の人よと言っても、もうわかってくれる人が少ないのが寂しい。S&G時代の若いころの写真とかが今も出回るから、若いままに錯覚してしまうのだが、実際は、アートは還暦を過ぎている。彼が、5年ぶりに新作「心の散歩道」を発表し、ファンの間では、賛辞の声が上がっている。予想以上の出来に嬉しくてたまらない。カッチイの掲示板でも、ひろみつさんが書き込んでくれました。ファン仲間なのよね(笑)

今回のCDは、マイア・シャープ、バディ・マンドロックという年齢的には、アートの半分という若手とのボーカルトリオとのアプローチを試みている意欲作なのだが、音楽的なことは、今日はさておき(そりゃ、もう素晴らしいのだが)彼が、インタビューで語ったことがステキなので紹介したい。

「歌は僕の天職。人間が木のようなものだとしたら、枝になって、枝からまた小枝が生えてくればいい。僕は美しい木になりたいんだ。そして葉が開くように、もって生まれた資質を開花させたい。それが僕の目標だ」

この人は、とても知的で、アーテイスティックな人だ。だから、インタビューなどの発言も、詩的な表現になる。(実際、詩集も発表した詩人だ)

「美しい木になりたい」ぐっと来る言葉だ。大地にすくっと立つ木のイメージが広がる。いっぱいいっぱい葉っぱを茂らせる緑の木。ゆっくり私たちは、その木の下で、美しい彼の声を聞いて涼むことができるだろう。

ヘルマンヘッセの言葉も思い出した。「Mit der Reife wird man immer juenger. 人は成熟するにつれて若くなる」年を重ねるほどに、若々しく、清冽に、そしてヒューマンな印象を与えるってステキだ。


週末は、DVDパーティ

2002-10-19 00:00:00 | インポート
カッチイの金曜日は、ドツボだ。何しろ授業が5コマもある。これは、異常なスケジュールだ。途中に、教室の移動も激しく、1日中、せかせかと動く羽目になる。

教室に入るなり、「センセー、今日の顔すごい白いよー」と言われる。はあ?
準備が万端でないから、内心の動揺が、ガクセーに伝わったのかと思いきや、物理的に、白かったらしい。朝ぎりぎりに起きたので、あわててお化粧したんだ。ファンデーションを塗りたくったのだが、濃さがいまいち自分でわかってなかった。「どこいくのお?」とガクセーの声を背に、あわててトイレに駆け込み、トイレットペーパーで、おしろいを落とす。サイアクだ!

今日、土曜日になって、かねてから行こう行こうと思っていた美容院に行く。
何せ、このあいだカットに来たのは、ドイツに行く前だ。カッチイの髪は、重くて多いから、伸びてくると悲惨なことになる。何ヶ月ぶりで、カラーリングもしてもらう。茶髪とまでいかないが、明るいこげ茶くらいに染めてもらう。これも面白いもので、はじめは、こわごわだったのに、だんだん明るい色にしてもらいたくなるものだ。真っ黒より、少し明るめのほうが、軽く見えるので、グットなのだ。

そしてマユカット。これもいつも必ずやってもらう。これはマネージャーがしてくださるのだが(大学生の息子さんがいるとはとても見えない若々しさ、カンペキな肌のお手入れをされている)、さすがプロ。印象ががらっと変わる。ゲジゲジマユの人、マユカットは、お勧めです!いきつけのこの美容院の満足度は、高いのだが、以上のコースで、3時間以上はたっぷりかかるのが難。

今週末は、先週我が家にきたDVDプレーヤーで、佐藤浩市主演のドラマ「ある日嵐のように」一挙に見る至福の時間を味わう。これは、中井貴一さんと浩市さんが、がっぷり真正面からぶつかった演技合戦がしびれる大人のための社会派ドラマだ。浩市さんは、暗い過去を抱える特捜部のエース土屋和彦の転落する人生を演じているのだが、影のある不幸な役をやると、本当にうまい。ソフトな「天気予報の恋人」の矢野さん役は、イレギュラーで、こちらが真骨頂だろうなあ。などと思いながら見ていたのだが、雑誌のインタビューでこんなことを言われている。

「自分のイメージを固めず、定着させず、常に壊していきたいですね。」
ヤラレタ!ご本人は、観客の一歩前を歩いているのね。


ようこそ我が家へDVDプレーヤー!

2002-10-14 00:00:00 | インポート
今週末、我が家にDVDプレーヤーがやってきた。うひょひょ!

背中を押したのは、やっぱりマイブームの佐藤浩市さんでした!現在の富士通のパソ子は、予算の関係で、DVD機能はナシのを買ったのがかえすがえすも残念とうらめしく思ってきた。

彼の昔のドラマを、録画してくださる方を某掲示板で教えてもらったのだけど、DVD版で撮ってもらうときれいだよと言われて、これはもう買わなくちゃと決意しましたワン。実家近くの懇意な電気屋さんに相談し、DVDプレーヤー一体型ビデオレコーダーにしました。今までのビデオ内臓型のテレビ1台しかないので、ダビングができなくて困っていたのだが、それも一挙解決!

さっそく、すでに届いていたDVD版で録画した浩市さんの主演の連続ドラマ「天気予報の恋人」を見ました。もう画像がきれいで感激!。カッチイが撮ったビデオより何倍かきれい!(ダビングでこれだけきれいなら、市販のものはもっときれいだろう。これからTSUTAYAさんのDVDも盛大借りてこよう。)

組み立てが苦手なカッチイは、電気屋さんに来てもらって設置してもらって説明してもらえて大助かり。オチさん、ありがとう。

「天気予報の恋人」は2000年の月曜日9時のドラマ。浩市さんは、気象庁主任予報官。バツイチ。2週間に一回、娘と会うことだけが楽しみのちょっと寂しい毎日。そんなときに出会った若い女の子2人の小さなうそから、偶然が重なり合って(ドラマだからねえ!)2人に想われて奇妙な3角関係になるロマンチックコメディ。

誠実だけど「明日の天気は予報できても、女の気持ちはまるでわからない」矢野さん役は、当時40歳という浩市さんの実年齢に合った設定だが、浩市さんにしては、珍しく影のない普通の役柄。こういうほのぼの役は、安心して見られます(笑)いつもは、ちょっと胸がひりひりするような役柄が多いからね。

彼を好きになる女性2人に、稲盛いづみさんと深津絵里さん。それぞれの持ち味を生かした役柄で、3人のからみは、特に適度な緊張感があってよいよい。手堅い演出で、高水準なドラマだ。浩市さんの娘と会うときのパパの表情とか、年下の女性にまぶしいような視線を向けるところとか、中年男のうろたえぶりとかは、やっぱり若いイマドキの男優さんにはできるワザじゃありません。ステキ!


ホテル商品企画

2002-10-09 00:00:00 | インポート
後期が始まって、てんてこまい。明日の授業の準備を今日するという自転車操業の日々が始まっている。教師というのは、毎年同じ授業を受け持っているなら、それなりの授業のストックというのができてくるものだ。ところが、そんな風では、教師も飽きられてしまう。学校も、学生獲得のためコロコロと新しいカリキュラムを考える。というわけで、毎年はじめてヤルという授業が回ってくる。カッチイは、今年からコンピュータを使ってする授業を受け持っている。

コンピューターに楽しく慣れましょうということで、Wordで、パソコンでアイデア小物を作ることにした。卓上カレンダーを作る課題をやったのだけど、けっこうみんな喜んでやってくれた。画像を扱うのが、ほとんどガクセーは、初めてなので、戸惑っているが、作品を作っていく過程は、存外楽しいようだ。それでも集中力のある子と、まるでない子がいるんで、作業にどんどん差がでてくる。(休まれると困るのよねえ)

幸い10人ちょっとのクラスなんで、前期の30人以上のクラスと違って目は行き届く。目を離すとゲームなんかをやりだすガクセーを、しかりとばす。そのうち「カッチイー、わかんないよう、来てええ」と呼ばれる。もう駆けずり回っている。ふうう!
今後、名刺を作ったり、クリスマスカードや、年賀状を作ってみるつもり。最終的には、ちらしを作るくらいのチカラをつけさせるのが目標。インターネットから、素材を取ってホテルの催し物の案内を作らせるのが、ゴールだ。だってこの授業「ホテル商品企画」っていうんだもん。