ショップ ダンケ

ドイツ雑貨「ショップ ダンケ」のオフィシャル・ブログ

ドイツ出発前夜

2003-02-21 00:00:00 | インポート
あと数時間したら、家を出て空港に向かう。春休みドイツに行くと決めて以来、怒涛の日々だった。Things to do!やるべきことを手帳に書いて、ひとつづつやっては消していくという毎日が、一月ほど続いたので、出発前夜になって、さあ行くぞというより、すでにお疲れモードだ。ミステイクを重ねたりしながらも、どうにか辻妻を合わせて、ようやく出発にこぎつけたという感じ。

学校の私の机が、配置換えになり、それに伴い、引越し荷物を作るのという仕事も最後に加わった。こっそりとドイツに行こうと思っていたのに、職場の人に、けっこうわかってしまって恐縮する。3月7日の卒業式の前に、帰国するので、もう綱渡りだなあ。

韓国の地下鉄事故もテロかとひやっとした人も少なくなかったに違いない。連日北朝鮮とイラクの問題が取り上げられる。アメリカのブッシュ大統領は、戦争やる気満々で、彼の顔がニュースに出てくるたびに、げんなりする。しかし、ドイツのシュレーダー首相は、戦争絶対反対の立場を打ち出し、イラク攻撃反対の急先鋒になっている。パチパチ。緑の党出身のフィッシャー外相にしても、学生運動が吹き荒れた60年代から70年代前半に若い頃を過ごしているから、反核・反戦には筋金入りと信じたい。ドイツは、ナチス時代のことは、過去のことと一掃できるものでなく、亡霊のように人々の脳裏に浮かび上がってくるのだろう。

アメリカの関心は、オイルの産出国のイラクを牛耳ることにあって、北朝鮮のことにまで、手がまわらないのが実情だろう。それに乗じて、極端な主張というより、脅しをかけてくる北朝鮮は、隣国である日本にとってはまさに脅威だ。今にもテボドンが飛んでくるかもしれないと思わせるようなメディアの報道がそれをあおる。冷静にならないといけないよね。脱北者は、日本を目指す人も出てきている。難民申請に非常に厳しい日本も、門戸を開けなくてはいけないだろう。難民が、日本に在住し、私達の隣人となることを、受け入れるには抵抗感を持つ人も内心多いだろう。でも、その流れを止めることはできない。寛容の時代は来るだろうか?


酒盛り

2003-02-03 00:00:00 | インポート
ホームページを全く触れられない、クソ忙しい日々が続いていた。
1月26日のハービスの講演会「HOW TO ドイツ」は、無事終わった。OHPを使って、ドイツの写真をスクリーンに映し出しながら、ドイツ旅行の要点を説明した。お持ち帰り用レジメもばっちり用意したのよ。セミナールームが、ほぼ満員になったのだから、めでたしめでたしの自画自賛。ところが感想アンケートを読むと、「知っていることばかりだった」「ガイドブックの域を超えていない」という声も。今回は、ドイツ個人旅行初心者用向けという趣旨だったしね。休日に「ハービス」に旅行セミナーにやってくるような人は、けっこうマニアな個人旅行者も含まれているということなんだろう。次回は、もうちょっと対象をしぼって、何かテーマを決めてやったほうがいいかと思う。担当者のOさんは、「ドイツビール旅行」にしましょうと乗り気だ。そうねえ。ビールがテーマだと、ドイツということだけでなく、ビールにつられて来てくださる方もいるかもね。試飲ができるよう地ビールの会社とかに協力してもらえると嬉しいのだけど。特にさわやかな夏の空の下、ドイツで飲むビールは、本当に美味しい。今は甘いベルギービールとか流行りのようだが、やっぱりきりっとしたピルツでしょう。カッチイは、酵母入りの小麦のヴァイツエンビアも大好き。これは、大体0.5リットルのジョッキで来るのだけど、飲めてしまうんだよねえ。ハービスの講演会は、半年に一度くらいの割合で続けて行きたいな。

この講演会のあと、また試験作成の日々が続いて、ぢごく。金曜日にようやく出し終えて、土曜日は解放感にるんるん。久々に父を招こうと思ったが、寒いから外出したくないというので、こちらが実家に帰ることに。そしたら、兄も来て、酒盛りになっちゃった。奈良の清酒に、カッチイのお土産のスペインの赤ワインに、最後はビール。楽しかったわあ。でもよかったのは、ここまで。翌日は、ひどい二日酔いに泣いた。朝から、むかむかしてきてトイレで吐いて、やっと胸焼けは収まったけど、激しい頭痛が残った。お義姉さんに「セデス」をもらって飲んだらウトウト。少し寝て起きたら、やっと頭痛がとれた。「はああ、もう2度と飲みません!」と誓いをたてるカッチイだった。背後で、家族が笑っていた。むなしい誓いと知ってるのね!!