真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

マインドコントロールとは何か より「認知的不協和の理論」その7

2015-06-14 23:21:59 | 認知的不協和の理論
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第5章 「人間が変わること」の理解のための社会心理学研究 より

強制的承諾の効果(2)

マインドコントロールとは何か より「認知的不協和の理論」その7

 この実験の状況をイメージさせる状況が、破壊的カルトへの入会の過程のなかでみられる。アロンソンとミルズは、認知的不協和理論におけるこのような強制的承諾の効果を、集団への魅力の研究の中で実証する実験を行っている。それは、厳しい入会儀式(イニシエーション)と集団への魅力との関係をみる研究であった。実験の被験者は女子大学生六三人であり、性の心理に関する討議集団へ参加してほしい、ということで集められた人びとであった。

とここで恒例、実験内容の簡単説明です。

女子大生に「今まで継続して討議してきたメンバーが辞めて欠員が出たため、代理として討議に加わってほしい」と説明。

いざ討議に参加する段になって「(性に関する討議は)やっぱり無理」となられては困るので、事前に参加できるか判断する「困惑テスト」を実施。

その「困惑テスト」の条件を厳しい(卑猥程度が大きい)グループ、容易な(性を関連できる程度)グループとに分けてテストをし、参加の可否を問う。

テスト後に実際討議に参加してもらい(討議自体は同じ内容)、その討議の内容や他のメンバーに対する魅力を聞くアンケートを取る。

 この実験結果は、厳しい入会条件を課したグループが集団の魅力を高く評価する、という仮説通りのものであった。つまり、集団のメンバーになるためにより不愉快な入会の経験をした人たちは、その集団を魅力のないつまらない集団と認知すれば、認知的不協和を増大させることになるから、かえって、集団への魅力を高めることによって不協和を低減したというのであった。
 この実験結果からわかることとして、たとえば集団への魅力を獲得しようとすれば、個人がその集団に参加しようとしていくとき、厳しい入会儀式を課せばよい。その結果、個人の認知的不協和が増大し、それを解消するためにかってに集団への魅力を高める。すなわち、入会儀式が厳しかったという認知と協和関係にあるのは、それなりに価値の高い、魅力的な集団であるという認知をもつことになるのである。
 破壊的カルトにおいて、「修行」「伝道活動」「募金」「訪問販売」なと、その入会儀式や集団内部での生活は非常に厳しいものが多い。しかし、この理論から予測できるように、「厳しい入会儀式」は、彼らの組織に対する魅力をそこねるどころか、かえっていっそう魅力を高めてしまう効果をもつのである。

・・・続く

ここに、かつて学会に批判的だった、アンチだったという方たちが、熱心な活動家となってしまっている一つの要因が見て取れますね。

「昔はアンチであった」という経験は厳しい入会のハードルに相当します。当然ですよね。元から好意的であったという人よりハードルが高いのは誰にも理解できることでしょう。

ですから自身のその認知が強固であればあるほど、不協和の解消に努める=学会への評価が高くなる、ということになるのではないでしょうか。

これは現在の学会員さんでたとえかつてアンチでなかったとしても、学会の社会的な評価がイマイチであると気づいている方にも当てはまるのではないかと思います。

社会的にイマイチな評価の組織に属するということは、それ自体が「厳しい入会儀式」を経ていることに相当するでしょう。ですから学会の魅力を高め、周りの不理解であると自身を納得させなくてはならない、ということになるのではないでしょうか。

またそういった逆境に酔うが如く、外部には不条理とも思える選挙活動や寄付に邁進する姿もこういった心理作用が働いているのかな、というのは誰もが想像してしまうことでしょうしね。

ところで話は変わりますが皆さん、こんなものをご存知ですか?

「それぞれの血液型が自分の性格を詠う『血液型の詩』が的確すぎて面白い!」(Spotlight)

私は基本的に血液型診断、血液型占いみたいなものは信じていないのですが(何故なら家族全員が同じ血液型だから!同類とは認めん!)、これはちょっとフレーズがおもしろかったw

全部当てはまるというわけではないのですが、他の血液型の特徴に比べたら当てはまるものが多くてちょっと信じてしまいそうになったりw

さあ、ここでクイズです。私の血液型は何型でしょう?難易度高いかな~?つっても4択ですしねw

答えは来週です。当たっても何も出ませんがw

それから更新記事のトップに「はじめに」の記事を表示させることにしました。以前もこの形式でしたね。

やっぱり元に戻しますので、これからもこの形式でよろしくお願いいたします。


6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
けいこさんへ (クロ)
2015-06-28 16:26:20
こんにちは。
シニフィエさんの「対話を求めて」というブログで、最近コメントされていたことを思い出しました。
ドクター部のお医者さんが「具合が悪かったら題目で治そうとせずにまず病院に来てほしい。学会員は題目に頼って病院に来るのが遅れがちで手遅れになる人もいる」というようなことでした。
また、かつて戸田氏も「祈りは何でもかなうのか」という会員の問いに対し「焼き魚を食べたいといって仏壇の前に生魚を置いて必死に拝んでもご本尊は魚を焼いてくれない。まずはすべきことをするのが大事だ」というようなことも仰っていました。
この戸田氏の時代からそうだったのかは分かりませんが、学会の「題目=万能薬」的な発想は危険ですね。
けいこさんの仰るように、病気の女性と写真を撮りたがる様は嫌がらせ、少なくとも相手が嫌がっていることは容易に分かることです。
けれど本人たちはきっとそのつもりはなく、その人間的な配慮を飛び越えた「施し」のような気でいたのでは、と思います。実際のその場面を見ていないのであまり断言はできないですけれど・・・。
もちろんそれが良いことなどではなく、宗教の前に人間であるということは誰もが感じることでしょう。
学会員さんたちも、他の宗教で同じことをやっていたら眉をひそめるのだと思います。
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同性として憤ってます。 (けいこ)
2015-06-21 22:26:16
病気で容姿を気に病む女性に、写真撮影を命じ、優しさの演出より意地悪な嫌がらせに思います。ご本人は「病気のこんな顔で、皆と写真は困ります~」と責任者に話し「解ったわ。だけど、私達は気にしないわよ」と部長に言われてました。十代で年頃の女子に、顔がお化け等言いつつ、写真の強要がどれ程傷つけたでしょう。宗教で病気が治ると言われ、実際は病院の薬や手術で完治。親しい当時同年代の私だけ事情を聞き、医者は「元通り健康体になっても、病気前の普通の容姿には戻らない」との診断だったと後で知りました。
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河童さんへ (クロ)
2015-06-21 16:31:02
百均好きは世のお父さんの常でしょうか。
私のパパンも大好きみたいです。カゴいっぱいに買い物しているようで、逆に高くついているんじゃないの?って感じですw

きゅうりで財務回収、お疲れ様です。
現実的な金額の換算はナンセンスですよ。
世話をする楽しみ、収穫する喜び、ご近所さんたちとの交流アイテムにも。
必ず自分の経験として「実」になるわけですから、財務と比べるのも失礼なプライスレスじゃないですか。

二世や三世でない外部の方は、かつての河童さんのように「必要ない」という認識の方は多いでしょうね。
学会が必要ないというよりは宗教が必要ない、という考えでしょうが。
それなのによりにもよって、学会に当たっちゃうというのはちょっとした不運のような気もしますね。
いえ、下を見ればキリがなく(学会結構下層なのに)、上を見てもキリはないのですがw
河童さんは保留にしたことを覚えていたので、今こうしてアンチブログを見ておられるんでしょうね。
たぶん保留にした人でも、活動しているうちに忘れちゃったという人は多そうですから。


>子供が同じという事象の確率は、O>A>B>AB ですかね?

ぐふぅ・・・。
そんな推論の仕方は邪道です!これだから理系男子は!
ここは乙女ちっくに、Aは几帳面だからぁ~、大雑把のOだしぃ~、自己中のBとかぁ、二重人格のABもあるかもぉ、とやってくれないと!
しかし私も思います。血液型の特徴って後天的な要素もデカイですよね。
つい先日会社でお局さま的な人が若い男性社員に「その(封筒の)開け方はAじゃないで!」とダメ出しをしてました。この記事を書いた後だったので「あぁ、こうして几帳面なAが作られていくのか・・・」としみじみ思ったり。
河童さんのとこもご家族で同じ血液型ですか。割とそういうの多いのかな~。
でも河童さん、Oじゃないですよね。たぶん・・・。ガタガタでもないでしょうけどw
人と違うと言われると嬉しいタイプの河童さん、Bっぽいと思ってましたが、家族全員Bだったら何だか凄そうな。いえ、いい意味でw
でも血液型って国や地域によってバラつきがあるじゃないですか。日本は偏りが少ない方らしいですけど。
どっかの国では9割以上がB型(だったかな?)とか、聞いたことありますよ。
そんな国では血液型占いとか、ありえないでしょうしねー。
おぉ、そろそろ正解発表しましょうか?
ワタクシの血液型は、「恩には死んでも報います、恨みは化けても晴らします」のOです!!
河童さん大正解。さすが!
ちなみに当たっているなと思ったフレーズは、
「打算の結果のボケ発言。さりげに真実ささやきます」
「原則いざこざキライです。嫌いなやつでも叩きません。面倒くさいのは後始末、なるべく避けて通ります」
「勢力争い嫌いです。俯瞰で見てこそ醍醐味です」
とかですかね~。オイオイ、アンチで学会叩いているんじゃないかと思われたあなた。ネットのアンチブログなんて、叩くうちに入らないですからね。それこそ文脈読めてます?ってことでw
でも別に・・・次に生まれてくるとき何型でもいいですけどね。だって信じてないし!

学会の無言のドレスコード、あるらしいですねぇ。て、無言じゃなかったですか。
ネチネチ言うくらいならいっそ規定を作ればいいのにって思いますが、それするとその規定を理由に人が減るからしないんでしょうね~。
で「無言の圧力」で見えない規定に縛られる、と。
学会のやり口は服装にまで徹底していて、完璧すぎます。
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けいこさんへ (クロ)
2015-06-21 15:48:18
>「現実を突き付けはっきり言わないと、相手に届かない」
>「本人の信じる事を一つづつ崩し、学会を信じさせる事が重要」

これは酷いです。
自分たちこそ現実を見るべきなのに。
「信じる事を崩し~」というのは、まさに今記事にしていますマインド・コントロールの書籍に書かれていました。
これは洗脳の手法で紹介されていましたが、相手のアイデンティティ(社会的立場や性格、自己認識)を攻撃して崩し、そこに新たな教化を注ぎ込むという方式です。
マインド・コントロールも同様の過程を踏みますが、洗脳が特定の条件下で厳しい肉体的苦痛、拘束を伴うのに対し、マインド・コントロールはあくまで「相手のため」といったソフトな条件下で行われます。
本当に創価学会は、このような非人道的なことは辞めるべきです。

病気の女性に対し写真を撮ろうとする行為も、学会員さんたちは「憐れみを持ち優しくしてあげている自分」を演じたいだけであって、相手ではなく自分のことばかり考えているのがよく分かります。
色々な場面で言えることですが、宗教の前に人間性をまともにしてほしいです。
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やっと週末 (河童)
2015-06-19 22:15:56

ワタシ百均が好きなんです。毎日、店への辻に立っと血が騒ぐんです。
連日大創人

クロさんこんばんは。
今年のキュウリも百均の種からの苗で、背丈も1m程になりました。財務分の回収は中々進まず、達成はラララ…来々世って感じですw 回収期間の短縮を図るため単価の高いゴーヤとトマトを加えてみました。ウチの子供はどれも嫌いなので今年も近所にお裾分けになりそうです。お返しで結果、物々交換になるんですがw

>「昔はアンチであった」という経験は厳しい入会のハードルに相当します。

ワタシは何年も入会を拒みました。しかし嫌いと言うより必要ないという認識でしたから、ハードルは比較的低かったかもしれません。、入会してから色々調べたらスキャンダラスな情報が余りにも多いのでビックリしたクチです。直ぐに先輩に質問しましたが、「答えは全部あるので心配しないで大丈夫。慌てずじっくりやって行こう」と言われ、なが~~~い保留が続いたのでした。ほったらかしたその先輩は市会議員になっちゃうし。

家族全員が同じ血液型ですか! 実はウチもそうなんですw(解りやすいけど息苦しいです)
子供が同じという事象の確率は、O>A>B>AB ですかね?
リンク先を読むと・・・雰囲気的に・・・クロさんは・・・O! いい意味で。(と抜かりなくフォローw)
でもリアルクロさんを知らないので、滲み出る男前さから予想しました。

血液型占いって割と信じるんですよ。後天的な要素が強いとは思うものの、基本的内面の傾向性に括りがあるぞと。人の血液型を聞いて、「えー?」って思うより「やっぱりな」って思う方が圧倒的に多く感じるのは気のせいですかね? ワタシなんて人から外されたこと皆無です。典型的? 「オレなんだと思う?」なんて言おうものなら「そんなの決まってるでしょ。ところで…」と取りあってくれません。
ところで、ワタシは何型でしょう? 歯形? クワガタ? ガタガタ?
正解は・・・
「血も涙もない」 とクールに決める。
尚も聞かれればステイサムbot風に
「お前に血はやらない。欲しければ奪ってみろ」

これ言いたくて仕方ないんですが、ちっとも聞かれないから言えないんだってば。

このところ梅雨とはいえ気温が不安定で、着るものの選択に困りますね。
服装で想い出しました。

昔、仕事から帰ってネクタイ、スーツに着替えて活動に出ていく男子部が大勢いました。ワタシは逆に、ネクタイ、スーツからTシャツ、ジーパンに着替えて出ていきました。それは壮年部になってからも貫いたんですが・・・だって楽だもん。幹部は失礼の無いように、なんてたまに聞こえてましたが、服装で人を見るのかと思ってました。
ある時、外部を呼ぶ大きな会合で主催者をやらないといけないことがあって、いつもの仕事着スーツで出ていったら婦人部幹部が頭からつま先までジロ見しながら言いました。
「河童さ~ん、そうよ、それでいいのよ~!」
見慣れてなかったんでしょうが、なんか複雑でした。
昔、会長と副会長、それにC1が来る会合にお呼びがかかりました。
だからなんなのさと、いつものTシャツ、ジーパンで行きましたw 入場できるかな?と思いつつ、揉めたらゴネてやると、気分は竹内力で。
周りは99%スーツでしたが、あいにく追い風のため肩で風は切れませんでしたが堂々と入りました。
“勝った”と思ったワタシですが、世間から見たらそんな所に入った時点で負けてました。

アホなことばかりでスミマセン。さて、一杯やっか。
まだ飲んでない、というのが致命的w

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記述で思い出しました。 (けいこ)
2015-06-17 13:17:35
今思うと、勧誘がモラハラに近いと思いました。女性で容姿が変わる様な病気の人を勧誘時、「あなたの病気はお化けみたいな顔になるのが特徴ね」とその相手を折伏時、立ち合いました。「現実を突き付けはっきり言わないと、相手に届かない」「本人の信じる事を一つづつ崩し、学会を信じさせる事が重要」と良く聞きました。残念乍ら入会させてもご本人の顔の容姿は、変わりませんでした。「一度病気で容姿をなじられ、何故か『一緒に写真撮ろうよ』と度々学会員に言われ苦痛。」と彼女に聞きました。相手に責任取れないのに、私達は学会家族と宣う事に、嫌気がさした一つの出来事です。同じ病いの方々が闘病中と思い、どんなご病気だったかここでは書きません。
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