設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

リベンジ??

2012年03月07日 13時54分34秒 | 独り言
世の中、受験シーズンも一段落。
まだ国立系の大学受験の結果が残っているらしいが・・・
自分の周囲の私立、都立の中学、高校は
とっくに終わっている。
我が家は、今年受験生はいなかったが
来年受験生とその2年後にまた一人が
受験となる(大学受ければの話だけど・・・)
で、この時期 自分のような母性うすーーーい
母には、信じられない現象があるらしい・・・
ちょっとした燃えつき症候群の「母達」
受験を受けた「子供」じゃなく「母」って
ところが、ううーーーん現代病??とかって
思ってしまう。。
それと当たり前だが第一志望に受からない場合の
親の決め文句が次の受験で「リベンジ!」と
言うらしい・・・
これって、凄く個人的な感想だけど
はあ~~~~~??と どっちらけになって
しまうのは自分だけ???

そりゃあ親ならば、我が子には希望通りの
進路に行って欲しい。そして出来るなら
優秀なところに行って欲しい。
当たり前の感情である。
で、子供自身が 今の場所で頑張って次の
場所へ行く時には もっと頑張るぞ~~っていう
意味での「リベンジ!」となるのはいいけど
勝手に親だけが「リベンジ!」ってどうなのか・・・
見返してやるとかリベンジとか そういう言葉
出るという事は、受験の競争相手は自分自身じゃないって
事なんだなあと・・・・
変な言い方してしまえば見栄の受験。
他人の為の受験。

受験は、誰との戦いでもなく自分自身の戦いである。
どれだけ自分の能力を試験当日に発揮出来るか。
答案を埋めて合格基準点に達っせられるか。
単純に言ってしまえばそれだけの作業。
その作業が出来るか出来ないか。
それは子供本人次第。
親は、結局その能力を淡々と見守るしかない。

よく「うちの子はやれば出来るんです」
という親の方達がいるが、あれも自分からしたら
結構引いてしまう。
「やれば」「出来る」って事は、「やらない」って事。
「やらない」能力 そういうのもあるのではないか。
要するに能力は0って事じゃないのかなと・・・

なんだか子供の受験が親の所有物化となっているように
最近感じてならない。
昔は小学生が受ける中学受験にそういう傾向を
よく見たが、最近はそれが大学受験まで
上がってきている・・・・
自分達 親がちょっとおかしくなっているのでは?と
思わずにはいられない。

しかしよく考えれば今週日曜は震災から1年。
受験の苦しみ 辛さすら知らない世界もある。
受験出来る幸せ、悩める幸せ、それも忘れては
いけないなあと思う。
リベンジだとか見返すとか言っている言葉が
出る自体、それは凄く幸せな事かもしれない。
ちょっと個人的には引いてしまうけど・・・・



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