ショップ ダンケ

ドイツ雑貨「ショップ ダンケ」のオフィシャル・ブログ

五木寛之講演会

2005-01-31 00:00:00 | この人に萌え萌え!

カッチイは、作家の五木寛之フリークである。一番好きな作家なんだ。オン年、72歳になる彼の作品で、本になったものは、だいたい読んでいる。京都のホテルで講演会は、満員で最初ムリと言われたのだが、キャンセル待ちがOKになったので、イソイソお出かけ。ナマ五木さんを拝顔したかったんで(笑)

2年間で100のお寺を見て回るという遠大な計画をたてられ、その半ばまで来た記念講演会だったのだが、いやあ、ダンディでしたね。フラノのすてきなスーツで登場。靴まで気を配っていて、おしゃれさんなんだよなあ

講演会を聞いたのは、2度目なのだが、彼は、原稿など、もちろん用意しない。頭に話すことが、ダーと入っているんでしょうね。ちゃんと、どこで笑いをとるか、オチをつけるかも計算済み。詰まることは、ほとんどない、よどみなく100分近く、はりのある声で語られた。

その内容に関しては、私は、五木さんのファンなんで、著書や普段書き散らされている記事を、見聞きしているので、目新しいと思ったことはなかった。

自称「日本一暗い作家」は、現代のようなさまざまな不安が渦巻く時代には、それに反応して、人間が、不安にかられることは、極めて自然である。むしろ不安を抱えないことのほうが、不自然ではないだろうか?心が萎えることは、人間らしいことで、悲しいときは泣き、思い出にひたればいい。明日のことは、わからない。一寸先は闇。だからこそ、今一日を濃く生きなければと、不安感は、人間としてある出発点になるのだという論旨である。そう言われると、心が軽くなるではないか。

五木寛之という作家は、時代に敏感で音楽、美術、歴史、仏教などに関わる優れた文明批評的活動を行ってきた。それでいて、70代になっても、常にコンスタントにベストセラーを出す稀有な存在だと思う。今や文壇の重鎮といわれる存在なのだが、フットワークは軽く、今日も旅の中。

ホテルの一角では、「百寺巡礼展」が開かれ、五木さんの訪れたお寺の写真のパネルを見ることができる。彼がお寺を巡っているさまは、TV放送化され、DVDでも売られている。「奈良編」「京都編」と「百時巡礼」に続いて、シリーズ本は、これからも書き続けられる予定である。メディア戦略の格段にうまい人だからなあ(笑)というか、彼はパイオニアだ。とにかく生涯、現役で行く方なんだろうな。
追っていきますとも。


寒い日

2005-01-22 00:00:00 | 徒然草

が続いている。日本のマンションは、鉄筋コンクリートなのだが、何となく窓から、すきま風が部屋にすべりこんでくるような気がする。カッチイは、かなり厚い遮光カーテンをしているのだが、、これがけっこう効果がある。しかし日中、うちにいるとき、カーテンを閉め切っていると、部屋が暗いんだよね。

暖房を入れるより、キッチンで煮炊きをすると、けっこう部屋が暖まる。お料理ができあがるにおいが部屋に充満するのも、ほこっとした気分になる。
寒い日は、暖かいものが一番。鍋物やシチューのような汁物がいいが、今日は、グラタンにしてみた。といっても、ホワイトソースを作らないで、チーズをたっぷり入れるだけでできるカンタングラタン。

トリ肉、ホールトマト、ほうれんそう、茹で上がったパスタ(今日はペンネ)という順に、オリーブオイルで炒めていくだけ。スライスしたにんにく、オレガノやバジルを入れて、イタリアン風味に味付けして、ワインも入れトリ肉のジューシーなうまみが全体になじむようにする。

トマトの赤と、ほうれんそうの緑の組みあわせは、彩りをひきたてあってキレイ。そして炒めた材料を、グラタン皿に移すだけなのだが、チーズは具材の間にサンドイッチするように入れて、上にもたっぷりのせるのがコツ。こんがり焦げ目をつくまでオーブンへ。熱々を食べる。なかから、チーズの糸がひくのが美味しいんだよね。

阪神大震災から10年経ち、さまざまな特集番組があったが、10年という年月が経ってしまったことに、改めて感慨がある。

最近、いよいよドイツのことが遠くになる気がする。ドイツ旅行情報より、日本の吉岡くん情報のほうが優先してしまうもん。

旅行業界の人間として現場を離れたという事実にも、後ろめたさを感じている。ここらで、なんとか自分のなかで、ゆり戻しをかけたいという気がしている。

暖かい部屋で、満腹になったおなかをなでながら、テレビの旅行番組を見ているだけではつまらない。しかし、旅をすることじたいより、旅を語ることに魅力を実は感じているのかもしれないと思う。

今のところ、個人的な旅行記をアップすることより、このサイトが日本にいる人がドイツに旅行するためのポータルサイトになるように努めたい。ドイツ旅行のデータベース作りは、必要だと思うから。

おっくうがっていては、前に進まないね。


えべっさんオフ

2005-01-14 00:00:00 | 小さな旅・ニッポン編

このあいだの週末、(もう明日週末なのだが)京都に行った。カッチイの写真館で、写真をアップしたが、これは、トラベルライター関係のMLの面々が集まった小さなオフミーティングだった。つつましく4人が集まり、京都の恵比寿神社にお参りした。

「えびす神社」は、町の中に埋もれるようにあって、こじんまりしている。「商売繁盛で笹もってこい!」と大阪の神社なら、けたたましいくらい掛け声がかかるが、典雅な京都の神社はそんなことはない。飾りの笹も、品良く雅びなものだ。

せっかくだから、みんなで、おみくじをひいたのだが、カッチイは小吉だった。「運気容易に開けず、あせらばあせる程苦しみ多く、災添ふ時なりされども、諸事控目とし心正しく身を守り、えびすの神に信心怠りなくば、却って後は、大の幸福なり」

うーん、意味深ではないか!痛いところを突かれている気もする。震災直前に、ドイツから日本に帰ってきて10年目、本人としては、ちょっとターニングポイントを迎えていると思っているんだ。

そのあとは、日本最古の禅宗の本山寺院である「建仁寺」に移動。俵屋宗達の国宝「風神雷神図」を拝見。躍動感のある風神と雷神をひきたたせているのは、屏風の中央を占める黄金なのだとオフ参加のカメラマンに解説してもらう。なーるほど。

私たちが思わず声をあげたのが、法堂の天井に龍が舞う「双龍図」だった。創建800年を記念して小泉淳作画画伯が描かれたもので、2002年作だから、新しいものなのだが、100畳以上の規模で描かれた天井画は、迫力だった。最近、町歩きもロクにしてなかったから、こうして京都のお寺を見て回るのは、新鮮だった。

コーヒータイムのあと、先斗町の居酒屋さんで飲み会に流れたのだが、なんせ初対面、多少の硬さは否めない。興味の対象が、カメラ、アジア、南米、そしてドイツという面々が集まったのが、面白いところ。フリーのトラベルライターという生業が成立するか?などというシビアな話も話題になった。
飲むほどに、ほぐれたかなという感じ。カッチイは、こういう場所で、気楽に振舞ってしまうタチだ。

今年は、旅行に関わる仕事をしている人と交流を持ちたいな。人と知り合うのも、Webを通じてなんだね。旅行の分野は、ネットの世界と、非常になじみやすい性格を持っている。この媒体の可能性を今年も探ろう。


今年のお楽しみスケジュール

2005-01-07 00:00:00 | この人に萌え萌え!

マイ・アイドルの男優さんたちの映画・ドラマの公開が、続々控えている。追っかけて2005年が過ぎていく気がする。嬉しい悲鳴!

2005年 2月「心の砕ける音」吉岡くん
      3月「ローレライ」堤さん
      6月「四日間の奇蹟」吉岡君
      7月「姑獲鳥の夏」堤さん
        「フライ、ダディ、フライ」堤さん 
      8月「亡国のイージス」浩市さん
      秋 「スターフィッシュホテル」浩市さん
      11月「Always 三丁目の夕日」吉岡くん 堤さん
2006年 1月「博士の愛した数式」吉岡くん

今ごひいき度No1の吉岡くんは、今年は当たり年になるといいな。「北の国から」の純君のイメージを「Drコトー診療所」で払拭し、今年は、バリバリに映画の主演作が続くのは、楽しみ。ハンサムじゃないのだけど、ナイーブな演技は、この人ならではだから。自然な感覚派と称されるのが、納得。

堤さんは、やんちゃな役からシリアスな演技まで、芸幅が広い!舞台映えのする方だろうし、本領でもあるようなので、ぜひ一度、舞台の姿を拝みたい。40代になって、家庭のあるような役も演じてほしいと思っていたら、「Always 三丁目の夕日」では、薬師丸さんと夫婦を演じるのね。何でも、ドイツ年にあわせてフジテレビで、ドイツを紹介する番組に出演するという話も伝わってきた。ドヒャー!

浩市さんは、別格なんだけど、この方を、人気・実力の伴った成熟したいいオトコと呼ばない人はいないだろう。でも、言動を聞いているとかなりの理論派で、うんと練り上げられた演技からは、技巧派だなあと最近思う。

カッチイの好みで挙げると、50代といえば、寺尾 聰 役所広司 柴田恭兵 小林薫 40代だと佐藤浩市 堤真一 豊川悦司 真田広之 中井貴一 30代だと吉岡秀隆 大沢たかお 萩原聖人 竹之内豊 20代ではオダギリジョーかなあ。

現れては消える20代俳優はともかくも、30代以上から、日本の俳優の層は、手薄だよね。ゆえに、今挙げた人たちが、ひっぱりだこで、入れ替わり立ち代りということになるのだろう。コンスタントにいい仕事をしていくというのは、本当に難しいことなんだろう。やっぱり性格だって、よくないと長い目で見たらダメだと思うよ。映画は、総合芸術で、多くのスタッフにもまれてやっていくのだから。


新年の幕開け

2005-01-06 00:00:00 | 徒然草

2005年が始まった。
実家で、おいしいおせち料理をごちそうになり、いろいろお土産まで持たせてもらっちゃった。お兄ちゃん、ありまとー。

ビーグル犬のマイちゃんが、ぐったりと元気がない。おなかがはっていて、よろよろしていて、歩くのがやっとという状態。年老いた父には、もうこの子の面倒は、負担になってきている。なんといっても、このマイちゃんは、亡き母が置いていったものだから、何とかせねば。獣医さんに、カッチイが連れて行った。

徒歩5分くらいのところの、行きつけの動物病院があるので、抱いていった。抱きあげると、泣くだろうかと思ったのだが、意外に大人しい。この子も、お医者さんに連れていかれるのがわかるのかな?
しかし、重いぜ!12kgもあるんだわ。

超音波で見てもらった結果、なんと椎間板ヘルニアと診断される!ビーグルやダックスフンドは、体のわりに足が短く、ヘルニアによくなるらしい。
おなかがはっているのは、膀胱におしっこがたまってるせいで、何か内臓にしこりがあるのではなさそう。腰は、かなり痛いらしい。先生に触られると、体をきゅっと硬くして、泣きそうな顔をする。

マイちゃんよ。かわいそうに。同じ病で苦しんだカッチイだもの。誰よりも気持ちがわかるよ。カッチイの顔を、しんどそうに見上げるマイちゃんと、本当に気持ちが通じた気がした。強い注射を打ってもらい、お薬をもらって、1万円を越すお会計なり。

体を冷やしちゃダメってお医者さんに言われたからと、家族の迷惑そうな顔を無視して、コタツに入れてやる。もう、猫みたいに、カッチイのひざに頭をのせて、じっとしている。いつも飛び跳ねているワンちゃんなんで、その変わりように、胸が痛む。

マンション暮らしのカッチイには無理なんだけど、それでもペットがいたらいいなあと、フワフワした気持ちで思うことがある。でもペットを飼うのには、本当に責任が必要だと思った。家族の一員なんだもの。

生駒のうちに戻って、やっとのことで、大掃除をする。あるべき場所に、あるべきものを。それには、モノを増やしすぎるとダメ。わかっちゃいるけれど増えていくモノたちよ。ふう!

今年は、とにかく健やかに過ごしたい。無理は禁物だよね。新年の幕開けは、犬の病気で始まったけど、人間も、気をつけなくてはね。