あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

義母ちゃんは勇敢だ(腰の手術おわる:BKP治療)

2023-04-23 | ママちゃん日記
先週、福井の義母ちゃんの手術が無事終わった。

年末に「腰が痛いんやって(福井弁)」と腰をかがめて、つらそうに生活していた義母ちゃん。そのうちにマシになるだろう。春になって暖かくなればきっと・・・と楽観的に構えていたら。状態はどんどん悪化していた。定期的に通う整形外科では、「先生は手術を勧めるんや」とは聞いていたが。まさか圧迫骨折しているとは知らなんだ。
いったいいつ、義母は自分が骨折していることを知ったのだろう。3月頭には「一度、帰ってきてほしい」と息子にヘルプ電話をした義母ちゃん。慌ててスケジュールを調整し、実家に戻ったおじちゃんは母の変わりように驚いた。腰はさらに曲がり、顔を上にあげられないから(背の低い義母は)洗濯物を干すのも、茶碗を洗うのも一苦労。ああ、いくら雪で交通が不便だったとはいえ、義母ちゃんに電話しかしなかったことを悔やんだ。なんで様子を見に帰らなかったのだろう。ママちゃんばかりに気が行っていたボク・・・。

ともかく、手術が成功してよかった。腰の圧迫骨折をした箇所にセメントを注入する手術は、前にも書いたが「BKP治療」というらしい。AKBならぬ、BKP。全身麻酔をして約30分の手術だ。義母ちゃんはその名前を知ってか知らぬか...(たぶん知らない)。「突貫工事みたいなもんやな」とは言っていた。

手術の翌日には早くもリハビリ(歩行訓練)が始まり、電話ではわりと元気そうではあった。きのうはわれらが送った補食のお菓子セット(レターパックにあれこれ詰め込んだ)が到着したとの電話が入った。なんでも病院内のコインランドリーで洗濯したり、リハビリも午前・午後とあるので「結構忙しいですね?」「そうなんやってぇ」と声が明るかったのでホッとした。

「あれ、あまちゃん病院行ってないの?」と思われた方も多いかと。
じつは義母ちゃんが入院した病院はいまだ面会禁止。家族は入院時や手術当日でさえ、病棟に足を踏み入ることが許されないという徹底ぶり。なので入院日の前の日におじちゃんだけ実家に帰り、ともに車で病院へ。病院の1階入口で義母と荷物を担当の看護婦さんに託し、おじちゃんは帰ってきたというわけ。
 
今回、思い切って手術に踏み切った義母ちゃん。勇気ある決断だと思う。手術ではなく「コルセットをして治す」という選択肢もあったが。義母は背が低いため、あの仰々しいというか、いかついサイズの”オーダーメイド・コルセット”を何か月も装着するのが耐えられないと判断したのだ。あんなものを巻いて、生活なんてできっこない。一人暮らしで誰にも頼れない、だから早く治したい・・・と先端医療とはいえ、恐ろしい手術を選んだ。なかなかできないことだ。
だって、義母の手術を聞いたうちのママちゃんなんて「何で手術なんかするんやろう?」と否定的なことばかり(><)

義父が亡くなって、しばらくは電話するたびに「お父さんより、私が先に逝ったほうが良かったんやって」と言っていた義母ちゃん。すべてにおいて用意周到な義父に頼りっきりだった人生。でも今はひとりで入院・手術まで乗り越えられた。今頃は看護士さんとお喋りして、何とかやっているのだろう。そう、元々強い人なのだ。意外とたくましく勇敢な義母ちゃんに拍手を送りたい。

*余談*
今回、BKPの手術を受けた人の体験記なんぞを探してみたが見つからなかった。「患者様の声」などの病院側が作成したサイトならあったけどね。患者さんは高齢者が多いだろうから、ブログに綴る人も殆どいないのかな?それとも、ボクがうまく探せなかっただけ?(ブログ自体がもはや時代遅れかもね、、) 
10年ほど前、ボスちゃんが子宮筋腫の腹腔鏡手術を受けた際は、探せば色々と体験記があり、それは参考になったもんだ。やはり10年も経てばネットの情報量(広告のたぐい)も急増しており、個人のブログなど埋もれてしまうのかもしれないなぁ。
そんななか弊ブログをご愛読いただき本当になんとお礼を申し上げたらいいか...感謝しきりです ←ここ、小文字とちゃうやろ?
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