国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

やっぱり昔のデモとは違うね

2012-07-16 01:00:00 | 原発
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(デモは国民の権利だが)

先週金曜日の官邸前デモ。
また、ちょっと見てきた。

地下鉄の国会議事堂前は4つある地上出口のうち3つが閉鎖された。
4番出口を出たのが開始30分前の5時半。
車道は鉄柵と警官で完全隔離されている。

歩道の一部に蛇のように並ばされる参加者たち。
この時間で既に官邸には近づけない人並みだ。

前回は解放されていた反対側の歩道は完全封鎖。
細長く連なる。

なるほど、これだとかなり視覚的衝撃度は落ちる。
車道閉鎖によるエジプトのタハリール広場化阻止は至上命題だ。
私の印象では警察の完勝、デモ主催者の敗北。

官邸前の警備2(2012/7/13 17:10頃)

(本ブログの20分前)

我々世代の参加者は口々に苦情をもらし、警官や報道陣に食って掛かる人もいる。
しかしデモの参加者の多くは違う感じだ。

人々はただただ集まり「再稼働反対」を延々と繰り返す。
組織の色は感じられない。
そして時間が来たら静かに去っていく。
全国にひろがりつつある運動。

ツイッターなどで間際に呼びかけ特定の場所に人を集める。
フラッシュ・モブというらしが小さな規模の平和的抗議行動がいたるところで行われる。
ある時は反TPP、反ACTA。

前に書いたように皇居に記帳しにくる善男善女のようだ。

鹿児島の知事選ではこの人並みは投票所には向かわなかった。
40%台の低投票率だ。
反対されても大飯は再稼働し、原発推進派の知事が当選した。

いまのところデモの成果はゼロ。
それが現実だ。
しかし、いつまでもそうだとは限らない。

政府の欺瞞、真実を伝えないメディア、国民の権利行使を阻み既得権力の番犬である警察。
参加者の多くはわかっているな。

オールド・タイマーとしてはなんとも歯がゆいデモだが。
もしかしたらこれでもいいのかもしれない。
今日は代々木公園で「さよなら原発10万人集会」が開かれる。

来週もさらに多くの人が集まりそうだ。

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