ショップ ダンケ

ドイツ雑貨「ショップ ダンケ」のオフィシャル・ブログ

仏教寺院

2003-11-23 00:00:00 | インポート
19日の毎日新聞の1面に、「バーミアン西に仏教寺院跡」という記事が出た。毎日新聞だけの大特集記事(笑)旧石器捏造事件のスクープも取ったし、遺跡関係の記事は、力が入るのかしら?

アメリカがアフガニスタンを攻めたとき、何度となくアフガニスタンの風景が、メディアに流れたが、何と険しい山岳地帯で、過酷な自然環境にある国なのかと驚いた。バーミアンの仏教遺跡を、当時のタリバン政権が破壊したとき、世界がどよめいたが、すべてが破壊されたのではなかったのだ。インドで生まれた仏教は、東には、中国、韓国、日本と広がったが、西には、どう広がり、そして途絶えたのか?この地がイスラム化されるまで、どんな東西交流史があったのか解き明かされるきっかけになるような発見だ。砂漠の中を通商隊が行きかい、人とモノと、そして信仰が運ばれた。うーん、ロマンがあるねえ。

同じ日の新聞には、例の日本テレビ視聴率買収、調査報告のことも載っていたが、工作資金は、番組制作費を流用してことが明らかになった。あーあ、やっぱりね。

3連休の初日のスタートは、朝風呂。最近泡風呂になるCremBadという入浴剤に凝っている。ほのかなハチミツの香りがするのだ。極楽極楽!

昨日の夕方、タイムアウトセール(閉店前30分前)で、半額になったタイオカシラつきの肩身を買ってきたのだが、洋風サカナのスープを作ったら、うまかった。塩をきつめに振ってオリーブオイルで、にんにくをいためて香りを出して、タイを焼き色がつくまでソテーして、なべに移す。必ず熱湯を入れて煮るのがコツらしい。透き通るまで炒めたたまねぎとねぎも加えて、ことこと煮る。最後に皮からゆでたじゃがいもをむいてほりこむ。スープの味がしみこんだジャガイモもまたウマイのだ。骨ごとの魚だから、おいしいんだよね。サカナだから、手早く煮込めるのもグッドでした。


板書

2003-11-16 00:00:00 | インポート
「板書」とは「黒板」に教師が書くことを指す。専門学校で教えはじめて、すぐ気がついたことは、学生は、カッチイがクチでしゃべったことを、要領よく自分でノートに、取ることはできないということだった。

だから、授業は、穴埋め式のまとめのプリントをあらかじめ作っておいて、その解答を黒板に書いて、解説していくことで進めていく。
私語をして騒がしい学生も、教師が黒板に書こうとすると、とりあえず写さなくっちゃと思うらしく、静かになる(笑)

カッチイが、高校で好きだった日本史の先生の板書は、カンペキだった。あとで、写したノートを見れば、日本史の流れが鮮明にわかる仕組みになっていた。先生は、解説も上手かったから、授業は飽きることはなかったが、私たちの意見が求められることはなかった。

はーいと手をあげて、「センセーあててー」なんて言うのは小学生まで。自分から意見を授業中言うなんて、中学生以降、日本の授業ではなくなる。ディスカッションなんていうトレーニングは皆無と言っていい。

レジメとか要点を作るのは、日本人は、すごく上手いと思う。一番の例が、受験参考書。最近のは、ビジュアル的に、色づかいも美しく、ぱっとわかるように出来ている。それを覚えることが、「勉強」だと多くの学生は思っている。知識量を問う試験レベルは、受験の有名校になると相当に高い。

ドイツの語学学校で、日本人学生は、文法のテストは、できてしまうから、中級のクラスに放り込まれるのだけど、全然しゃべれないから、先生も本人も困ってしまうという例を見聞きした。ラテン系の学生は、文法は、めちゃくちゃでも、口八丁手八丁で、コミニュケーション能力を、抜群に発揮してしまう。

カッチイ自身も、ドイツの大学のディスカッションの授業で、一言も発言できなくて、つらい思いをよくした。相手の意見に反論を唱えることが、怖かった。その人の意見に反対することは、その人自身を批判してしまうように思い込んでいたのだ。

批判するというのは、ドイツでは、とても肯定的というか、すべきものだと捉えられている。議論を戦わせてこそ、よりよい意見を出していけるということのなんだ。頭ではわかったけど、実は最後まで慣れなかったなあ。日本の教育の欠点に思いをはせながら、授業で、今日も板書する。


ほしいもの

2003-11-09 00:00:00 | インポート
選挙だ。今日の午後は、各局開票特別番組オンパレードだね。久米さんと小宮悦っちゃんが組むのは、見納めだから、チャンネル合わそうかな?
民主党のマニフェストは、駅でよく配ってた。もらって、はあ、これって印刷代かかってんだろうなと思いましたわ。その効果は、ありや?今回に限り、政権公約をマニフェストと言って配るのは、なんで?各党比べられていいことだと思うけど。
二世議員を担ぎ出すのは、ええかげんにしてもらいたいもんだ。

今通販のカタログとか見ると、冬物特集で、こたつとかカーペット特集が大賑わい。カッチイの今ほしいのは、絨毯。食堂&お仕事場は、フローリングなんでとりあえずということで、安物のカーペットを敷いたけれど、白っぽいそれは、もう毛羽立って薄汚れてきている。下の階への防音とこれからの季節の保温を考えると、今の上に、もう一枚敷きたいと思う。絨毯というのは、上を見ればまったくキリのない世界であーる。特にペルシア絨毯は、美術工芸品として評価が高く、アンティークのものは、財産なのだ。

スペインのアルハンブラ宮殿を見にいったとき、宮殿の中に、家具が、まったくなくて拍子抜けしたのだが、ガイドブックに、アラブ系の人たちは、絨毯の上に座る生活だから、絨毯がとびきり豪華であればいいのであると書かれていて納得したことがある。

カッチイには、もちろん高価なものを買えるはずもないが、けっこう毎日見るもので、床というのは、目がいくところだから、気に入らないものは、おきたくないんだ。一枚は、食卓&お勉強机の下に敷くので、文様が複雑な必要はない。むしろ縁取りにアクセントがあるほうがいいな。ドイツでよく見たネパール製の絨毯を日本で見ることは少ないのが残念。ネパール製品は、適度にフカフカで、温かみのあるブルー系のシンプルモダンな文様が多くて、値段もわりあいリーズナブルだった。いつか欲しいなと思って(専門店でなく)デパートの絨毯コーナーには、よく触りに行っていた。(笑)

パソコンコーナーに敷くのは、小さい面積なので、文様の面白いトルコのキリム(毛足のない織物)がいいな。手織りでステキなんだ。デパートとかの絨毯セールは要チェックだな。卸の町、船場センタービル街にも時間ができれば行きたいもんだ。やっぱり、こういうのを買うには、枚数を見ないとだめだよね。そうそ絨毯に赤ワインは、禁物です。


視聴率操作

2003-11-02 00:00:00 | インポート
選挙のことより、やっぱりカッチイには、今週一番インパクトがあったのは、日本テレビの視聴率工作のニュースだった。41歳のバラエティ番組のプロデューサーが、視聴率調査を行うビデオリサーチ社の調査サンプル世帯に謝礼を渡し、自分が制作した番組を見ることを依頼したというものだ。

日本に帰ってきてから、連ドラのファンになって、自分のお気に入りのドラマが、どれくらいの視聴率かは、やっぱり気になるし、チェックするのは楽しみだった。浩市さんの良質の(でもジミ)なドラマが、視聴率不振のため打ち切りになったのは、ショックだった。現実のテレビ局は、視聴率至上主義で、回っているのだ。

プロデューサーはサンプル世帯の割り出しを興信所に依頼。興信所はビデオリサーチ社が測定器をメンテナンスに回る社用車を尾行、そこからサンプル世帯を割り出したそうだが、興信所の捜査力にも恐れ入る。しかし、サンプル世帯が、600世帯という少なさを知って今回驚いた。関東だけで、1600万世帯あるのに、サンプル数が、600なんて宝くじに当たるような確率だ。こんなんで視聴率が決められるなんて、絶句してしまう。今回サンプル世帯が割り出せたのは、10に満たなかったらしいが、それでも1以上%の視聴率の差が出てくるのは、大きいことだ。

くだんのプロデューサーが、自分で電話し、謝礼が1万くらいの商品券というのも、とんまな話だ。額が多いか少ないかも(カッチイは口止めするには、少ないと思う)議論が分かれるところだが、どんなに額を積んだところで、そのとおり見てもらえるかの確証は、最後までつかめないのだし、話が漏れるリスクのほうが、ずっと高い。こんなことまでして、視聴率を上げようなんて、テレビマンとして、悪魔に魂を売ったと言われても仕方ないだろう。

日本テレビの社長の弁明は、すべてがプロデューサーの責任になすりつけるもので、視聴者を裏切ったというのに、およそ誠意というものが感じられなかった。
視聴率が高い番組が、必ず良質の番組でないという現実を、これを機会に受け止めて、改善してほしい。(カッチイは、個人的にバラエティは、見るに耐えないというのが確率は、高いと思う。)テレビは、魅力ある媒体だと思っていたいから。