あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

追悼⚽イビチャ・オシムを惜しむ

2022-05-09 | スポーツ
サッカー日本代表の元監督、イビチャ・オシムさんが亡くなった。享年80才。
2006年に日本代表監督に就任。しかし翌2007年11月に脳梗塞で倒れ、結局オシムさんがW杯の本大会で日本代表を指揮することはなかった。

オシムが好きだった。これまでの代表監督のなかでもとりわけ。
サッカーを人生になぞらえる「オシム語録」はどれも含蓄があり、唸らされたものだが。
それより何より、大きな理由がある。

ボクらが2004年頃から応援していた浦和レッズのMF鈴木啓太(以下、啓太)を、オシムは日本代表に呼んだ(2006年)。派手なプレーはないが、献身的にボランチというポジションを務める啓太のことを、オシムは「水を運ぶ人」として褒めたたえた。
自分が応援している選手のことをベタ褒めする指揮官を、好きにならないはずがない。なので翌年、オシムが病に倒れた時はショックだった。「やばい」と思った。そして案の定、オシムの後任として代表監督になった岡ちゃん(岡田武史氏)は啓太を代表には選ばなかった。戦術の違いがあるとはいえ、現実は残酷だな~と思った。監督も人間だから ”えこひいき”とまではいかなくても、多少の好き嫌いはあるだろう。
(そう思うと、阪神・矢野監督が”矢野チルドレン”と言われる坂本捕手らを重用するのもしょうがない?)

今回、啓太がオシムの訃報を受け、何か発信していないか?とネット検索をしてみたら。やはりツイッターで恩師を追悼していた。
その記事で改めて知ったのはー やはり啓太はオシムJAPANの試合でただ一人、全試合先発出場していたということ。


当時、啓太はどれほど濃密な時間をオシムと共有したのだろう。現在は自ら設立した会社でビジネスを展開。オシムが彼の人生に多大なる影響を与えたことは間違いない。


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2 コメント

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もしもオシムさんがW杯南アフリカ大会まで指揮をとっていたら (むむねこ)
2022-05-10 18:13:00
啓太くんのサッカー人生、選手時代そして引退後、今とは違うものになっていたかもしれないよね。
その間故障しなければ南アフリカ大会出ていただろうし、それがステップとなって海外移籍、引退後はS級ライセンス取ってJリーグのコーチや監督…という、サッカー選手としての王道?を歩んでいたかも?

啓太くんだけでなく、日本サッカー全体も、今とは違う道を歩んでいたような気がする。あのタイミングでオシムさんが倒れてしまったのは本当に惜しかった…
オシムジャパンって20試合しかなかったんだね。ジェフ監督時代と合わせて4年ほどという短い間に、多くの影響そして言葉を残してくださいました。オシムさんに感謝したいです。
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同感 (あまちゃん)
2022-05-11 16:45:14
ほんとにそのとおりだと思う。
最近よく、「(人生において)あの時、別の選択をしていたら?」というようなドラマ&映画があるけれど。指揮官の急逝は自分の意志ではどうにもならないことだもんね。これも運命ってことかな。

日本サッカーもW杯が(パッとしない結果に)終わるたび、この経験(反省)を蓄積 あるいは次に繋げないと~とか言いつつ。現実は、監督変わって→解散!して終わりだもんね。
本当にオシムさんには感謝。そしていつか彼のような厳しくも温かく、懐の深~いボスが現れますように。
(今ふと・・・ありえないけど”キングカズ”の顔が浮かびました。彼がもしどこかで指揮をするとしたら、サッカー界における新庄みたいなことするんじゃ?とか想像してしまいまちた(^^;)
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