久しぶりに大阪のミナミに出て、女ともだちに会った。彼女は、旅行会社に勤めていたときの同僚で、東京で結婚後も、旅行業界で働いている。ふたりで前に行ったことのあるお好み焼きやさん「とんべえ」に行く。しかし、お好み焼きでなく私達は、ここの名物「ぺっちゃんやき」を頼む。キャベツが入らない具沢山のねぎ焼きで、たっぷりのねぎの上に、ふわふわのかつおぶしを散らして焼く。ゆるいマヨネーズをかけるのがおいしいんだよね。もちろん青海苔も忘れずに。このてのものは、鉄板から、テコで、ふうふう言いながら食べるのが正統派。ふたりで、焼きそばも仲良く分けて食べた。
なにわの味を満喫したあと、心斎橋筋を少し歩く。まあ、ふたりで驚きあったことは、心斎橋筋のお店の入れかわりが激しいことだ。南堀江にある実家には、1年ぶりという彼女は、「知ってるお店がもうないよお」と嘆く。ミナミに出てきたら、道頓堀川に出て、極彩色の「かに道楽」や「グリコ」の看板を見ないとミナミの気分が出ない。でも、道頓堀通りの昔からあったおうどんやさんの「今井」もない。あれっと思ったら、看板が。このあいだの法善寺横町の火災の被害にあったという。大阪の人間は、法善寺横町のかいわいの復興を心から望んでいる。「アメリカ村」あたりの若者向けの雰囲気と違って、このあたりは、美味しいものが安くて食べれて、気楽な飲み屋さんがあり、映画館やお笑い劇場があったりする。年をとっても、こういう都会の面白いスポットを楽しむばあさんでいたいものだ。
「ル・アイ」で、デザートのケーキセットでお茶。イラク戦争とSARSの流行でご難続きの旅行業界の憂い話に、どうしてもなってしまう。彼女は、旅行手配をするランドオペレーターでずっと仕事をしてきているが、どこも支払いの資金繰りが大変だということだ。海外のホテルは、ツアーキャンセルになっても、キャンセル料をばんばん取っていくという。この先、働いていくにしても私達は、理想がないとやりきれない。お互い「50歳定年説」をぶちあげる。「40代、ゲンキなうちは働く。でも50歳で、花のリタイアよ」と。ホントに引退できるかは、大いにギモンなのだが、そこまでしか考えられない。それ以上のビジョンは見えないということだ。とりあえずは、今日のことだよね。またの再会を誓って、ミナミで彼女と別れた。
なにわの味を満喫したあと、心斎橋筋を少し歩く。まあ、ふたりで驚きあったことは、心斎橋筋のお店の入れかわりが激しいことだ。南堀江にある実家には、1年ぶりという彼女は、「知ってるお店がもうないよお」と嘆く。ミナミに出てきたら、道頓堀川に出て、極彩色の「かに道楽」や「グリコ」の看板を見ないとミナミの気分が出ない。でも、道頓堀通りの昔からあったおうどんやさんの「今井」もない。あれっと思ったら、看板が。このあいだの法善寺横町の火災の被害にあったという。大阪の人間は、法善寺横町のかいわいの復興を心から望んでいる。「アメリカ村」あたりの若者向けの雰囲気と違って、このあたりは、美味しいものが安くて食べれて、気楽な飲み屋さんがあり、映画館やお笑い劇場があったりする。年をとっても、こういう都会の面白いスポットを楽しむばあさんでいたいものだ。
「ル・アイ」で、デザートのケーキセットでお茶。イラク戦争とSARSの流行でご難続きの旅行業界の憂い話に、どうしてもなってしまう。彼女は、旅行手配をするランドオペレーターでずっと仕事をしてきているが、どこも支払いの資金繰りが大変だということだ。海外のホテルは、ツアーキャンセルになっても、キャンセル料をばんばん取っていくという。この先、働いていくにしても私達は、理想がないとやりきれない。お互い「50歳定年説」をぶちあげる。「40代、ゲンキなうちは働く。でも50歳で、花のリタイアよ」と。ホントに引退できるかは、大いにギモンなのだが、そこまでしか考えられない。それ以上のビジョンは見えないということだ。とりあえずは、今日のことだよね。またの再会を誓って、ミナミで彼女と別れた。