ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

スイス&イタリア絶景めぐりの旅 最終章  ⑨

2010-10-04 03:35:30 | 旅行:イタリアその他
今回のスイスとイタリアの絶景めぐりの旅

7月、8月のバカンス時期
イタリアでは会う人みな
“今年の夏は何処にバカンス?”っていうのが挨拶代わりになっている

私達もいろいろな人に聞かれ“スイスに行くと”と言うとほとんどの人が
“へーいいね、でもスイスには行ったことがない”って
言う人が意外にも多かったのには驚いた

北イタリアにあるベニスからスイスは一山隔ててすぐのところ
すごく近い外国、、、なのに何故?

理由は簡単、
北イタリアにはスイスに行くまでにドロミティーという山がある
このあたりの人に言わせると“世界一素晴らしい山”って言う

そしてイタリアのドロミティ周辺はスイスと比べるとホテル代も安く
食べ物も美味しくて安い
その反対でスイスは超物価高 ホテルも高ければ食事代もかなり高くつく

だからイタリアの人たちはその向こう側にあるスイスにまで
足を伸ばさない人が多いらしい
なるほど言われてみればその通り

安くて美味しいほうが良い

今回の旅で思ったこと
確かにスイスは物価高

が列車は鈍行でも凄く綺麗だし
鉄道の乗り継ぎや駅の作りは驚くほど整備されている

前にも書いたがスイスの鉄道HPで検索すれば乗り継ぎ関係はすぐに明確

どんな小さな駅でも列車からおりて外に出るまでに
大きなスーツケースを持っていても必ずスロープがあったので
階段で荷物を持ち運びする必要は一度もなかた

素晴らしい!

利用はしてないが駅から次の目的地の駅まで大きな荷物だけを送れる
ポーターサービスもあり旅行者に優しい国

それに比べてイ・タ・リ・ア
あー鉄道HPは信用ならないし、列車は汚い

なによりも小さな駅は勿論のことかなり大きな駅でもスロープ一つなく

スーツケースを持って階段の上り下り
もうそれだけで疲れてしまう!


大昔シチリアのアグリジェントの駅のホームの時計が狂っていて
危なく列車に乗り損ねそうになったことがある
それ以来イタリアの公共の時計はあまり信用しないことにしている

ありえない!日本ではホームの時計が狂っているなんて

イタリアでは荷物ポーターサービスなんてものは存在しないし
仮にあったとして紛失されてしまうだろう

あー旅行者は大変だ!

観光大国イタリアの名に恥じる~ぞ!
黙っていても観光客はやってくると思っているのだろうか?、、、お大臣になりすぎだぞー!
もっと謙虚にならなければ!

話はそれるが今回のアルトアディジェの旅で痛烈に感じたこと
昨年も少しふれたが
このエリア世界大戦時の影響がいまだに根深く残っている

あるオープンカフェでの出来事
私達が座ってお茶をしていると表にでていたこのカフェの店主とたまたま通りかかった
おじいちゃんがなにやらドイツ語ではなしている

そのおじいちゃんが通り過ぎたあと
店主が私達のところにやってきて

“あーこの時代になってもまだこんな考えの人がいるんだよー”と
聞くとこのおじいちゃん店主にこう言ったらしい

“私はここでは絶対にイタリア語は話さない!ドイツ語しか話したくない”と

この店主“僕はここの生まれではないからこの気持ちが良くわからない、、、

街の中心の○○通りに行ったら落書きで「ここはイタリアじゃない!」って書いてあるんだ”と

イタリア国内であってイタリアではないという人たちが沢山いるらしい

例の列車乗り継ぎできなかった隣の叔母ちゃんと道中このことについて話していると
このおばちゃんもこのあたりのレストランでいやな思いをしたことがあると語ってくれた

私達が今回泊まった例の宿もいろいろいやな思いをした理由は
こんなところから来るのかもしれない

毎年考えさせられることがあるアルトアディジェ




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