綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
横軸は四方八方に広がります。
綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

◆横浜市でいったいなにが起こっているのか・・・

2010年11月23日 | 政治を考えるヒント

  横浜市教育委員会が侵略戦争を正当化する「新しい歴史教科書をつくる会」の自由社版の中学歴史教科書を、全18区中8区で使用しています。全中学生の5割を超えるそうです。

  自由社版歴史教科書の採択は全国初めてでした。
  横浜でなにが起こっているのか・・・。不安です・・・。
  横浜は私のふるさとなのですから・・・。

  11月23日の神奈川新聞の読者の投書欄に次のような投書が載りました。
  こうした良識ある声が多数派になることを願わずにはいられません。


■「教師の声無視」こそ問題

  本紙(10月30日)によると、横浜市議会は浜教組のY委員長を教育常任委員会へ参考人招致することを決めたという。「自由社歴史教科書の採択に対し独自の資料集を作り、市内の学校に配布したのは教科書不使用の煽動。責任者を呼びただすべきだ」という趣旨の陳情を採択した上での決定。「招致」は強制ではないというが・・・。
  記事を読み、私は市会議員の認識にあきれてしまった。授業内容は第一に担任教員の責任で決めることである。学習指導要領や学校の年間計画があるから、自由勝手というわけではない。また教科書は主たる教材だ。
  しかしそれは、教科書のみに頼り、教えることではない。時には教科書とは反する考えを紹介したり、新聞記事から具体的な事例を引いたりして、内容を豊かにする。
  裁量権がなかったら教師はロボットであり、専門職とはいえない。その裁量を互いに研修し合うのが教育研究活動だ。浜教組の資料集はその一つ。教師の意見を全く無視し自由社版を採択した経緯を、まず市教委の責任者にただしてもらいたい。(投書中の個人名はイニシャルにしました) 


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