ショップ ダンケ

ドイツ雑貨「ショップ ダンケ」のオフィシャル・ブログ

7月後半

2003-07-22 00:00:00 | インポート
 今年は、梅雨明けが遅いなあと思っていたら、九州・豪雨で、水俣市を土石流が襲った。何人もの人が変わり果てた姿で発見されるという惨事になってしまった。避難勧告が出たのが遅すぎたと指摘されており、自然災害とはいえ、人災の責任も問われている。

関西のなかで、大阪という土地は、私の知る限り、長く、大きな自然災害から免れている地域でないかと思う。震災のときも、大阪のホテルは、通常通り営業しており、神戸の人からは、別天地のように思えたという。

 さてさて、ドイツ行きを控えて、いつもどおり修羅場であります。やっておきたいことがズラズラと。ふうう、やりおおせるのでありましょうか。旅行中モバイルなヒトになりたいので、ノートのLavieちゃんに、データを移したりする準備をするんだけど、例のごとく手間取る。NECや富士通のサポートセンターに聞きまくるが、最近は、どこでも親切に教えてもらえるので助かる。今回は、ホームページビルダーや、フォトショップエレメンツも入れたし、デジカメを現地で処理できるように、リードライターやCDドライブも持っていく。しかし、Lavieちゃんを手離せない生活をするんじゃ、休暇じゃないぞおという気もするなあ。でも日本を留守中に、阪神タイガースの優勝への歩みもチェックしないといけないし、浩市さんのドラマの行方も知りたいからなあ。

夏休みに、情報ページの記事もアップしたかったけれど時間切れに終わりそうだ。「ドイツ語旅行会話」なんか手を入れたいと、ずうううと思っているのだけどなあ。

トップページをいじってみた。カッチイは、お絵かきはできないのでいろいろコラージュと思って、写真やアニメーションとか、貼り付けていたけど、リンクのあるロゴとそうでないのが入り混じり、なんかうるさい印象のぺーじになりつつあったので、ばっさり意味のないバナーは、切り捨てた。すっきり見えるのがトップページの命と思うのだけど、もっとWebデザインのセンスがあればなあ。

トップページをエントランスにして、次のページで、コンテンツのカテゴリーを見せているけど、このページも、フレームを切ったページにしないと、ページが入れ子入れ子になって、見に来てくれている人が、迷子になっちゃうかもしんない。ああ、手を入れたいことは、湧いてくるけど、これも時間切れだア。


親の責任

2003-07-13 00:00:00 | インポート
痛ましい事件が起きてしまった。

長崎市の種元駿(しゅん)ちゃん(4)誘拐殺害事件で、中学1年男子生徒(12)が、補導された。駿ちゃん親子で家電量販店に買いものをしていたところ、「ゲーム機売り場で遊んでくる」と親のもとを離れた際、そこで遊んでいた少年に連れ出されてしまった。

少年が、駿ちゃんを連れ出した文字通り殺し文句になったのが、「おとうさん、おかあさんのところに行こう」たっだらしい。俊ちゃんを街のアーケード街を連れて歩き、優しいお兄ちゃんを演じて駐車場屋上に連れ込んだ。しかし直後に、態度を一転させ、暴行におよんだ。俊ちゃんが抵抗したため、横向きに抱きかかえ屋上から、そのまま投げ落とした。

当初、捜査関係者は「明確な殺意があったわけではないだろうが、発作的衝動を抑えきれなかった末の悲劇」とみていたが、少年がはさみを持っており、俊ちゃんを脅して服を脱がせた上、傷つけたということがわかってきて、計画性がある虐待であったと示唆している。

12歳という年令は、「思春期の入り口にあり、心が揺れ動く時期」であるといわれる。性的な衝動が現れるなど、体は大人になりつつあるのに、心の発達がそれに追いつかない。今回の事件で、俊ちゃんを裸にしていることなど背景に性的衝動が絡んでいると考えられる。私達に、理解を超えた衝動が、潜んでいたのだろう。

子供のいる人に、「可愛くてしかたないでしょう」って言ったところ、「それはそうだけど、とにかく責任感ですよ。」という言葉が返ってきた。

子供を天使の面だけじゃない。家庭での教育がどうであったか、どうしたって親の責任が問われる。12歳なのだ。少年は、一人っ子で、母親との密着度は濃かっただろう。この種の事件でも顕著なのは、父親の存在感の薄さだ。自分の子供が、モンスターになっていっていることに、何の前兆も感じなかったのだろうか?

駿くんのご両親は、一人で行かさなければ良かったと自責の念でいらっしゃるだろうが、親と行った買い物に幼児がたいくつして、同じ店内で興味のあるところで遊んで、親がくるのを待っているというのは、ごくよくある光景のことだろう。

12歳の少年が殺人を犯す。現実は、法律の想定を超えたところを行く。
少年法の改正は、これからも待たれるところであろう。親の責任は、いつまでどこまで問われるのだろうか?


夏休みの計画

2003-07-05 00:00:00 | インポート
恒例のごとく、夏休みは、ドイツで過ごすことにしているので、そろそろ計画を練っている。(こう書くと、カッチイが、いかにも優雅なヒトのように思われる向きもいらっしゃるのだけれど、それは美しく誤解というものです)

今回、ちょっとのんびりしてたら、ルフトハンザの「インフォフライウェイ35」を取り損なってしまった。これは、出発35日前までに、オンライン予約限定の前売り割引航空券。航空会社直売の割引航空券が、格安航空券と変わらない値段に昨今なっている。それならギャランティー度が高い直売にしようという気になる。兄夫婦が、旅行に出かけるあいだ父の「お守り」をしてくれと頼まれたので、出発は、7月末にしたのだけれど、結局、高いルフトはあきらめ(満席だったし)今回は、オーストリア航空にした。
「Miles & More」で、マイレージを貯めているカッチイは、スターアライアンス加盟の航空会社にしなくちゃいけない定めなの(笑)

チケットの明細に、航空代金以外に、現地TAX ¥11,250(航空保険料) 空港使用料¥2,650というのがあって、ギョッとする。これは何じゃらほい。電話で問い合わせるとアメリカの同時多発テロ事件以降、航空会社が掛けている保険料だそうで、1区間いくらと決まっているそうで、ヨーロッパの航空会社の国際便は、3000円近くするのがあたりまえだそう。オーストリア航空は、ウィーン経由なので、往路2区間、往復で4区間になるから、4倍されるというのね。>理不尽だあ!

メールでベルリンの親友から「いつ来るんだ」という矢の催促。フランクフルトの友達と北ドイツを旅行する予定なのだが、その際、ベルリンに寄るつもりだ。ベルリンの友2人合わせ、4人でベルリンで会えたらいいなと思っている。私達は、ハイデルベルクで学生としてみんな知り合った。同窓会だなあ。

あとボンとフランクフルトにも友達がいるから会いにいきたいし、カッチイの夏は、ドイツの友達めぐりに費やされることになるのだ。8月の22日からフランクフルトで、「Tendence」という雑貨メッセがあるので、これははずせない。世界中から業者が集まる見本市なので、「ショップ ダンケ」のためにいいものが見つけられるといいなと思う。

ドイツ滞在中は、基本的に、ハイデルベルク郊外のダーリン(日本人です)のところにいる。ここらでさらっと告白しておこう。
           


ワイン講座

2003-07-01 00:00:00 | インポート
土曜日に、ワイン入門講座にちょっと通っていた(まあ全4回だからね)が、このあいだが、最後だった。場所は、大阪の第3セクターが作った南港の大赤字地域にあるワインミュージアム。このミュージアムは、レストランもショップもあり、こじんまりしたステキな会場なのだが、周りが、野原じゃねえ。バブル時代の置き土産になっている。

ワインが自宅に1000本は、眠っているというディレッタントなおぢさまに、ワインのうんちくを1時間ほど講義していただき、あとの1時間で、4本のワインのテイスティングをするのだ。今日は、ドイツワインもあって、ほくほくのカッチイだったのだが、出てきたのは、最もポピュラーなラインヘッセンのリープフラウミルヒだった。フルーティだが、カッチイには、甘すぎる。センセによると、戦前戦後、日本ではワインといえばドイツワインが人気だったのだが、今一番売れてないという。>あらま。がっかり。
「どうしてですか?」って質問したら、「やっぱり食と一体であるワインであって、日本でドイツ料理が出回っていないからだ。」というご意見でした。
そうねえ、フランスやイタリアレストランは、ごまんとあるのに、食の都「大阪」でもドイツレストランなんて、数えるほどもない。それも、どこももひとつどころか、もうふたつくらいのお味だ。

ドイツというとワイン以上に、ビールのイメージのほうが強いだろう。だから日本のドイツレストランでも、高いドイツの輸入ビールを出す。堂島にあるガンコそうなドイツオヤジがやっている小さなドイツレストランは、ピルツが1杯900円もする。まあ、これはきちんとドイツ風についでウマイけれどいくらなんでも高すぎる。それにお料理がしょぼい。ドイツレストランは、ドイツだからソーセージって考えるから、ドイツの高い真空パックの輸入ソーセージを出す。こんなスーパーで売っているようなソーセージ、ドイツじゃみんな見向きもしない。(ドイツでは、ソーセージは、みんな行きつけの肉屋の新鮮な好みのソーセージを買う。)
それだったら、ドイツ直輸入にこだわらず、日本の食品メーカーの上等のハムやソーセージを出したほうがいいと思うなあ。

美味しいドイツ料理が紹介されないことには、ドイツワインやドイツビールも日本に根付かないのだという指摘は、限りなく正しいだろう。でも、ドイツ料理の真髄は、基本的に保存食だからねえ。