ショップ ダンケ

ドイツ雑貨「ショップ ダンケ」のオフィシャル・ブログ

やじろべー

2003-01-25 00:00:00 | インポート
ホームページの更新は、2週間ほど滞っている。春休みに、ドイツへ行くと決めたら、やらなくちゃいけないことが山積で、にっちもさっちも行かないくらい忙しかったからだ。卒業試験と期末試験の作成と採点。ドイツ語教室と、ハービスの講演会の準備。わずかな時間差で、押し寄せてくる。

「やじろべー」というオモチャをご存知だろうか?カッチイは、自分のことをやじろべーだと思うことがある。本題とは違うことを、見つけて、2つを同時進行させて、あやういバランスを保とうとする。やじろべーは、一つの点を支点に均等を保たなければ、こけてしまう。この力学的な問題に取り組んでいると、けっこう満足感があったりして。いやいや、そんな大げさな話じゃない。単に、気が多くて欲張りなんだろう。

学期中の週末は、一歩も外を出ない。(出られない)「things to do!」やるべきことの優先順位をつける。実際に、紙に書き出してみるのだが、授業は、教材選びをやるだけで、80%は準備が終わったようなものだ。

このあいだ、中学生の甥と話す機会があって、「カッチイは、どうしてセンセになったの?人の前に立ちたかったから?」と聞かれた。「うーん、カッチイはね、添乗員とかガイドをやってきたから、人に、街の案内なんかを、クチで、説明したりするのは、けっこうイケルわけ。授業は、それのバリエーションだからね。1時間だったら1時間で、今日教えるところの観光地理の授業を展開していく。その過程が面白いというか、自分の力を出し切る快感がちょっとはあったりしてね。相手の顔を見ていたら、だいたいわかってもらえたかはわかるからね。別に人の前で、イバリたいからじゃないよ。ガイドは、お客さんに喜んでもらえると嬉しいし、教師としては、教えることは、教わることだから。まあ、センセは、おヤマの大将になりがちなところもあるから、気をつけなくちゃとは思うけどね。まあ、この仕事は、しばらく続けていくつもりよ。」甥は、「ふーん、納得!」と言ってくれた。アリガト。

学校の仕事とは別に、やじろべーの片方に、いつも仕掛ける荷物を持とうとすることが、カッチイの恐らく困ったところで、特徴なのだ。


後期後半 開始

2003-01-13 00:00:00 | インポート
ようやく(本当にようやく)体調が戻ったと思ったら、冬休みも終わり(しくしく)学校のほうも始まった。ただでさえ、忙しくなるのに、それに輪をかけるスケジュールをたててしまった。春休み、ドイツに行くのだ。

年末に関西の「S&G友の会?」メンバーで、こじんまり忘年会をしたのだが、アーティが、ドイツ公演をするという話になって、みんなに「これは、カッチイさん、行かなくちゃ」とそそのかされて(いや、彼らも冗談半分だったでしょう。笑)「うんうん」と当の本人がその気になってしまった。そう国際追っかけを決意。これぞファン魂というもの(笑)単なるバカとも言います。
☆注☆ 今さらながらですが、S&Gとは、サイモン&ガーファンクル、アーティとは、そのガーファンクル氏のことで、カッチイの永遠のアイドル。

2月25日のボン公演、26日のハイルブロン公演のチケットを、ネットで押さえちゃった、恐ろしく便利な世の中になったもんです。ボンには、大親友のNがいるので、さっそく彼女のところに電話して、泊めてもらうことに。彼女を、アートのコンサートに、招待するの。クリスマスに、アーティの新作の「Everthing waits to be noticed」をプレゼントしたし、うふふ、布教に努めてる。

ドイツとアーティと2つも、カッチイの前に、にんじんがぶらさがっているのですもの。走らないわけにはいかないわ。期末試験の作成やら、1月26日のハービスの「HOW TO ドイツ」の講演会もあるし、やらなくちゃいけないことは、ダーとあるわね。一番の悩みのタネは、担任の学生を、無事卒業させることだわ。オシリたたいて、極力、再試験を受けるような学生を出さないようにしないとね。

生アーティのお姿を拝めるのもね、やっぱり年令を考えると、無理してでも行っておかなくちゃという気持ちになるのよね。

昨日「ジョンレノン追悼コンサート2002」というのをNHKで見た。坂本龍一をはじめ、実力ミュージシャンが集まり、ジョンレノンの曲を演奏したのだけど、よかったわあ。あのメロディを聞いただけで、時代がよみがえるっていうか涙が、にじんできたわ。最後に真打、オノヨーコさんが、登場した。彼女も、還暦を過ぎているかと思うけど、かっちょよかった!

50、60代になって、余計なものが取り除かれて、シンプルで、強くて優しい女性が、カッチイのあこがれ。


お正月1

2003-01-05 00:00:00 | 徒然草

大晦日に実家に帰り、お正月の三が日は、ウチで過ごした。といっても風邪をぶりかえしての越年。父に「おお、こっち向いてセキをするな。」と嫌がられ、「だいたい、お前は、ワシの言うことを聞かないで、不規則な生活をしとるからだ!」とお小言くらうし、うるさいのなんのって。

そんな父と、紅白歌合戦見てたけど、前半は、もうお子ちゃま向けで、ふたりして、見とられんという感じだった。後半になってようやく大人の鑑賞に堪えるようになり、楽しくいちゃもんつけながら鑑賞。細川たかしさんの民謡に酔いしれ、中島みゆきさんの登場にわくわくしたわ。彼女の登場は、今年の紅白の目玉だよね。日本のお父さんのがんばる姿をレポルタージュした「プロジェクトX」(田口トモロヲのナレーションが泣かせてくれる!)のテーマソングは、存在感のある歌だ。中島みゆきさんは、いくつになってもスレンダーで、きれいだった。暗い失恋の歌ばかり歌う彼女だが、オールナイトニッポンのDJでは、がらりと変わって、けたたましい明るいキャラで、リスナーは、呆然としたものだ。カッチイは、彼女の声は、すごく好きとは言えないのだけど、なんといってもこの歌姫の歌詞は、時代を捉えて的確で、魅了される。振られる女の歌ばかりでない、重厚な歌作りになってきてるね。ユーミンと対極にあって、今まで生き残ってきた、もう大御所の女性シンガーソングライターだよね。

お正月は、兄家族とともに、お祝い。カッチイは、姪や甥に、お年玉をばらまく。お義姉さんの豪華な手作りの「おせち料理」をいただいてハッピー。おせちって、何品入ってるのでしょと思うくらいの品数だよね。まあ、食っちゃ寝が正しい日本のお正月でしょう。

2日には、東京から姉も来た。お互い違うデパートやブティックの「福袋」で、アタシには合わないけど、あんたなら(あるいは姪には)というお洋服のとりかえっこのプレゼントをする。おなべの夕飯を囲んで、団欒したのは、楽しかったが、兄や姉宅の子供たちも、進学を控え大変そう。本人はもとより親も頭が痛いよね。日本の学校は、信じられないくらい教育費がかかるからね。