ショップ ダンケ

ドイツ雑貨「ショップ ダンケ」のオフィシャル・ブログ

ドイツ大連立

2005-10-16 00:00:00 | ドイツ・ドイツ

シュレーダー首相の社会民主党(SPD)と野党のキリスト教民主同盟(CDU)は、大連立政権を樹立することで合意、次期首相にはメルケルCDU党首が就任することになった。

が、
毎日新聞の10月14日の社説では「愛なき結婚」でいいのかと書かれる始末。
SPDとCDUが、連立とはね。革新=SPD 支持層 雇用者 保守=CDU 支持層 労働者層など被雇用者 という縮図だもんね。
付加価値税(消費税)の造成と、所得税最高税率を、CDUが訴えれば、SPDは、金持ち優遇策だと真っ向から対立。SPDが、トルコの欧州連合(EU)の加盟を支持すれば、CDUは反対。
どこをどう協調、妥協していくというのか?

SPDは、CDUのメルケル氏が次期首相となることを合意して、SPDが財務・労働・保健など主要な閣僚ポストを握る手はずで、これでは、メルケル女史は、お飾りに選ばれたという感があるなあ。

メルケル女史は、地味な印象があるが、それは、彼女が、旧東ドイツ出身であることが、影を落としている。

牧師の父が、東ドイツの教会を任されたのに伴い、幼い頃に移住。東ドイツで、牧師一家というと、秘密警察の監視下に置かれた。西ドイツと通じて自由な考えを広める者として「異端者」扱いされたのだ。インテリで、脅威に感じるからこそ、疎まれる存在になったのだろう。それでも、後ろ指をさされないように、優秀な成績を修めて少女は応えた。「ロシア語の通訳になりたかったが、牧師の娘では、限界があり、政治には無関係な物理学を選んだ」と自ら語る。

西ドイツと全く違う政治体制のもとで育った彼女に、統一ドイツは、どう映るか?
優秀なだけじゃ、政治の世界は、渡れない。
彼女に舵取りをさせて大丈夫かと危惧するドイツ人もいても不思議でない。

酸いも甘いもかみわけたという感を与えるシュレーダーは、国民にとても人気がある。彼に続投を望む声も高い。

彼女の険しい表情から、したたかなゆとりのある表情が浮かぶことを、期待する。
小池百合子さんを見よ。「世界中の女性で、したたかでない人なんていませんよ。そもそもしたたかでない政治家なんて、政治をやめたほうがいい」週刊文春10月20日号 

船出は、これからだから。


ドイツ旅行プランニング更新

2005-10-02 00:00:00 | ショップ ダンケ

「阪神優勝」で沸き立つ「ハービス大阪」で、昨日「ドイツ・クリスマスマーケットの楽しみ方」の講演会を、地球の歩き方「旅プラザ」でされたので、付録「ドイツ語ミニレッスン」のほうで、助っ人に行って来た。10月17日から始まる「ドイツ語旅行会話」のプロモーションという意味もあった。
中高年の方の参加が多かったが、ドイツ語講座にも来て下さるといいのだが。

おばさま2人組から、ザイフェンに行ってみたいのだけどと質問を受けたのだが、このお二人は、まあ、旅行社の方も、カッチイも驚くほど、ドイツ各地を巡っていらっしゃる。「はまってしまったのよ」ということなのだが、こういうコアなファンにも対応できる情報ページを発信しなくちゃねと思ったしだい。

「カッチイのドイツ旅行案内」の「旅行プランニング」の更新し始めたんで、見てくらあさい。http://www.office-danke.com/kachii/plannning/plan.index/framepage-plan.htm

「ドイツ世界遺産」は、現在ドイツで登録されている31の世界遺産を含む都市の観光局のページをリンクした。たとえ「世界遺産」に指定されれいても、それを、全面的に押し出す作りになっていないのが、ドイツらしい。

つまり、ランメルスベルク鉱山やツォルフェライン炭坑跡を「世界遺産」を応募してその指定を勝ち取ってきたドイツの「世界遺産」のありようは、日本と随分違う。日本は、観光振興のハク付けに使われているからね。地球と人類の過去から引き継がれた宝物が「世界遺産」であるというのが、本来の「世界遺産」の定義なのだから、それは正しい。むしろ発展途上国では、「世界遺産」に指定してもらって、それを保護してもらうバックアップをしてもらうという意義が強い。

「ショッピング」も、堂々初公開だ。ドイツ雑貨のネットショップを運営するカッチイなんですが、ここは、情報公開しましたよ。ドイツのショッピングのコツ、ドイツブランドの公式ページを挙げておいた。メーカーは、原則として会社案内と商品紹介だけであるはずなのに、オンラインショップをするところも出てきて、カッチイとしては、ちょっと困る。「ショップ・ダンケ」は、ささやかな雑貨類を販売していこうと思っている。ショッピングサイトは、リニューアルを考案中。気長にお待ちください。