ラ・ヴィータ イタリア

イタリア:ベニスでの日常生活やベネチアンガラス工房のお店“L'albero”での出来事、イタリア&海外お奨めスポットなど

お金頂戴!

2009-03-24 05:39:06 | ラルベロ(店)での出来事
L'alberoには毎日いろいろな人がやってくる
もちろんお客様がほとんどだけれど

お店もまるで日本の商店街のように毎日知り合いがやってきては
近況を話してじゃまた明日とすぐ去っていく、中には1日2、3回やってくる人もいる
特にPinoは聞き上手なので話しやすいのだろう

それが一日に何人も続くと私達とても仕事にならない
ひどいときはお店開店と同時に人がやってきて夕方までとっかえひっかえ
知り合いが話にやってくる、気つけば一日なにもできなったって日もわりとある

今日も私が工房で製作に励んでいると
女性の声、“仕事を探すのにお金がいるのすこし頂戴”と

この手の物乞いもよくやってくる
アフリカ系の黒人かバングラディッシュ系の人、男性がほとんど

Pinoはいつも“私たちも生活大変なんや、あなたにあげる余裕のお金は無い”と追い返すのが今日は少し違った
女性だったからか???

少しのお金を渡すと“ありがとう”とそのアフリカ人女性は店を出て行った

すかさず聞いてみた“今日はどうしてお金あげたの?”

“彼女妊娠中やったから、、、、ちょっとかわいそうでいつものように追い返せなかった”と

イタリアの人たちはお年寄りや妊娠中の人、小さな子供づれにはとてもやさしい

このアフリカ人女性、異国の地で妊娠出産となると大変だろうとつくづく思う
物乞いしないと生きていけない状況でこれからどうするのだろう?