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あまちゃんの カタコト中文日記

中国・杭州がえりのライター助手、日々のいろいろ。

《♬天路》by 韩红

2025-02-28 | DJ(おもに中文歌)

前回触れた沢木耕太郎著『天路の旅人』にちなんで。

今回は韩红(ハンホン)さんの有名な曲『天路』をご紹介(以前にもアップしたことあるはず)。


韩红は中国を代表する歌手のひとり。(たしかチベット出身)

その歌唱力たるや、日本でいえば美空ひばりか天童よしみか。はたまたハリセンボン近藤春菜か?(体型がね、、)。

この曲、YouTubeにもたくさんあるけど。このCCTVの映像がいかにも韩红さんらしいし、藏族っぽい踊り子とも共演しているのでいいかなーと。

チベットといえば、杭州でチベットを舞台にした映画『七十七天』を観たことを思い出した。


『天路の旅人』の西川一三さんほど過酷な旅ではないけど。この映画の主人公がチベットを77日間にわたって移動中、テント生活のさなかに野生の狼に襲われそうになったり・・・結構ハラハラもんで迫力満点の映画だった記憶が。

じぶんで言うのもなんやけど 当時のブログ、今より断然おもちろいですな (;^ω^) 

 

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彼の地の光景を思い出しながら『天路の旅人』(沢木耕太郎)を読む

2025-02-27 | book

土曜日、京都で同窓の人たちに会った夜。帰宅が遅くなって疲れているはずなのに、なかなか寝つけない。こういう時こそ本を読もう。返却期限まであと3日と迫った、沢木耕太郎渾身のノンフィクション『天路の旅人』(全572ページ)を最後まで読み終えた。


読んでいるこちらも長い旅であった。読み終えてしまうとさびし~ものが。

第二次大戦末期、ひとりの日本の若者が敵国・中国の、その大陸の奥深くまで ”ラマ教の巡礼僧” に扮して潜入した。密偵、スパイ?というより、ただ憧れの地を踏みたい一心で、若者は中国大陸・チベット・インド... と危険をかえりみず、7年間ひたすら歩いて旅をした。

この若者こそ、沢木氏が25年前に出会って取材をした、西川一三(かずみ)。当時すでに80歳近くで、その時代(大正生まれ)の人にしては背が高く(沢木氏と同じ180cmくらい)、がっちりしていたという。

西川は昭和12年、満鉄(満州鉄道)に入社。満州のあと、天津や北京、内蒙古の包頭(バオトウ)でも勤務。しかしあることに嫌気がさし、昭和16年に満鉄を退社。

その後、内蒙古に設立されてまもない「興亜義塾」という学校へ。当時の広告には「中国大陸の蒙古から新疆にかけての奥地、特に西北の地域で国家(日本)のために挺身する若者を養成する」とあった。

これを目にした西川はピンときた。子どもの頃から中国大陸の奥地への憧れがあったのだ。きっかけは尋常小学校時代。ある蒙古服姿の男性が学校に来て、ゴビ砂漠とか青海湖などの旅の話をしてくれたのだ。いつか自分も行ってみたい、と願望を抱くようになる。

興亜義塾では入ってすぐ、中国語や蒙古語・ロシア語が叩き込まれた。このおかげでのちに旅の道中、日本人だと怪しまれることは殆どなく助かった。

さらに旅の途中、西川はその地域の言語:チベットやインドの言葉も習得し、奥へ奥へ(西へ)と旅を進めていった。

なにせ徒歩での移動である。荷物をラクダの背に乗せ、険しい山も谷も、河をも渡っていかねばならぬ。その命を落としかねない過酷な道のりをも乗り越えるたび、楽しいと思えるようになっていく...。

***

われらも杭州時代(2015~2018)、全中国を制覇したいおじちゃん(弊ジムショ顧問)の”あんぱい”に乗っかって、あちこち週末に旅をした。

その時に訪ねた土地の名前が本書に出てくるたび、その光景を思い出した。

たとえば青海省のタール寺(塔尔寺)。




青海省の青海湖はその名前からしてどれほど美しいのだろう?と期待したが、


なんとも寂れたところで、このようなひどいトイレの思い出ばかり。

ああ、どこもハエだらけであったわ😢

読みながら、「この本はめずらしく地図の解説がないのだな。さすが沢木さんともなると、すべて文章で表現するんだ。じつに思い切ったもんだ」などと感心していたら。

300ページほど読んだあたりで、


見返し(表紙と裏表紙の裏側)に地図があるのをハッケン!

ああ、うっかりにもほどが、、。

西川一三の、この7年におよぶ旅は、彼にとってまちがいなく”人生のハイライト”だったかもしれないが。のちの日本での粛々と働く堅実な生活(一年のうち364日は化粧品店の店頭に立つ)もとても好ましいと思った。

これはボクがあと10や20若ければ、こうは思わなかっただろう。「せっかく旅に行ったのだから、帰国後、何か大きなことができるんじゃ? もったいないよ」などと思ったかもしれない。が、今のボクにはなんとなく理解できる。← 歳をとったといふことね (^^ゞ

本書のなかでメインの「旅」以外で興味深かった箇所。

●たとえば、ラマ僧には”男色”が多かったということ(やっぱり!)。

●「風葬」:最初の旅に同行したバト少年が病死し、遺体を風葬することになったくだり。遺体を死体捨て場である谷間に運び、そこでわずか2日のあいだに遺体は白骨化。犬とカラスと禿鷲(はげわし)によってきれいに食べられたのだ(食べ残しがあると、何か今生で悪行をしたのでは?と忌まわしく思われる)。この風習はチベット旅行の時、ガイドに聞いていたく驚いたものだ。

●叩頭(こうとう):いわゆる五体投地。これをチベットのお寺で目にしたり、巡礼者がこれをしながらラサへの道を少しずつ進む光景はすさまじい。

●アルガリ:これは本書で初めて知った。巡礼の旅のテント生活に欠かせない燃料。いわゆる、そのあたりに落ちている家畜の糞(それを拾ったもの)。

●ツァンパ(下写真)


標高が高いため動植物に恵まれないチベット地方の主食。

はだか麦を練って、つくったもの。

ではさいごにチベットの絶景を。


こういう河をも、

西川一三は歩いて渡ったのか。



もう一生行くこともないであろう😢(さいごはラサのポタラ宮)

◆いじょー、お読みいただき非常感谢🙏

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京都・祇園は遠かった🚃(& 駅のトイレは長蛇の列)

2025-02-24 | 日記

(いきなりママちゃん日記)

きのうは夕方、BSで大河「べらぼう」が始まる頃までママ家にいた。NHKでやっていた「福祉大相撲」(終盤、お相撲さんの歌合戦)には「こんなん、おもしろいか?」と不満げで、盛んにチャンネルを替えていた老婆(91才)。しかし替えたところでCMか通販番組ばかり。「もうすぐ大河ドラマ始まるで」とボスちゃんが言うと、老婆:「今度の、ちっともおもしろないわ」。

ああ、そうきたか。おそらく老婆にはセリフがちゃんと聞こえてないのだ(=筋が理解できてない)。たしかに今回は舞台が吉原だし、吉原細見(さいけん)がどうのこうの~と言葉自体にも馴染みがない。そして初顔である横浜流星くんにも馴染みがない。小芝風花ちゃんにも馴染みがない... とくりゃ、しょうがないっか。

福井の義母ちゃん83才も、義父がいる頃はいつも2人で朝ドラや韓ドラ(「チャングム」だけでしたが)を鑑賞していたが。一人になってからは朝ドラくらいしか見ていないようだ。「(見るもの)なんもないんやって← 福井弁」としか言わなくなった😿。

今、われらもすでに年下の記者が書いたであろう新聞記事は物足りないし、テレビもそう。きっと両母くらいまで生きると好奇心が失せてくるのだ。一日一日、生きるだけで精一杯・・・われらもそのうち、自然そうなるのだろうな。うう。

***

そうそう本題でした。おととい、ボスちゃんが大学時代の集まりに急遽参加することになり、京都へ。

がっつり雪の予報だったので、いつものごとく着込んで出かけましたが...


さいわい雪はちらつく程度でホッ。迷った挙句、長傘やめて正解!

先斗町(入口だけ~)

鴨川沿い

♬ほんに先斗町のいづもやへ、がみえてます

八坂さんが見えてきた。
この右手にある(ここでは見えへんけど)漢字ミュージアムでひと休み。すでに4時過ぎて閉館してましたが、お土産ショップだけは開いていた。そこのベンチでよっこらしょっと。

そこでGoogle地図でお店の場所を確認し、いよいよ祇園へ。


意外とすぐ見つかった。方向音痴なんで明るいうちに探さないと~と早めにとうちゃこ。

こんなお店、地元の人でないとわかりまへんな。例によってウーロン茶・氷なしばかり飲むわれら。

旧交を温めつつ、あっというまに時は流れ…やっぱ人に会うっていい、一番の心のリフレッシュ!


夜9時にはおひらきに。

今回京都へはめずらしく阪急電車で行ったのだが(祇園ということもあり)、乗り継ぎが悪く、さらに途中梅田で降りてトイレへ寄ったこともあり、ほぼ2時間かかってしもた💦ああ、遠い。まさに小旅行🚃

河原町駅に着いた時、駅からつながる高島屋のデパ地下でつい、


ホットレモネード&コーン塩パンを食す(@パンの進々堂)。
このレモネードは酢っぱアマ...くておいちかった。ボクには祇園のごちそうより口にあう(笑)

デパ地下も京都の街も、外国人を中心とする観光客が多くて歩きにくかった。しゃーないね。

そして実感した・・・週末の主要駅のトイレはやはり混雑するということ。

先日こんな特集記事を読んだばかり↓


女子トイレの数(便器数)、増やさんとあかん!

台湾は進んでいるようだ。

といつもながら文句の多いわれらですが。帰りの電車でも偶然、大学時代の同級生にばったり会うなど再会の多いよき日であった。ボスちゃん、元気でなにより!

 

 

 

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「剣客商売」シリーズ、23,24日CSで無料放送!(大河「べらぼう」に李白の静夜思が)

2025-02-22 | テレビ

映画『侍タイムスリッパ―』(以下、『侍タイ さむたい』)を見て以降、テレビで再放送中の「剣客商売」シリーズを録画し、すき間じかんに楽しんでいる弊ジムショ。きのう見た回は峰岸徹はじめとするワルが多数登場し、ちょいと後味の悪い話だった。

で、おとといの朝日夕刊に『侍タイ』主演で話題の山口馬木也のインタビューが載っていた。そこには耳寄り情報も。この連休、CSのホームドラマチャンネルで「剣客商売スペシャル」6作品(23日)と、「剣客商売4」全11話(24日)を一挙無料放送するというのだ。



これは朗報。ぜひ、『侍タイ』の余韻?を楽しみたい方はご覧ください。

それがしも録画予約したでござる。CSチャンネルなんて初めてではないか?
それと...
とても映画館へは行けそうもない皆さんに朗報。

なんと『侍タイ』が来月21日より配信されるらしい。



それがしもAmazonプライムで”おさらい視聴”してみようかの。

*おまけ*

16日放送の大河「べらぼう」にこんなセリフがあった。

小田新之助(井之脇海):

李白の『静夜思』のごときだな、蔦重の吉原への思いは」。

新之助が蔦重(横浜流星)相手にさらりと言ったので、一瞬聞き逃しそうになったが。この時代の日本で李白の静夜思だと? それほど一般庶民にとってもポピュラーな存在だったのか、李白は。それとも蔦重たちがとりわけ教養がある部類の人間だったのか。どちらにしろ、森下佳子さんの脚本は随所に知性を感じさせる。ボーっとしてたら置いてきぼりにされることもありやす💦心して見よう。


誰かさんのXにこんな写真↑ あり。わかりやすいがな

そして李白といえば、リーロンハオでしょ↓

李榮浩_李白_完整版MV by Music Go!(合法音樂App)

♬もしやり直せるなら、僕は李白をえらぶ...とかなんとか歌っております♪

 

 

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悲報: ⚾️つば九郎、永眠🙏

2025-02-20 | 野球

「ぐぁぁぁぁーん」。

こあまちゃーん、どしたん?

きょうは泣かせておくれよ。

きのう知った、敬愛する神宮の友⚾️つば九郎の死。

どこもかしこも、


「つば九郎、担当者がー」とか、

つば九郎担当スタッフ、と言うけど。

やっぱり” つば九郎本人”が亡くなったとしか思えない。

聞けば、つば九郎は51歳だったという。まだ若いじゃないか。きっと長年の無理がたたったのだろう(つばくろうだけに、苦労したんだな)。特に夏場は屋外球場の神宮であの衣装だから、さぞきつかっただろう。他球場への遠征にもよく同行していたしな。

彼のブログは亡くなる3日前の2月3日までは更新されている。ヤクルトの沖縄キャンプにも帯同。今月4日に帰京する際、空港の搭乗口で倒れ、心臓マッサージを受けて搬送されていた…とついさっき、彼のウェキペディアを読んで知った。


「ぐぁぁぁぁーん」

いつまでも泣いてちゃ、お空のつば九郎クンに笑われるよ?

だって、彼いつも言ってたじゃん。


「みんな えみふる」って。

(あっちで今ごろ“くるりんぱ“ 練習してんのかな~ 😆 こころより ごめいふくを おいのりします)

 

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