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Drコトー診療所スペシャル前半

2004-11-14 00:00:00 | 映画&ドラマにハマル!

カッチイのはまり熱が、いまボウボウ状態の「Drコトー診療所」が12日ー13日二夜連続ドラマで放映されるとあっては、ビデオ録画万全の体制で、週末テレビの前にかじりつきましたとも。

今回の与那国ロケでは、4回も台風が襲って収録は大変だったそう。そんな現場の苦労は見せないのが、プロの映像。1夜めの前半は、ひたすら、のどかで美しい与那国の自然と、それに溶け込んで過ごすコトー先生の日常をゆったり見せていく。紆余曲折のうえ、島で腰を落ち着けたコトー先生が、島民に信頼されて診療に尽くす姿は、「コトー先生、かくありなん」という姿そのままで、吉岡コトーの安定感は抜群。

普段のコトー先生のへたれ具合も磨きがかかってキュートでした。船酔いも下戸ぶりも相変わらず。でも泉谷さんみたいに、食べてるとき噴出さなくっても(爆)。彩佳さんに、ボロンチョンに言われてた(笑)。

そんなコトー先生が、島の丘に、昔ここにいた医師の辞世の句を刻んだ石碑を見つけてじっとたたずむシーンは印象的。島民の健康の責任を負うコトー先生の内面の葛藤や孤独を見せる場面は必要だから。

祭りのあと診療所の大騒ぎがおさまって、彩佳さんと話すシーンもよかった。しみじみと優しい顔で話を聞いてくれるコトー先生に、彩佳さんがつい「コトー先生、いつまでも島にいて」って気持ちから、「だからみんなが先生と結婚させようなんて」と本音とも言える暴走をしちゃうのもわかるう(笑)ところが鈍いというかビビリまくるのが、コトー先生で、このへんの仙人ぶりがなあ、浮世離れしてるんだよねえ。ある種、理想の人間としてコトー先生を描いているから、ラブシーンを入れると生臭くなっちゃうからかなあ。

さて、後半は、ロケの努力の結晶である祭りのシーンと、星野さんの奥さんの昌代さんが倒れるシーンとのカットバックが、相当長く続き、緊迫感を盛り上げた。そこからトーンががらりとシリアスに。オペになると、きりりと激変するコトー先生を見るのが、このDrコトーの醍醐味であり、お約束(笑)

前半と後半のコントラストをくっきり見せたスペシャル前半は、いやがおうにも後半への期待を高めて、成功だ。もう一本の大きな伏線になっているたけひろくんとひなちゃんの「小さな恋のメロディ」もかわいいったらない。こちらのほうの展開も楽しみ。