真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

マインドコントロールとは何か より「認知的不協和の理論」その1

2014-05-05 22:40:53 | 認知的不協和の理論
マインド・コントロールとは何か マインド・コントロールとは何か
価格:¥ 1,427(税込)
発売日:1995-08

第5章 「人間が変わること」の理解のための社会心理学研究 より

認知的不協和の理論

 一般に人は、正しいと思っていることや、好きなことにしたがって行動をすると思っているかもしれない。しかし逆に、行動することが正しいことになったり、好きになったりしていることをあまり認識していないであろう。しかし、社会心理学では、前者よりも後者のほうがよく起こりうることを確かめてきている。つまり、行動することが、内面の認知や感情を変化させる。このような認知・感情・行動の関係を説明するのが、「認知的不協和理論(cognitive dissonance theory)」である。
 この認知的不協和理論は、社会心理学においてもっとも多用されてきた代表理論であり、一九五七年にフェスティンガーという人によって提唱された。フェスティンガーによれば、人は、知識、意見、信念などの認知要素のうち二つが心理学的に不一致、矛盾しているとき、緊張を経験するという。そのとき、人はその緊張を低減させて自己の考えを適応させようとする。これが、この理論の基本的な原理である、つまり、一言でいえば、
人間は自分自身の内部に矛盾がないように努力する、というわけだ。

行動することが正しいことになったり、好きになったりしている。

学会ではよく「まず行動」「とにかく動く」みたいなことが言われているようですが・・・。

つまり好きだから活動するのではなく、活動するから好きになっていく、ということでしょうか。好きになれずに活動から離れた人は幸いです。無理に活動を続ければ、心理学的にはいずれ好きになってしまうかもしれなかったのですから。

あまり気分のいい話ではないのですが、動物を使った実験で嫌悪刺激(「痛み」など)を与え続けると、そのストレスを受容する力の限界を超えてしまい、条件反応の消去が起きてしまうそうです。つまり、「痛み」を「痛み」として認識しなくなってしまうのです。

更にこれを続けると、否定的条件反応と肯定的条件反応の逆転が起きます。嫌悪刺激を与え続けられた動物は嫌いだった飼育員に突然尻尾を振って近づいたりするようになったり、今までの感情とは真逆の反応をすることに至るのです。

今、学会活動が好きでやっている人は、本当に好きでやっているのか、少し空恐ろしい感じがしますね。

「認知的不協和理論」は創価学会のMCを語る上では外せない用語の一つです。

自分の中に生じた矛盾に対し、言い訳、嘘、ご都合主義の解釈などでその矛盾を解消しようとする心理作用のこと、という感じでしょうか。

ダイエット中にお菓子を食べちゃった→今日は疲れてたから。明日から本気出す。とかw

尊敬する人が非常識な発言をした→凡人には計り知れない深い意図がある。とかw

私は恥ずかしながら、学会のことを調べ始めて初めてこのような言葉を知りました。

最初MCと言うと、カルト宗教などで特殊に用いられている技術のように考えていましたが、実際にこの「認知的不協和」のことも含めて、私達一般生活の中で普通に当てはまるような心理状態のことが多いです。

カルト宗教はその当たり前の人間の心理状態を上手に誘導して、自分達に都合のいいように利用します。簡単に言うとその誘導→利用のことをMCと呼ぶ、といったところでしょうか。

とりわけ創価学会はこの運用が非常に巧妙です。一つには池田氏の臆病さから出ているであろう慎重さが、MCの問題を明るみに出させずここまで組織を巨大にした要因として役立っているかと思います。

上記の「認知的不協和」はダイエットの例でも分かるように、ごくごく普通の日常生活で頻繁に起こる心理状態です。私自身もですが皆さん、そんなに自分に正直に生きてないでしょ?自分に対する小さな言い訳なんか、意識もせずやってしまっているのではないでしょうか。

だからこういう心理状態を利用されても誰も「MCされている」なんて思わないのです。

それが巧妙なMCの厄介なところなのではないでしょうか。

さてさて、先週は風邪でしたということで、ご心配をおかけしました。私の体調を気遣ったコメントを下さったり、本当にありがとうございます。

おかげ様で風邪の方はもうすっかり回復いたしました。少し咳が残っていますが、これはいつものことなのでw

去年もGWに被せてきたんですよね~。風邪の奴め!休みで気が抜けるからなのか、体調を崩しやすい時期なのか、両方なのか。

GWはもう残すところあと一日。皆さま、元気で楽しくお過ごしになられたでしょうか。

連休中に時間がたっぷりあるからと思っていると、ついつい他のことをしてしまってブログの更新が延びるというグダグダっぷりを発揮しているワタクシなんですがw

明日は連休中に済ませる予定の最後のノルマ、猫のシャンプーを決行します。大仕事なんですよ、これが。

本当は今日のつもりが、雨で肌寒かったので明日に・・・。ハッ、これも認知的不協和?

皆さん、連休最後の一日をゆっくり楽しんでお過ごしくださいね~ヾ(=⌒ー⌒=)


7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
クロさん こんばんは☆ (ミルフィーユ)
2014-05-08 22:52:30
クロさん こんばんは☆

今日から聖教がパワーアップと言うことでしたが、なんと申しましょうか…


特にどうと言うこともなく、ただ題字が横文字になったり各コーナーのタイトル文字やデザインが変わったようです。

【わが友に贈る】が1面の左上に来たし。
テレビ・ラジオ番組欄は全番組表が1頁にまとまって9面に。
一番うしろにあったほうが見やすいと思うけど…(笑)


そうそう新企画【わが町わが誇り】ってのが始まり、今回は「東京 青梅総区」で名誉会長夫妻が19年前に訪れた写真を載せておりました。


その隣には【この時に 誓う】が始まりました。幹部が名誉会長との師弟の原点、体験と決意を述べるんだそうですわ。

お師匠さまに対して何を「お誓い」申し上げるのやら(笑)

第1回目は原田会長の登場です。


今後も幹部が次々登場し、名誉会長に対し何かを「誓う」んでしょう(笑)

まあ学会から給料貰ってる身としては ヨイショしておかないと生活できませんからね。

1面に夫妻2ショットが載ってたので、おっ!パワーアップ記念の写真か?とよく見たら7年前のでした(笑)

来月行われる婦人部総会の記事で、今年は『希望総会』と銘打ってやるんだそうです。
相変わらずネーミングが好きだこと。

また、いつものように名誉会長撮影の写真と詩の1節を記念カードにして配布するそうですがもう完成したとか。


その撮影した花の写真がカラーで載ってましたが、う~ん…なんか普通?


ていうか私ならもう少し上手に撮れそう(笑)

確か去年の写真もなんか……だったなぁ(笑)
返信する
こんばんは(^-^) (カノン)
2014-05-10 19:14:50
こんばんは(^-^)

朝夕はなんだか肌寒いですね。
私も風邪ひいてしまいました・・・。
でも回復の早いこと!
やっぱり創価学会を離れると基礎体力が全然違います。


確かに、やればやるほど泥沼にはまるのが学会活動の恐ろしいところですよね。
自分で学会活動が好きかどうかも分からなくなるんですけど、「好きなはず」と自己暗示をかけないと、やってられないですものね。

ところで、
小造さんという未活の男子部の『創価3世本音ブログ』というブログがあるんですが、これが楽しくて、一気に読んでしまいました。

毎回短い文章ですが、3世ならではの、また関西の男の子ならではの、達観した痛快な語り口に、思わず笑ってしまいつつも「頑張れ~(^-^)/」と思います。

いろいろ嫌な思いをした末の境地なのかなと思ったり。

池田氏も最初っからあだ名ですしねw
公共の場ではニヤニヤしちゃうので読めませんwww

Xデーのドサクサに紛れて脱会する予定とか。
彼のミッションが無事に成功しますようにと陰ながら思います。

ひそかにそう思ってる学会員さん、たくさんいそうな気がします。

よそのブログの話でごめんなさい。
返信する
カノンさん (ミルフィーユ)
2014-05-10 22:03:58
カノンさん

そのブログ、さっき検索してみました。

いやぁ ホントに面白いッ!

1年も前からあったなんて全く知りませんでした。

まだちょっとしか読んでないので、あとでゆっくり笑いをこらえながら読みたいと思います(笑)

そうそう 関西といえば今日の聖教5面の【ターニング ポイント】は『シンガー・ソングライター 川上翔』と言う男子部さんの登場でした。


大阪生野区在住の男子部部長の24歳。

なんでも今年11月18日にメジャーデビューすることが決まったとありました。その日って学会創立記念日じゃないですかね。


この男子部のおばあさんが昭和31年入会の支部副婦人部長で孫を励ましてどうのこうのと書いてありました。

きっとメジャーデビューしたらまわりの学会員さん達は同志だからと一生懸命応援するんでしょうね。

それはそうと このシンガー・ソングライターさん、関西では有名なの?…ふと思った私です(笑)
返信する
クロさん おはようございます♪ (ミルフィーユ)
2014-05-11 08:17:04
クロさん おはようございます♪


今日の聖教1面にはドーンとでっかいカラー写真が載ってました。


何かな…
あれ? いつもは日曜の5面『池田名誉会長 桂冠詩人の世界』の写真と詩が今度は1面に格上げ?(笑)


ほぉ~ な~るほど
『池田名誉会長 光の言葉 幸福の曲』とタイトルが変わり1面に載ることになったようです。

内容は全く同じだけど?


あっ 説明によると今度から詩だけでなく随筆やスピーチからの言葉も載せるようです。


だから新しい企画モノだと言いたいのかどうなのか(笑)


写真の解説に 「…先月5日、創価大学を訪れた後、池田名誉会長は牧口記念庭園へ。
柔らかい光の中に踊る¨春¨を、カメラに収めた」とあったんですよ。


レンギョウやシダレザクラ、春もみじの花が写ってました。

確かその日は創価大学内のあちこちを視察し おまけに周桜も観賞してるのに、翌日の『周桜観桜会』には欠席したんでしたねえ。


いやはや 5日はキャンパス巡りでお疲れだったでしょうに、更に牧口庭園にまで足をのばして写真撮影されていたとはねえ…


周恩来さんとの出会いから40周年の節目の観桜会なんだから、名誉会長もスケジュール調整して6日に観桜会とキャンパス巡りを兼ねたらよかったのにね(アハハ 私もしつこい)


8日から聖教新聞はパワーアップしたそうですが、私の感想はタイトルやロゴが変わっただけか…なんてね(笑)
返信する
ミルフィーユさんへ (クロ)
2014-05-11 15:59:54
ミルフィーユさんへ

こんにちは!
聖教新聞がパワーアップ、ですか・・・。
その実、内容は大した変化はなく、見出しのデザインがちょこちょこ手を入れられた、とw
マスコミによくある手法ですな。大抵その後打ち切りになったりする、最後の悪あがきみたいな。
特にテレビ欄の移動は考えられませんな。これだけは改革と言ってもいいw
だが失敗のフラグにしか思えないという。


>今後も幹部が次々登場し、名誉会長に対し何かを「誓う」んでしょう(笑)

池田氏はよく幹部や公明党議員に誓わせていますね。
「学会の資産は全て池田家のもの」という念書に会長を含めた上層幹部にサインさせたり、弟子の「永久名簿」を作って忠誠を誓わせたり・・・。
今回聖教新聞上に載せられた「お誓い」などは、この池田氏の嗜好を下の人間が汲み取ったヨイショでしかないでしょうが、それ以上に末端会員の引き付けもあるんでしょうね。
お偉方がこうして仏教や日蓮さんなどをすっ飛ばして「誓い」を立てるほどの名誉会長。
絶対的な頂点としての名誉会長を演出し、会長までもが「弟子としてのあるべき姿」を体現することで、名誉会長は「学会員の頂点」から超えられない壁を超えた宗教的カリスマ(末法の本仏?)という位置づけを間接的に刷り込んでいるのですね。
学会の嫌らしいところは直接の表現をせず、こうした婉曲的な解釈で名誉会長を超越者として祀り上げるところにあります。
「日蓮を超えた!」とか「キリストの上を行く!」とか、思ってるんなら言えばいいのに。


>それはそうと このシンガー・ソングライターさん、関西では有名なの?…ふと思った私です(笑)

・・・知らん!w
一応ググッて見ましたが、やはり知らん!
私は生まれも育ちも関西ですが、初耳ですわ。まあまだメジャーデビューしてないから、知名度は無いに等しいのでしょうね。
ユーチューブでちらっと曲も聴いてブログも覗いてみましたが、うん、デビューしても関心が持てそうに無いwまあこれは個人的な趣向なので。
ブログに「〇〇勝利」とか書いてあるあたり、バリ活さんらしいなーと思いました!
そんだけw
返信する
カノンさんへ (クロ)
2014-05-11 16:29:24
カノンさんへ

日が落ちると別の季節のように冷えますよね。
風邪をひかれたとか。うつってしまいましたか?コメント欄感染w
でも人が風邪をひいたという話を聞くと、何故か自分もひきやすくなったりしますし(私だけ?)。
特に最近は例の脱会話の訪問やら、心に負担がかかっていたのかもしれません。
けれど溜め込んで心がへこむ前に、体の方に噴出してくれたのかもしれません。うまく心身でバランスを取ってくれているのではないでしょうか。
こうした正常な働きも、正常な生活があってこそだと思います。
治りかけが重要ですので、お大事になさってください。

学会活動、学会でるやることなすこと全てにおいて、この「認知的不協和」は必要不可欠です。
こうした心理学の要素など知る必要があるのか?と思われるかも知れませんが、事象や概念に名前をつけるということはとても重要なことだと考え、度々記事に挙げています。
名前をつけることで自らの心の状態や変化を自覚し、その作用の原因にまでも行き着くかもしれません。
原因に辿り着かなくては解決方法は見出せませんからね。
この場合の解決方法とは、MCからの覚醒を指します。
それぞれ個人の環境や性格で同じMCでも捉え方は違うので、個々で自分の場合は・・・と考えてもらいたいですね。思考停止からの脱出にも役立つでしょう。
とはいえ、ここをご覧のような方々には最早無用のプロセスかもしれませんが。

ご紹介の『創価3世本音ブログ』、私も拝見しましたよ~。
痛快なノリで、鋭く問題を指摘していて、一気に読んでしまいますね!
教学試験で名前を書いて白紙で提出して去っていったという同級生の方の話とか、創価の未来は明るいなぁと感じましたw
とても面白いブログを教えてくださり、ありがとうございます!
返信する
トラウマな人 (ひろこ)
2014-11-15 19:34:03
これと同じ事を行い幅をきかせ不当占拠して喜ぶおばさんが居ました。
学会人かどうかは不明ですが(何しろ関わりたくなかったもので)。

以前、短期の仕事をした時に同時期に同じように短期で入った人なんですが、とにかく依存心が強くお姫様思考で自分の言うとおりに周りが動かないとマインドコントロール他、あらゆる手段を使って取り崩しのさばりにかかる恐ろしい人でした。
初日に
「一緒にいましょう。」
と、有無を言わさせないような雰囲気で近寄られ、瞬時に拒否反応が出たので、やんわりとお断りしていたんですが、なんとまぁ、つきまとうやら追い回して来るやら!私より確実に年上なのですが、幼稚園児並の後追いをする始末。
私は根っからの個人主義なので、こういうまとわりつきが本当に嫌でシカトしてたのですが、相当依存心の強い人だったらしく根回しの凄いこと。
私の視線に張り付き、必要な書類を持って質問に行こうとすると用もないのにその書類についての質問の行き先の方に話し掛けて、私の仕事を邪魔し、私が余りにも自分に興味を持たないもんだからと、周りの人に「私が話しかけるとそっぽ向く。」と、おおよそ小学校の低学年の抱えるような幼稚な相談で「被害者」を装い、短期受け入れの慣れてる職場の方々は「ほっとけば良い」「関わらなければ良い」と、ごく一般的な当たり前のアドバイスをしたにも関わらず、「私があの人(ひろこ)と一緒にいなきゃいけないの!」と、どこの依存症の精神病患者ですか?という、異常性をひけらかし、それに関わらないで済む事を理解している人達が何度もいなそしても姫ぶり無茶ぶりを恥知らずな程に発揮し、自分が満足いかない返事をする職場の正社員を顎で使う始末。それが当たり前ではない事を諭せば、仕事の邪魔するように質問三昧、お願い三昧。当番お茶汲みに行けば、小一時間も明らかに自分より年下のアルバイトを捕まえて自慢話。完全に旗色悪くとも姫気取りで「お願い」攻撃。
その人を顎で使い自分の思い通りにしていこうとする姿は山姥山賊に見えて仕方ありませんでした。最終日近くにはボディタッチまでされ「わたしがあなたなのよ。」と囁かれ、恐怖でした。今も似たような気配があるとトラウマに苛まれ鬱になりそうな日々を送っております。

どうやって退治していけば良いかしら?このキモいおばさんの幻影は。創価狂と同じぐらい厄介だわ。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。