真実と幻想と創価学会

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マインドコントロールとは何か より「認知的不協和の理論」その6

2015-06-07 22:06:18 | 認知的不協和の理論
マインド・コントロールとは何か マインド・コントロールとは何か
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発売日:1995-08

 第5章 「人間が変わること」の理解のための社会心理学研究 より

強制的承諾の効果(1)

マインドコントロールとは何か より「認知的不協和の理論」その6

 つぎに強制的承諾について説明しよう。強制承諾状況というのは、要するに当人の納得がいかないような状況でも、とにかく行動において承諾させてしまったという場合をさしている。この強制承諾の状況で、認知的不協和理論を実証する実験的な研究を一つ紹介しよう。
 それは、フェスティンガーとカールスミスがおこなった「不十分な正当化による自己説得効果」の実験である。彼らの考えた仮説は、人は、自分がおこなった行動に対して、なぜそうしたかについて十分に正当化できる理由をもてないとき、認知的不協和を経験するであろうというものであった。そして、人はひとたびおこなってしまった行動そのものを取り消すことができないので、自分がおこなった行動に対する認知を変える
ことで、その不協和を解消するだろう、というものであった。

・・・続く

この後に記される実験はまたそのままだと分かりにくいので、簡単に説明いたしますと・・・。

男子大学生にある実験と称して退屈で単調な作業をしてもらい、その後「助手が足りない」と言って次の実験の被験者である女子大学生たちに今した自分の作業を説明してもらう。
その時に「この作業はとても楽しいものである」と女子学生には説明し、もし退屈な作業だと言われても反論してください、と要請する。
その際、男子学生には助手の礼として1ドルの報酬、20ドルの報酬、無報酬というように分けられた。
そして最後に男子学生たちにそれぞれ自分に与えられた課題が「おもしろいものであった」~「つまらないものであった」と段階的に評価してもらう。
その結果、報酬が少ないグループの方が課題を「非常におもしろかった」と高評価し、20ドルのグループは「とてもつまらなかった」と評価した。
この結果はつまり、異性を前につまらない作業をおもしろいと説明するのは自分の本当の評価と矛盾することになるので、不協和を感じるのであるが、わずかな報酬では自分に課せられた行動を正当化できない。
なので自分の認知(つまらない作業だったという認識)の方を変えて自己説得し、認知的不協和の解消をしたということになる。

以上が実験の内容と結果です。

人間の心理って基本的に天邪鬼っていうか、ツンデレっていうかw

上の説明で分かりますかね。前にも同様の実験を紹介したことがありますが有名な心理学の実験なんでしょうね。

低報酬で退屈な作業をさせた方が「意味のある仕事だった」と思い、高報酬で退屈な仕事をさせると正直に「つまらない作業だった」と評価するという。

報酬が安い上につまらんことで時間取らせやがって、この上作業自体に意味がないなど認められん!てなところでしょうか。

ちなみにこの話は続きまして、破壊的カルトで起こる認知的不協和での例を説明していますが、それは次回ということで。

まあでも、察すること余りありますよね。

自分の状況を見たとき、本来の価値観とは大きくかけ離れたものを感じても、行動してしまったこと(過去)を取り消すことができないので価値観の方を状況に合わせていく・・・。

外から見れば「何でそんな(嫌そうな)ことをするんだろう?」と不思議に思うことが多々あろうと、ひとたび行動を起こしてしまった人たちにとってみれば自分の中に生まれた矛盾を解消するために「良いことだ」と思い込んでいってしまう、というものなのですね。

マインド・コントロールは脱却するのが至難といわれますが、自分を正当化しないという方向に進むことが必要とされますから当然のことかもしれませんね。

矛盾を矛盾として捉えたまま悩みながらも抱えていた人たちが、後に脱会したり非活になったりとされていることが多いです。

自分の正直な気持ちを見捨てずにいるということが、大事なことなんですね。

関西では梅雨入りし、雨が降ってちょっと肌寒くなったりと気温の変化の激しい季節になってきました。

こういう時に体調を崩しやすいものですので、梅雨入りした地域の方も、まだの地域の方も風邪などひかないようお気をつけくださいね~。


6 コメント

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こんにちは^_^ (招き猫)
2015-06-11 12:32:27
クロさん、皆さん、こんにちは。
雨ですね。でも、私の心は、晴ればれです。^_^ ブログ運営本当に、お疲れ様です。

朝、散歩しだしました。主人が、あなたは、1日坊主だと笑ってましたが、ぼちぼち、ゆるりだらりと約一か月、休みの方が多い週もありますが、なんとか続けてます。近くの神社に朝のご挨拶をして、ちょっとだけ歩いて帰ってきます。とても気分が良いので、続いてるのかな。感謝とご挨拶だけ。学会の時代は、祈り倒してました。10時間唱題ってのも、やりましたね。恐ろしや。やらねばならない、解らせねばならない、そんな思い、自分勝手な思い込み、思い込まされてました。だから、できなかった時の落ち込み様は、半場じゃない。学会員に鬱が多いのは、そういう事じゃかいかなと思います。

元共産党の筆坂さん、今は保守派の方ですが、言われたそうです。あなたは、幸せだよ。一回の人生で二回生きる事ができるのだから。と これは、私の事でもあるなあと思いました。学会を卒業し、新たな人生を歩んでいる方、その反対の方もいらっしゃる。どちらも人生。
又、人生は何度でもやり直しができると思います。少しの勇気で。
なんて、偉そうですね、まだまだ人間ができてません、わたしもヘタレですので。何事も勉強、勉強。

という事で、クロさん好き勝手書いてごめんさいね。そして、ありがとう。^_^ では、又。
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クロさん 今晩は☆ (ミルフィーユ)
2015-06-13 20:03:11
私、 名前だけ婦人部のグループ長やってるものですから 来週我が家で婦人部総会やるんですよ。


総会なんて言っても私以外のメンバーは地区幹部2人だけ。

それ以上の役職幹部も呼んで総会をやれとのことなので、その他に支部副婦人部長が来る予定です。

今回 「モバイルSTB」が地区に来てるからそれを活用しましょうと。

それなんですの? 地区婦に聞いたらテレビに接続するとビデオ?が視聴できるとかなんとか…


ちょうど11日付け聖教4面の幹部座談会で、「モバイルSTB」について話していました。

なんでも今までは会館でしか利用できなかった「VOD」が各家庭でも視聴できるようになったとか。

今、各地で大反響を呼んでいて婦人部総会でも大好評なんだとか。


「モバイルSTBを持って友人宅に行けば『お出かけ仏法セミナー』で一層 折伏が進むとワクワクしてる人も多い…」と広宣局次長が話してました。

また、ある地区協議会で視聴したら 「まるで¨本幹中継¨みたい。 夢のようです」と感動が広がったり

体調などの理由で外出しづらい方の自宅で名誉会長のスピーチや映像を視聴したら 「先生が、わが家に来てくれた」と、とても喜ばれたんですって。

やれやれ 確か20数年前にも『ビデオ運動』なるものが盛んな頃がありましたねえ。


当時は 多くの活動家が『テレビデオ』を購入して 車に載せては友人宅を訪問しビデオテープを見せてましたね。

時代は変わり 今ではモバイルですか。

『本幹みたい』だの『先生が、わが家に来てくれた』だの、思うのは自由ですが それっていつの映像ですのん?って言いたい(笑)

広宣局次長さんこう言ってます。


「これまで、本部広宣局として、VODは、『池田先生と学会の真実を伝える』

『友人が見ても納得できる』

『学会員一人一人が、信心を深化することができる』をテーマに、約100番組を制作してきました」と。


100番組も制作した中に、名誉会長のここ5年間の映像ってあるんですか?と質問してみたいけど(笑)


手のひらサイズで、持ち運びも可能なモバイルSTBさえあればVODが「いつでも」「どこでも」視聴できる…そうですから 出来るだけ新し~い名誉会長夫妻の映像を制作していただきたいものですね。

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今年もキュウリ植えました (河童)
2015-06-14 10:57:50
「選挙は自分の殻を破って人間革命できるチャンスなのよ」
何回殻破るんだ? 玉ねぎか。確かに中身ないけど。

クロさんこんにちは。
>自分がおこなった行動に対する認知を変えることで、その不協和を解消するだろう

多くの婦人部はそうなんでしょうね。
ワタシの場合は認知を変えた部分も確かにありましたが、判断を保留したことが多かったように思います。
〇×保留というのは理系の基本思考ロジックなので、×のものを認知を変えて〇にするのは敷居が高いです。
外から見たら“保留”なんてただの洗脳者と同じなんですがw

学会が組織的にやるストーカーとか電磁波攻撃とかって時々聞きますよね。
長年、男子部~壮年部でそれなりの役職で活動家でしたが、現場で見たことも聞いたこともないです。
選挙前にストーカーまがいの活動をする人はいますが、選挙が終われば知らん顔ですから。
広宣部の裏活動は暴露本にも出ていますが、ちゃんとした?ミッションがあって特定人物にターゲットを絞っています。一般人にまとわりつく合理性はないですよね。広宣部員自体が1%もいないはずなので人海戦術の集ストも物理的に無理なんですが。
電磁波攻撃に至っては、そんなものを見たことのある人はいますか? 関連の特許文献があるからあるんだ、とかもよく見ますが、特許イコール実用化とは限らないし、特許の中には実施不可能なものまで混ざってますから。
秘密兵器はそもそも再現可能な技術開示が前提の特許出願などしないで闇から闇へ渡るものですが。
ちょっと専門的な観点からですが、電磁波攻撃はかなり眉唾ですね。技術的な可能性は否定しませんが、そこら辺の学会員が取り扱えるような実用域に達しているとは到底思えません。
一番困難なのは、「隠れながら特定の人物に集中して離れた場所から攻撃を与える」部分ですね。
電波は光と同じで離れるほど広がって薄まるんですよ。ある程度の距離を置いて特定スポットの電界強度を人体に影響するほど強くしようとすると、VHFとかUHFみたいな低い周波数ではアンテナが巨大になるので、SHF以上のバンドでパラボラが必要です。それでも直径が何mになるのか? 直径を小さくするほど送信電力を上げないといけませんが、距離にもよりますが恐らく数十KW以上ないと無理っぽいです。アンテナの傍とか、近傍のビーム内を人が横切るとヤバイです。てゆーか、こんなもの普通車には積めません。供給電力だって出力電力の数倍ないと電波が作れないので発動発電機は必須。天井にパラボラを付けて発電機が唸っている報道の中継車みたいなのになると思います。でかいしうるさいので目立ちますよね。第一、動き回るターゲットをどうやって追尾する?
勿論、開示されない分野の最先端技術ですから、“絶対に無い”とは言えませんが。
可能性は“学会の功徳”以下だと思います。

キタ―! モバイルSTB。我が地区にも届いたようです。
全地区にタダで配るなんて。太っ腹・・・なはずないじゃないですか。
これはね、拡販サンプルでしょうね。婦人部がこれ持って回って「便利でしょー」って営業活動してくれます。
ほとぼりが冷めた頃、「個人でも買えるんだって」「すごーい」となって、その後、100コンテンツは無料だけど新作はダウンロード課金です、ダウンロードフリーの定額契約もありますー・・・ってなるのが見え見え。
これがVODってもんです。じゃなきゃ無料ネット配信するでしょうが。シナ〇企画の陰謀ですよ。
古いVHSネタをメディアを変えて使い回すのも学会のビジネスモデルですし。
センセイ無き今、新作は・・・過去の著名人との対談の様子(全部雑談なんでしょうが、合間の雑談と称して)とか、知られざる本幹のカットされた部分(キレシーンを厳しい慈愛の指導とか、スベリギャグをお茶目な先生とか称して)が、秘蔵映像として表に出てくるかも知れません。
なんかワクワクしてきました。販売が待ち遠しいですねw

学会の経営コンサルに加えて下さい。

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招き猫さんへ (クロ)
2015-06-14 15:02:24
こんにちは。
梅雨らしい天気が続きますね。
いつも温かいコメントありがとうございます。

朝の散歩、清清しそうですね!健康によさそう(^ー^* )フフ♪
私は朝は苦手なので、1分でも寝ていたい派ですがw
神社はお願いをする場所ではなくて、感謝をする場所だそう。
生きていること、生かされていること。その見えない恩恵に感謝することによって、自分も誰かの恩恵となり感謝される循環が生まれていく、という話を聞いたことがあります。
報恩として強制されるわけでなく、日本人らしい信仰感で素敵だなぁと思いました。
ギブアンドテイクが明確なのって、気負いもありますしねぇ。

筆坂さん、たまにテレビで拝見します。
いつも元共産党とは思えない発言ですよねw
立場が真逆になるということは、別におかしなことではありませんよね。
それだけ色々な見方があり、色々な立場があり、自身に積み上げられた経験や知識により認識が変えられていくこともあるでしょう。
その変化を自分の成長と思って楽しめたら、人生はもっと賢く豊かに歩めるのでしょうね。
私も偉そうなことは全然言える人間でもなく、日々勉強です。
招き猫さんをはじめ、コメント下さる方々の励ましや他の方のブログでたくさんの元気をもらい、幅広く勉強させてもらっています。

招き猫さんのお優しさは充分伝わっておりますので、お気になさらず、またいつでも気軽にコメント書き込んでくださいね。
返信する
ミルフィーユさんへ (クロ)
2015-06-14 15:15:11
「モバイルSTB」・・・。
昔、家庭訪問でポータブルDVDで私に学会映像かなんかを見せようとした女子部の人を思い出しましたわw
かなり前ですけどブログでも当時のやり取りを記事にしたんですが(「ある婦人部との攻防」だったかな)、相手を立てつつ自分も譲らずという我ながら巧妙な対処法で見てあげませんでしたw
「おでかけ仏法セミナー」?
ムダムダムダムダムダムダムダ!!
見る気のない人は媒体が何であろうと見ないですから。
どれだけツールが便利になろうと、商品自体に魅力がなければ売れないものです。
逆に言えばツールなどなくても魅力的な商品はバカ売れする、というものです。
経営者としても相当の経験があろう学会の上の人らがこんなことも分からないとは思えません。
折伏なんていうのはただの表看板で、本音のところは別にあるんでしょうね~。
河童さんがコメント下さった線が濃厚な気もしますw

100番組作るより、池田名誉会長のライブ映像が数分流れるほうが貴重で、「池田先生と学会の真実を伝える」こともできましょうし、「友人が見ても納得できる」こと請け合い、「学会員一人一人が、信心を深化することができる」ことなど間違いなし!でしょう。
前にも書きましたが、色々新しい手法を発表するより「できることをしない」ことの方が、人々には疑念を抱かせるものです。
それをするんなら、「いつでも」「どこでも」の視聴も意味があるんじゃないですかね~。
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河童さんへ (クロ)
2015-06-14 15:45:54
こんにちは。
選挙で破られる殻ならば、学会関係以外でも人間革命している人は多数いるはずw
殻を破るよりまずは殻の中身を充実させませんとねw

自身が「認知を変えた」と認知できるかどうかが分かれ目なんでしょうね。
正直な感覚や感性を大事にできるかどうか。つまり、自分自身を大事にできるかどうかにかかっていると思います。
自分に自信がなく、機能不全家族などで愛情に欠乏感がある人がカルト宗教にはまりやすいのは、こういった背景も一因なのかな、と。

ちょっと前の電磁波攻撃のコメントは、河童さんがコメント下さる直前に故あって非公開とさせてもらいました。
せっかく解説して下さったのに申し訳ありません。
集ストは確かに、「それっぽいこと」と明確なターゲットがいて組織的に行っていることとがネット上では混同されていますね。
「それっぽい」ことでも迷惑行為に他ならないですけど。

電磁波攻撃は色々バージョンもありますよね。
ごま粒くらいの受信装置(?)を食べ物に混入され、思考を盗まれたり他人の思考を送信されるとか。
遠距離の恋人と念で通話(?)しているのを邪魔されるとかいうのもありました。
低周波攻撃では、アパートの隣や上下階に学会関係者と思われる人らが引っ越してきてから~というのがありますね。
あり得ないだろうという状況説明から、やけにリアルで細かな描写のものから、色々考えられていると思います。
私も自分で確認できないことですので「絶対にない」とは言い切れませんが、そのようなことが本当に行われているならば技術的にも社会に役立てることがあるでしょうから公のものとなって欲しいですねぇ。
無論、加害者の人たちには責任を取ってもらわないといけませんしね。
これらの話って現場の学会員さんたちなのか組織のサイバー部門なのかは分かりませんが、あからさまにおかしな話をアンチ界に投入することによってアンチの信頼性を打ち崩すのが目的である、という説が共通認識であると思いますが。
そもそも最初にこの「思考盗聴」を考えたのって相当の中二病ではないかと思います。
そういうことができたらいいな~、そういうことをしてみたいな~、という妄想がなければできない発想ですよね。
もし本当に現実にあれば申し訳ないことですが。

モバイルSTB、河童さんの考察に今頃学会経営陣は舌打ちしてるんじゃないですかw
そうですよね~、もし経営を本気で考えるなら、河童さんのような元学会員で今はアンチっていう方を招き入れるのはやってみる価値はあると思います。
でもそれだけの度量はないでしょうから、無理でしょうけれどねぇ。
しかし一発屋というか、長く続きそうな気がしないのは私だけですか?このモバイルSTB。
思ったより活動家の反応が冷たかったわ・・・みたいなことにならなければいいのですが・・・って私が心配する方向ではないですねw
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