UNDERWATER

水面下で秘密裏に行われる話題をチョイス!

カオス

2012-03-26 09:03:36 | 水の中
サビハゼのハッチアウトを堪能して、浅瀬に戻り暫しの安全停止。

石ころには、ヒドラが沢山繁茂しています。

よく見ると卵が付いています。

ん?石を捲ると、ミサキヒメミノウミウシがいました。初めて気がつきました。
目につく卵の付いた石を裏返すと、その大半にこのウミウシがいます。
大きく見えますが、実際はmmの世界です。
卵を持ったワレカラに他のワレカラが絡んでいます。
2cmちょっとの小石の上で繰り広げられている世界...混沌としてみえますが、
水温が上がり爆発的な速度で生物が増殖するこのタイミングにおいては、これが
極普通の光景です。
カオスと感じてしまうのは、こちら側が生物としての爆発的な増殖のスピードを
失ってしまったからなのかも知れませんね。

ん?おれって...

2012-03-18 17:25:20 | 水の中
上向きに目のある魚(メガネウオやミシマオコゼなど)は、英名でスターゲーザーと呼ばれています。星を見る人...つまり天文学者を指す言葉ですが、そんな風に魚を見ている欧米人に、聞いた当時は嫉妬するくらい感心してしまいました。ふと、今日ムラサキウミヘビを見たら、空を見上げていました。おぉっ!おまえもスターゲーザーぢゃん!?今日は、天気も今いち、濁りもピカいち、場所によっては、星(夜光虫)が見えるほど暗かったです。

タコアシサンゴ

2012-03-12 11:55:28 | 水の中
三保では、ハナタテやタコアシなど、キサンゴ系のサンゴの種類が多く、しかもこの辺の種はどちらかと言うと希少種の部類になります。ディープダイバーの方々は、もしかするとあまり珍しく感じないかも知れませんが、20m台前半の深さで、この手のサンゴがある場所は、特異的だと思います。実はこのタコアシサンゴなんですけど、一時期元気がなく、骨格に対して徐々に縮んでいったので、もぉ長い事見ているのでダメかな?と諦めていました。このサンゴの寿命がどれくらいかは分かりませんが、見つけてから7~8年は経つと思います。骨格の直径で5cmはある大きな個体です。金銭的な価値を知っている人には、絶対に知られたくない個体です。以前に岩ごと削り取られたことがありましたからね。でも、自分の子供の年齢よりも長い間観察していると言う事は、少なくてもその間にはそぉ言う輩に見つからなかったって事ですから、今後もそう言う人には見つからなければいぃなぁ~。

セスジミノ

2012-03-05 11:11:31 | 水の中
巻貝やウミウシ系の産卵が盛んに行われていますね。環境や食性で体色の変化があるので、一瞬!どっちだろぅって思うことがありますが、これはセスジミノウミウシで良いのかなぁ?昨日もミズタマとツノザヤと悩みました。ウミウシの好きなゲストさんは、割りと簡単に識別してしまいますが、三保の場合は微妙な違いが分かり難い個体もあって...。色が奇麗だから、まぁいぃっか!?

ツノザヤウミウシ

2012-03-04 09:34:57 | 水の中
前回先端に行った時は、まだ時期が少しだけ早かったようで、見られませんでしたが、今回はツノザヤウミウシを見る事ができました。しかも、交接していました。っとは言え、ゲストに教えてもらったゴッツァんカットなんですけどね?(苦笑)これからもっと増えるといぃなぁ~と期待しています。

ミナミとチカメ

2012-03-03 08:57:50 | 水の中
撮影している時は、色の違いくらいしか感じていませんでしたが、こおやって並べた画像を見れば、違い種類だと言う事が一目瞭然です。体高もそうですが、各鰭の形状が全然違いますね。でも、何で一緒にいるんだろ?(笑)

ガラスハゼの子

2012-03-02 15:39:50 | 水の中
ヤギを見ると、小さなガラスハゼが居ます。ヤギのポリプが縮んでいるので、直ぐに分かってしまいますが、なにせ1cmほどの大きさなので、目にピントを持って来るのが大変です。ポツンとグリーンの瞳だけが浮き出て見えて、メルヘンの世界です。(笑)