ショップ ダンケ

ドイツ雑貨「ショップ ダンケ」のオフィシャル・ブログ

ひと段落

2004-01-31 00:00:00 | インポート
今日は、午後から「リッツカールトン大阪」に、学生がホテル研修をするので、お供に行く。リッツは、やっぱ関西でトップのラグジュアリーホテルでしょうね。情報誌でホテル特集をするときに必ず取り上げられる。

久しぶりにスーツを着て、パンプスを履いていったのだが、道のみぞに引っ掛けてパンプスのかかとがはずれちゃった。それにパンプスが足に合っていなくて痛いのなんのって。(足まで太ったのかしらん)学校近くの靴の修理屋さんに飛び込む。はあ、慣れない格好をするもんじゃないわ。ほうほうのていでホテルに到着。

学生たちも普段と違って、緊張の面持ち。人事課長の方からサービス業界を目指す諸君へとお話があったのだが、さすがにツボを押さえた話しぶりだった。「サービスの最前線にたっている従業員の最初の15秒の応対で、その企業の価値が決まる」と言われていたのは、なかなか真実味があったわね。

シティホテルの一流どころともなると社員教育は、会社のポリシーに従って徹底している。若いときに、イチからびしっとサービスの基本をたたきこまれるのは、その人の人生に大きな財産となるだろうと思う。ホテルを利用する千差万別の人間にサービスしていくということは、彼らが将来結婚したり子供を育てていくにあたって、親として様々な人間とに社会的に関わっていくときでも、誰に対してでも臆せずしっかりした態度で対応していける自信をつけてくれるだろう。人材こそがサービスの基本と心得るホテル業界でもまれることは、ホテルマンをいつかやめても貴重な経験になるはずだ。

カッチイは、サービス業に就いてきたが、きっちりとしたトレーニングを受けてこなかった自覚がある。最初の旅行会社のめちゃくちゃなワンマン社長とケンカして辞めて以来、添乗員やガイドは、失敗を重ねつつ我流で、自分のスタイルを作ってきた。正直、大きな組織の徹底した社員教育には、かすかな反発もあるのだが、JTBやジャルパックの添乗員があるレベル以上であるという確立は高いことは認める。

私のお客さん、私の学生という意識で仕事をしてきた自負には、ひとりよがりで、危ういものがあるのかもしれない。でも、これでいいんだと思うツラの厚さもあったりして(笑)

さあ、とにかく1月も終わり。試験作成のメドもついた。お風呂に入って疲れを洗い流すことにしよう。


週末に

2004-01-25 00:00:00 | インポート
どこへも出かけられない。学期末が近づき、試験作成をしなくちゃいけないしなあ。進級手続きも近づいてきて注意信号が灯っている学生に、こちらもシビレを切らしつつある。今年のホテル学科の学生には、エントリーシートを含め文章を書かせる課題を多くやらせたので、学生の考えていることが多少わかって面白かった。学生は、ヒーコラ言ってたけど。

今週、私が長年愛を捧げている歌手、アート・ガーファンクルがマリファナ所持で逮捕のニュースに、びっくりこきました。折りしも職場のいつものメンバーでの飲み会で、アトランタに冬休み一人旅でS&G公演も制覇されたちまき先生から、お土産にパンフレットとTシャツをもらって超ごきげんだった翌日の出来事だったんで。パンフの写真を1枚1枚見とれて、うっとりしてたのに、スポーツ新聞に「ガーファンクル逮捕」の字が躍ったのには、ショックでしたわ。これで、S&Gアメリカツアーについでの日本公演も期待されたけど、幻になる公算は高いわね。

こんなことで、私の彼に対する愛は、もちろん変わりませんよ。ただ麻薬に関しては、日本では、ミュージシャンが使用して逮捕され、みじめな姿を追いまわされて謝罪を求められる例が多いでしょ。やったことに比して、スターにとって何より大事な名声が傷つけられるので気の毒だと思うだけ。槙原くんのときも、かわいそうだった。アメリカでは、ゴシップ程度ですかね。でもあの知的で清潔なアートがという衝撃度ゆえに反響があったのは、皮肉だよね。

麻薬に関しての刑罰の重さは、国により様々で、シンガポールのような死刑になる可能性まで引き上げているのは問題であれ、旅行者として、その国を訪れるなら、
その国の取り決めを心得るべきでしょう。だからポールマッカートニー氏が、昔、日本への入国審査で、麻薬所持が見つかり、日本に来ていながら公演中止になったことがあったけど、あれはポールが軽率だったと思う。

アートは、世界放浪する旅人としても有名だけど、今度のことが原因で、今後他の国での入国審査で不愉快な思いをするかもと思うのは深読みでしょうか?現在、アメリカへ入国する外人は、何かと入国審査でで入念なチェックを受けてうんざりしている。反対のことは起こりうるのだ。プライベートな旅行であっても、アートが日本の入管で、ひっかかることはありうるかも。アーティ、愛は変わらないよ。


ドイツでの時間 1

2004-01-18 00:00:00 | ドイツ・ドイツ

昨日は、神戸の震災から丸9年経った日だった。メディアでも大々的に取り上げられたので、いろんなアプローチの特集を見た人も多かっただろう。

私は、そのとき、日本に帰って直後だった。朝、早くのあの時間、まだ実家のベッドにいた。確かに揺れた。何分かくらい長い時間揺れたのだ。ベッドサイドの目覚ましが転げ、本棚の上の飾り物が落ちた。揺れる室内のなかで「これが地震なんだ。」と思う余裕があった。大阪の端の町では、それくらいの体感度だったのだ。
母のところに行き、テレビをつけたら、アナウンサーが上ずった声で、被害を伝えていた。驚いた。テレビの画面では、私が体験したのとは、まったく違う出来事が起きていた。7000人もの犠牲者が出た震災。この天災で人生が大きく変わってしまった人がなんと多く関西にはいることだろう。

昨日のテレビで、震災の日に子供が誕生したご夫婦が出演されていた。「こんな日に生まれてくるなんて、なんちゅうやっちゃ思いましたわ」という父親は、目を細めて9歳になった傍らの息子さんを見つめた。くったくなく笑う少年、これが9年間の証なんだと、時の流れの偉大さをこちらも感じいった。

丸9年経って、私がドイツで過ごした11年の時間を、日本での帰国してからの時間が越した。帰国してからの私が、日本社会に、すっぽり適応しているという気持ちは、正直ない。

ドイツでドイツ人という他者と対抗するには、常に身構えて戦うような緊張感を強いられたことに比べれば、同じ母国語の人と折り合っていくことは、そんなに困難さはないはずだった。ドイツ生活のなかで、日本の価値観を持ち出しすぎて、苦しい思いをしたので、日本に帰ってくれば、楽になると思っていた。

日本に戻った当初は、逆カルチャーショックで、満員電車にも、おっかなびっくり。漢字が思い出せなかったり、都会の町でまごついたりしたけれど、そこは育った国。時間の経緯とともに慣れていくことができた。トレンディドラマにけっこう夢中になったり、コンビニに足しげく通ったり、日本の伝統行事や美味しいものにやたら感激して、ある意味日本に住んでいるヒト以上に新鮮に日本を楽しんでいたりする。


新しいデジカメ

2004-01-17 00:00:00 | インポート
暖冬と思っていたけれど、やっぱり寒気がやってきた。生駒は、大阪より確実に冷え込む。ルームエアコンをつけても、暖められた空気は、上にあがって部屋全体が温まるのに時間がかかる。ぬくぬくした部屋で、カッチイが、年明けて熱中していたのは、「ショップ・ダンケ」の商品の写真撮影。写真がヒドイ、即刻撮りなおせという声は、重々承知していたのだが、なかなかテクニックを勉強する時間がなかったのだ。

やっぱり130万画素のデジカメに限界を感じて、Canon Power Shot G5を購入してカメラをランクアップした。道具から入るヒトなんです(笑)マニュアル撮影は苦手だが、商品は至近距離で撮らなくちゃいけない。兄貴のアドバイスや解説書を頼りにぱちぱち撮ってみる。威力を発揮したのは、撮影ボックスだ。写真用のライトをあてて、このボックスのなかで撮ると、全体に光が回って、影が格段にできにくくなる。それを、Photoshop Elementsで加工もしてみる。すべて試行錯誤なんだけど、やっぱり枚数を撮って見て、なんとなくつかめてきたものはあるかな。カッチイは、キカイは、心底苦手なのだが、ちょっと凝り性のところがあるのだ。

去年の夏に買ってきた商品をまだアップできていない。というのが、プレッシャーになっている。「ショップ・ダンケ」のサイトにもっと手を入れたいのに、時間が、オカネが、テクニックがとないものだらけに、いつもジレンマを感じている。

サイトを開設して、自分の情報発信の場を持てたことは、私にとってある変換をもたらした。ホームページを窓口に、未知のヒトと知り合える、つながりあえるという実感をもつ。そしてそれは、こまめなメールのやりとりで、もっと深いレベルでコミニュケーションをとっていける。しかしこれだけサイトが日々量産されかつ充実したサイトが増えると、見てもらえるサイトになるには、努力が必要だ。サイトの充実、これが、今年の目標ですね。

Webの世界は、泳いでいくに面白い海だと思う。ホームページという自分の手作りの船で、その海をこいでいきたい。


まだ松の内

2004-01-06 00:00:00 | インポート

だから、新年のごあいさつ。今年も、サイト同様、更新ままならぬ日記ですが、読みにきてくださる方、ありがとうございます。今年、皆様にとって良き年でありますように。

冬休みに入って、ほっとしてパンパンだった肩こりもようやく治った。頼まれた翻訳をしていて、クリスマスが終わり、クリスマスプレゼントをドイツに贈っていたりするうち年末。部屋を丸くだけ掃いて、実家に戻った。

父も何とか元気で、みんなで新年のお祝いができたのは幸い。お義姉さんの手作りおせちをいただき、こちらも1年に一度だけおばさんらしく、姪と甥に「お年玉」をふるまい和やかに。

お酒飲ませてもらって、ごちそうしてもらって、極楽三昧の実家なのだが、ファミリーが集う節目のお正月って、独身者は、いったい何をしてきたんだろうと振り返ると、ちと辛い時期でもあるんだ。それで2日から外に出て、東京から帰ってきている旧友と会い、3日は、女友達のMさんを自宅に招いた。

お義姉さんが、たっぷり持たしてくれたおせち料理を前菜に、メインはドイツ料理にした。といっても、伊賀の里モクモク手作りファーム
http://www.moku-moku.com/index2.html
のクリスマス特別製の農夫のハムというのを焼いただけなんだけど。付け合せは、マッシュポテトと、りんごを入れて煮込んだザワークラウト。けっこうなボリュームになったのだが、Mさんが、平らげてくれたので、嬉しかった。
ふたりで、呑みましたとも。終電を逃してしまって、明け方までおしゃべり。こんなことも、気楽な身の上だからできることかも。

ドイツにいるダーリンとは、ほぼ毎日電話で話す。頼りにならないヤツだが、いてもらわないと困るかな。昔のようにケンカするのはやめて、あんまり角を出さないようにしよう(笑)

こんなはずじゃあなかったと思う部分も多い人生ではあるが、まあ、ヒトと比べても仕方がない。ぼちぼちやりましょう。

サイトに関しては、コンテンツの充実とマメなる更新。これしかありません。個人のサイトは、だいたい2年くらいで管理人自身が飽きてくるのか、閉めてしまうサイトも多い。3年目を乗り切れるかが課題です。