真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

つわものな弟

2010-03-07 23:10:17 | 我が家の創価問題

今まであまり記事には出てきませんでしたが、私の一緒に住んでいない方、上の弟の話を一つご紹介します。

この上の弟、大学が遠かったこともあり、早いうちから実家を出て別々に暮らしていました。

最初は一世だった祖母と一緒に暮らしていたのですが、祖母が亡くなり大学卒業後は完全に独立して一人暮らし。

学会家庭の子息が一人暮らしをすると、もれなくついてくるもの…、聖教新聞があります。

この弟はもちろん学会嫌いですし、新聞代は母親が払って勝手に入れていたのです。弟はゴミが増えるだけだからと「もういらん」と申し入れもあったようですが、そんなことをすんなり聞いてくれる婦人部のお母様はそうそういませんね。

で、弟が次にとった行動は、朝早く(朝刊にしては遅いが)新聞が投函された瞬間に玄関ドアを開け、配達してきたおばちゃんに投函されたばかりの聖教新聞を押し付けて「ゴミになるだけやから二度と入れんといてくれる!」と、有無を言わせず押し返したそうです。

それ以後新聞は二度と投函されることはなかったとか。(ちゃんと料金も止まってます)

もう一つの武勇伝は、弟が社会人になって独立し、数日が経ったある日のこと。

実家に電話がかかってきます。たまたま私が出ました。

「僕、ナントカ部の者で〇〇ですけどね(ちょっと怒り気味)」

「は?どなたですか?」(ナントカ部が聞き覚えなく、学会員と分からなかった)

「☆☆君(弟の名前)とこの担当の男子部です!」

「あぁ…、はぁ」(学会員と分かったので既に聞く気ナシ)

「さっき携帯に電話したら、『お前誰や、どこでこの番号聞いてん!!勝手にかけてくんな!!』ってすごい怒られたんですけどね、どうなってるんですか!?もう、ほんとにすごい剣幕で怒鳴られたんですよ!」

「はぁ…、そうですか…(当たり前やろ)。そういうことは母親に聞かないと分からないんで、母親に聞いてもらえます?今いないんで、まあ伝えておきますけど…」

「どうなってるんですか!?僕ね、正直電話であんなにキレられたん初めてですよ!」(←プッ)

「はぁ…そうですか…。母親には言っておきますから」

この後、「怒られた」「怒鳴られた」を連発してましたが(たぶん私に謝罪を求めてたのかな?)、私は「母親に言ってください」としか返せません。いや、よっぽど「そりゃ弟の方が正しい」と言ってやりたかったけど、向こうもちょっとキレ気味だったので、何も分からないフリをして流しました。

もちろん弟の電話番号を教えたのは母親でしょう。一番悪いのはこの人です。

男子部の人には悪いが、弟の気持ちは良く分かるし、この男子部の人の言っていることに何の正当性もない。

なんで自分が怒鳴られたか、本当に分からないんでしょうね…。可哀相に、そんな常識力で一般社会を生き抜いていけるのか。

学会員の家庭にプライバシーという文字は存在しない。弟本人に直接聞いたわけでもないのに仲間意識で勝手に電話して、怒られたと言っては抗議の電話を実家にかけてくる…。

どんだけの常識の欠如でしょうか。

これ以後、母親と弟の地区の担当さんとの間でどのようなやりとりがあったかは知りませんが、二度と学会から電話はないようです。少なくともあの様子では、この男子部の人は弟の携帯番号を二度と押す勇気は出ないでしょう。

それにしても、この上の弟は強い…!

こう書くとヤンキーかどっかの組のモンみたいですが、かたぎの人間です(笑)。我が三姉弟の中で最も社交性があり、友達もダントツに多い。人当たりが良く、おべんちゃらで生きてるみたいな要領の良さもあります。

しかしその裏、実はとっても非情な一面もあります。「人にどう思われてもいい」という感じがあって、自分の気に触るような人間には上記の電話のように、初対面とは思えないような遠慮のない態度を取れます。

私は心の中では相当えげつない反論をしますが、あまり表には出さない(出せない)タイプかな…。

この弟は私たち家族の中で、恐らくは最も「一人で生きていく力」を持っている人間です。

中・高校生時代、私と上の弟は以前記事にした「第二次家庭崩壊の危機」の真っ只中でした。下の弟は少し年が離れてます。

この上の弟はヤンキーでもないのに、毎晩のように家を空けて出歩き、午前様も当たり前。友達の家を渡り歩いたり、何をしてたか知りませんがブラブラ歩いたりしていたようです。

家に帰らない理由は、もちろん「両親のケンカ」です。

「毎晩怒鳴りあっとる。あの声聞きたくないねん」そう言って、弟は学校から帰るとすぐに家を出て行きます。

我が家ではいくら当たり前の光景とはいえ、平気でいられるレベルの荒れ具合ではありませんでした。弟の表面的な人当たりの良さと、その裏の冷徹な部分はこの頃に確実に形成されていったのだと思います。まあ、子供の頃から素地はあったと思いますが。

個人情報がやかましく言われるようになった昨今。少なくとも、本人に聞いたものでない携帯番号に突然かけるようなことはしないほうが、学会の身の為だと思います。

メールも当然です。気軽なツールだからと言って、気軽に扱っていいものではありません。

誰の評価を貶めることになるのかは、一目瞭然ですよね。是非、注意しましょう。


11 コメント

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クロさん、こんにちは。 (コオロギ丸)
2010-03-08 19:19:38
クロさん、こんにちは。

最近では、あまりネットにも出てこなくなりましたが、“統監”というカードの提出が、学会員によって行われています。

家族のこと、勤め先、学校、趣味などを書くそうです。弟さんの電話番号はここから漏れた可能性があるのではないでしょうか?

私も以前、転勤で遠く離れた地域に住んでいたとき、現地の学会員が家族の情報をしっていたときには、かなりのショックを受けました。悩み事や過去のトラブルなど握られていたら最悪ですね。

個人情報保護法などといった法律をつくりながら、自分たちは対象外のようです。
とんでもありません!
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コオロギ丸さんへ (クロ)
2010-03-08 20:49:15
コオロギ丸さんへ

こんばんは、コメントありがとうございます。

統監カードはアンチになって初めて知ったので、今思うとそうかもしれませんね。
しかし、私たち姉弟は学会活動をまったくしておらず、弟にいたっては学会員さんの家庭訪問すらなかった状態でした。
つまり、地域の男子部学会員さんと面識すらなかったんですよ。
その統監カードに電話番号を流したのは、間違いなく母親なのです。

個人情報保護法は最初、公明党は制定に大反対でしたが「宗教法人の除外」を盛り込んだ改正案で賛成に回りましたね。
自分達は自由にできて、相手は制限されるという逆に美味しい制度となったわけです。
こういうことをしておきながら、「政教分離している」なんて笑わせてくれますよね。
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コオロギ丸さんへ (クロ)
2010-03-08 21:06:20
コオロギ丸さんへ

連投スイマセン。思い出したもので。
なぜ母親が携帯番号を流したと思ったかというと、このとき弟は祖母と暮らしていた家から引っ越して、家電がなかったんですよ。
未だに家電はないですが、携帯しか連絡取る手段がなかったんですよね。
それで、引越し先の地域の学会員さんたちが新しく入ってきた男子部の人材(?)に連絡を取りたい!と思って母親に連絡先を聞いたんじゃないかと、当時思ったのでした。
弟が祖母と暮らしていた家には家電もありましたし、それまで携帯に学会員さんから突電されたなんて聞いたことなかったからですからねー。


忘れていたんですが、説明不足でした。長々とスイマセンでした。
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クロさん、こんにちは。 (ねま)
2010-03-09 06:51:27
クロさん、こんにちは。

>「さっき携帯に電話したら、『お前誰や、どこでこの番号聞いてん!!勝手にかけてくんな!!』ってすごい怒られたんですけどね、どうなってるんですか!?もう、ほんとにすごい剣幕で怒鳴られたんですよ!」

これ、「相談」でなく「抗議」のつもりということですね。
姉と弟が別の人間、母と子も別の人間、ということが認識できてない人のやり方です。そして、ありもしない権利が自分にあると錯覚し、ありもしない義務が相手にあると錯覚するのは、創価学会の人によくある認知のひずみです。

>なんで自分が怒鳴られたか、本当に分からないんでしょうね…。可哀相に、そんな常識力で一般社会を生き抜いていけるのか。

これは、結構職種にもよるかな…
表面上だけでも複数の立場の人のことを考える必要がある仕事をして、続けられてる人の場合は、学会員でもそのあたりが比較的まともっぽかったり。

>しかしその裏、実はとっても非情な一面もあります。「人にどう思われてもいい」という感じがあって、自分の気に触るような人間には上記の電話のように、初対面とは思えないような遠慮のない態度を取れます。

三十年前、イスラエルがイラクの原子炉を爆撃した時に、世界がイスラエルを非難する中、イスラエル側は「世界から愛されて滅びるより、世界中から憎まれてでも生き延びる方がいい」とハッキリ言ってました。クロさんの弟さんも、そんな風に明確な意思をもって生きている、そんな印象がします。
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ねまさんへ (クロ)
2010-03-10 22:45:07
ねまさんへ

こんばんは。何だか一気に真冬に逆戻りな寒さになっていますねー。

>これ、「相談」でなく「抗議」のつもりということですね。

そのつもりが大半であったと思います。
きっと、「どういうことですか!?」と憤慨して電話すれば、「なんですって!?うちの☆☆(弟)がとんだ失礼を…。どうもスミマセンでした」と言ってもらえると思ったんでしょう。
一回言えば分かるのに、「怒鳴られたんですよ!?」と繰り返してましたからね。
たまたま電話に出たのが「学会員?だから何?」みたいな私だったので、男子部の方はさぞ気持ちの持って行き場がなかったことでしょう。

この電話の人の常識力を憂いたのは、大学生の頃にたまに問題になっていた、電話番号やメアドを勝手に他の友達に教えてしまう友達を思い出したからです。
私は被害に遭ったことはなかったですが、本人の了解ナシに勝手に番号やメアドを共通の友達に教えてしまう人とか、話を聞いていたもので。
教えちゃう本人はたぶん悪気はないのでしょうが、人間関係において信用はガタ落ちです。
本人の了解ナシに携帯番号などの個人情報を入手することがいかなることか、この認識は現代社会において大きいと思います。

>イスラエル側は「世界から愛されて滅びるより、世界中から憎まれてでも生き延びる方がいい」とハッキリ言ってました。

な、なるほど…。ある意味深い哲学のような。しかし「世界から愛されて」たら滅びないような気もしますが。
この「世界」は「国際評価」という意味ですかね。
まあ、うちの弟はこのような図太い信念があるわけではなく(たぶん)、自己中度合いが強いのだと思うのですがね。
少なくとも「草食男子」ではないですねー(笑)。
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>この電話の人の常識力を憂いたのは、大学生の... (ねま)
2010-03-10 23:38:29
>この電話の人の常識力を憂いたのは、大学生の頃にたまに問題になっていた、電話番号やメアドを勝手に他の友達に教えてしまう友達を思い出したからです。

電話番号はトラブルの元なんですよね~
その人も基礎的な認識があれこれ欠けてる感じですよね。

それプラス、
会員同士だからアポなし訪問オッケー
セキュリティゆるゆるでオッケー

的な、甘えもあったりしたのかな。

>しかし「世界から愛されて」たら滅びないような気もしますが。

イスラエル人の感性はちょっと分からんトコがありますね。
ただ、あの国は周り中敵にまわしてるので…

>で、弟が次にとった行動は、朝早く(朝刊にしては遅いが)新聞が投函された瞬間に玄関ドアを開け、配達してきたおばちゃんに投函されたばかりの聖教新聞を押し付けて「ゴミになるだけやから二度と入れんといてくれる!」と、有無を言わせず押し返したそうです。

この件も、販売店の方から電話でも入れて、
「来月から配達しますね」と本人に事前の電話確認しても良さそうなもんですね~
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こんばんは (kan)
2010-03-12 00:12:43
こんばんは

最近、やたら多忙な日々のkanおじさんです。
当分はこんな感じですねぇ~
まあ、このご時世・営業の世界も大変です。(苦笑)

やはり一般的には父親より母親のほうが、創価の活動家は多いようです。
当人は当人の世界があり・思いがあるのでしょうが、それはわかりますが・子供や周囲の人達にもそれぞれの気持ちがあります。
そんなの無視して、押し付けてくるんですよね^^;。

ウチも息子が県外にいますが、就職の際には、早速聖教を購読する手配をしてた^^;。。。
息子は優しい性格なので、親が一生懸命にやってるので・まあ、付き合いのつもりでOKしてるようです。
お金は息子が払うのですが・・・

ただ、息子は創価には興味がないし・客観的な視線で見ることが出来るタイプなので、先に私から創価の矛盾点を話して、MCされないように・距離を置くように言ってます。

こちらもこの数日は寒かったです。
3月なのに珍しく、山間部近くは大雪でした。
クロさんも、ここに集う方々も風邪などひかないよう・気をつけて下さいね。(^0^)/
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ねまさんへ (クロ)
2010-03-13 00:34:57
ねまさんへ

携帯電話という気軽に連絡が取れる手段が普及し、それにまつわるトラブルも増加しました。
しかし基本的なことで言えば「自分がされて嫌なことは、人にもしない」という最低限のマナーの範囲内です。
「学会員同士だから許される」なんて、ほんと幻想ですよ。

聖教新聞はまず、弟に母親からの通達もなく、勝手に入れられていましたからねー。
弟も母親以外に学会との繋がりがないので、販売店に連絡を入れて止めてもらうような発想もなかったのでしょう。
販売店の連絡先も分からないですしね。
そういう状況で、新聞が投函されるというのもコワい話です。
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kanさんへ (クロ)
2010-03-13 00:48:12
kanさんへ

こんばんは、お忙しいのにコメントありがとうございます!

学会にしろ他の宗教にしろ、女性の方が活動家・信者となる割合は高いようですね。
やはりヒマなのか…。他に趣味が見つけられなかったのか…。
何にしろ、現代人の心の問題も影響していると思います。何か、うまく機能していないというか…。
「調和」が崩れてきているような感じがします。

kanさんの息子さんは、なんとお優しい。もしウチで、代金子供持ちで聖教新聞なんて取らせようものなら、いずれの子供も激怒して母親を怒鳴りつけるでしょう(汗)。

読まないものにどうしてお金を払えるのか…。
私の母親、聖教新聞読んでいないんですよ。ほとんど読まないでそのまま新聞ラック行きです。
ほんと、どこか頭か精神がオカシイとしか思えません。普段あんなにケチなのに。

関西もこの一週間は雨模様の日も多く、気温も冬に逆戻りな感じでした。
今日からちょっと、暖かくなったのですが気温の変化が激しいですね。
kanさんも体調など、お気をつけください。
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>「自分がされて嫌なことは、人にもしない」と... (ねま)
2010-03-13 10:11:14
>「自分がされて嫌なことは、人にもしない」という最低限のマナー

それプラス、「人によって、嫌なことが違う場合がある」
もあるけど、学会員の人は大抵そういう事に理解がないし。

>弟に母親からの通達もなく、勝手に入れられていましたからねー。
>販売店の連絡先も分からないですしね。
>そういう状況で、新聞が投函されるというのもコワい話です。

連絡もなく、どこからともなく、不快な新聞が投函されてくる…
「恐怖新聞」状態ですよね…それが分からないというのが、なんとも。
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