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ドイツのケルンに行ってみた (2)

2016-02-17 21:09:47 | ドイツ関連
早速ですが、「ドイツのケルンに行ってみた (1)」の続きを。

前回は機内で見た映画について書きましたが、もちろん食事もいただいたり、窓から地上の景色を楽しんだり、多少は睡眠も取りました。ちなみに最初の機内食(ランチ)はこんな感じでした。



画像が暗くて申し訳ありませんが、私がいただいたのは「ぶりの煮付け丼」。もう1つの選択肢はカレーでした。絹ごし豆腐がついていたのにはちょっとびっくり。普通においしかったです。デザートはハーゲンダッツのアイスクリーム、ミニサイズのバニラ。2年前に利用したアエロフロートでは「明治エッセル スーパーカップ」だったので、ここがANAとアエロフロートの違いだと思いましたw

到着前の食事が出る前に熱いおしぼりが出てきたのですが、これがろくに搾れてなくて、お湯が滴るほどびちゃびちゃ。ちょっと残念でした。そして、到着前の食事「ポテトニョッキとオムレツ ラタトゥイユ添え」はこんな感じでした。ニョッキがとってもおいしかったです。



食事が終わった後は、窓からの景色を楽しんだのですが、上空から見たドイツは私の勝手な想像とはかなり違っていて、大きな畑と畑の間に家がぽつぽつ点在しているという感じ。着陸するミュンヘンはドイツで3番目に大きな都市のはずですが、空港周辺は日本の小さな地方都市かと思うほど田舎の風景でした。飛行機は美しい夕焼けの中を降下し、無事現地時間の17時前にミュンヘン空港に着陸。

約1時間後の17時55分にはケルン行きの飛行機に乗らなければならなかったのですが、私にはミュンヘン空港でやらなければならないミッションがありました。それはバックパックを預けること。きっかけはミュンヘン行きの機内アナウンス。文言を完全には記憶していませんが、「このフライトで機内手荷物として持ち込んだ液体類は乗継便と帰りの便では手荷物として持ち込めません」という内容でした。英語のアナウンスも同様。羽田空港の基準にしたがって、液体を持ち込んでいた私は非常に驚き、キャビン・アテンダントの女性にアナウンス内容に間違いないか確認したところ、「乗り継ぎの際は持ち込む液体の合計が100mlを超えてはいけない」と言われました。合計が100ml以上の液体を持ち込んでいた私は、ミュンヘンで荷物を預けなければならなくなったのです!

というわけで、飛行機から降りると異常なスピードでパスポートコントロールの場所まで歩き始めました。驚いたのは、ミュンヘン空港ではフロアの移動に階段しか選択肢がないところがあること。つまり、到着ゲートによってはエスカレーターやエレベーターがなく、階段を上がり下りしなければならないのです。スタスタ歩いてきたおかげでパスポートコントロールではほとんど待たずに入国完了。

バックパックの中に入れていたラップトップのパソコンをたまたま持っていた折りたたみ式のエコバッグに入れ直し、荷物を預けるためのカウンターに向かいます。ここでまた驚いたのはミュンヘン空港では荷物の預け入れが完全に機械化されていること。無人のカウンターでコンベヤーの上に荷物を置き、機械に搭乗券を読み込ませて手続きするシステム。私もやってみたのですが、「この搭乗券では荷物はお預かりできません」(もちろん英語)というメッセージが!

仕方なく、ルフトハンザの搭乗手続きカウンターに行くと長蛇の列! 日本の空港だと出発時間間近のお客さんがいないかスタッフが気を利かせてくれそうなものですが、ミュンヘン空港ではそんな気遣いは一切ナシ! 刻々と出発時間が迫ってくる中、私の順番が来るのをひたすら待ちました。いよいよ私の番になり、カウンターの白人の中年女性に「すでに搭乗券は持っているんですが、荷物を預けたいんです」と伝えました。「搭乗券を見せてください」と言われ、彼女に渡すと不機嫌そうに「ケルン行きのものをお願いします」とのこと。なんと、私が彼女に渡したのは羽田からミュンヘン行きの搭乗券だったのです! 先ほどの無人荷物預け入れカウンターでエラーになってしまったのも、間違った航空券を入れてしまったからなのでした。私としたことが信じられないミスを・・・orz。

ケルン行きの航空券を渡し、バックパックをベルトコンベヤーの上に置くと、彼女の口から信じられない言葉が!「このままではお預かりできません。(バックパックのショルダーストラップを指しながら)ここを固定してください」とのこと。固定するったって紐もないし・・・。「どうすればいいかわかりません」と言うと、白人女性は「私もわかりません。このカウンターの一番端にブルーのシャツを着た男性がいます。彼にやり方を聞いてください」と言って、荷物のタグを発行し、私のバックパックの持ち手のところに巻きつけました。私は「わかりました、ありがとう」と言って、バックパックを背負い、そそくさとさっき教えてもらった男性のところに。荷物をベルトコンベヤーの上に載せ、「このストラップを固定したいんですが」と言うと、人の良さそうな白人のおじさんは「大丈夫だよ」と一言。「このままでいいんですか?」と私が聞くと、おじさんは「大丈夫」。私は「ありがとう」と言って、そのまま今度はセキュリティチェックの場所に向かいました。

当然のことながらセキュリティチェックも長蛇の列。搭乗時間の17時25分はとうに過ぎており、私は「マジで飛行機に乗り遅れるかもしれない」と不安になりました。しかも私の前に並んでいたスペイン語を話す少年が、液体を隠し持っていた(靴下を何枚も重ねた中に整髪料のようなものを入れていた!)ことが発覚し、さらにタイムロス。みなさん、液体は隠しちゃダメですよ! 幸い私は無事にセキュリティチェックを通過!

荷物を持つと搭乗ゲートまでダッシュ! 当然のことながら大きなミュンヘン空港を全力疾走していたのは私一人でした。出発時間の10分前の17時45分、やっとゲートに到着すると、そこにいたのはルフトハンザの女性ただ一人。私は息も絶え絶えに「乗り遅れちゃいました?」と聞くと、彼女は「お客様はラッキーです。このフライトは搭乗に時間がかかっているんです」とゲートのドアを開けてくれました。「日本からの乗り継ぎですよね? 入国に時間がかかったのですか?」と聞かれ、「いえ、液体を持っていたので、荷物を預けなくてはいけなくて・・・ありがとうございました」と言いながらボーティング・ブリッジを進みました。

ちなみに、ミュンヘンから羽田までの帰りの便でも同様のアナウンスがありましたが、帰国して調べたところ、合計が100ml以内でないというのは誤りで、あくまでも1つの液体が100ml以下でなければならないということがわかりました。つまり、私はわざわざ荷物を預ける必要もなければ、空港内を疾走する必要もなかったのです! 私のようなひどい目に遭う人がまた出ないよう、機内アナウンスの間違いとキャビン・アテンダントの対応ミスについてANAに報告したところ、非常に丁寧なお詫びメールをもらいました。

今回はこの辺で。続きはまた後日ということで。

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