新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

東海地方ぶらり乗り鉄~5

2014-05-12 20:19:10 | 旅行

5/3は名古屋の雄、名古屋鉄道を乗り歩きます。8時半前にチェックアウトをして、名古屋駅構内のコインロッカーに荷物を預けて名鉄名古屋駅へ。一日フリーきっぷとミューチケットを買って、名鉄岐阜行きミュースカイに乗ります。名鉄岐阜で折り返して急行に乗り笠松駅まで戻ります。ミュースカイは止まらないので名鉄岐阜で折り返しましたが、後続の特急が停車したのでそっちに乗ればよかったと後悔。笠松から新羽島行きの電車に乗ります。名古屋方面からの特急から乗り換えてきたハイキング姿の中高年をのせて電車は走ります。家並みの間を抜けて新幹線岐阜羽島駅の脇にある新羽島駅に到着。

新羽島駅から岐阜羽島駅構内に入ると、JR東海のさわやかウォーキングが岐阜羽島駅発で設定されているらしく、ハイキング姿の中高年はそちらの受付へ向かっていました。JRとしては新幹線を使ってもらいたいところでしょうが…。1本後の電車で笠松駅へ戻ります。

新羽島駅ホームから通過してゆくのぞみ号を。200km/h以上で通過する新幹線を流して撮るのはなかなか大変です。この日羽島市竹鼻地区ではお祭りが開催されており、電車の窓からも山車が出ているのが見えました。笠松から一宮まで特急に乗ります。

やってきた電車はポケモンラッピングをしている電車でした。この電車は朝に名鉄名古屋駅で中部国際空港ゆき特急で発車するのを見ていたので、中部国際空港まで往復してきたようです。車体だけではなく、ドアに注意のステッカーにもピカチュウが登場してる徹底ぶりでした。

一宮からは尾西線を乗り通します。まずは北側の玉ノ井へ往復。30分間隔ですが、途中に交換駅がなく1本の電車が行ったり来たりしていました。玉ノ井駅では駅の外から電車を撮ることが出来ました。

一宮へ戻り今度は津島ゆきの電車に乗り換えます。玉ノ井からの電車と津島ゆきの電車が1本の線路に並んで停車しており、乗り換えにはホームを移動するだけの便利な構造でした。ちゃんと双方向から列車が進入できるように進路が設定されていて、ホーム中央部にはちゃんと信号機が設置されているので、衝突の心配はありません。


東海地方ぶらり乗り鉄~4

2014-05-11 20:29:52 | 旅行

再び近鉄四日市に戻り、今度は近鉄湯の山線に乗ります。

湯の山線は湯の山温泉や御在所山へのアクセス線で、かつては名古屋や大阪から特急も走っていました。今はワンマン運転の普通列車が走るのみの路線となっています。湯の山線を走る電車には「恋結びの街」のヘッドマークが付いていました。湯の山温泉まで往復し、三たび近鉄四日市駅へ戻ります。
四日市から急行に乗り、伊勢若松駅へ。伊勢若松駅から分岐する近鉄鈴鹿線に乗り換えます。

近鉄鈴鹿線は鈴鹿市を抜けて平田町まで結ぶ路線です。鈴鹿と言うと鈴鹿サーキットが有名ですが、近鉄鈴鹿線もアクセス路線ではありますが、サーキットからはちょっと遠いので伊勢鉄道がメインとなっているようです。夕方になってきたので、高校生の下校時刻に当たり、往復とも帰宅する高校生で混雑していました。
平田町まで往復し、名古屋線普通に乗り換えて四度目の近鉄四日市へ。近鉄四日市から名古屋へ戻るのですが、ちょうど観光特急しまかぜ号がやってくる時間。しかし短距離をしまかぜに乗るのももったいないので、見送ってすぐ後にやってきた名古屋行き特急に乗ることにします。
しまかぜ車内は観光客でほぼ満席状態でした。人気のほどが伺えます。しまかぜの4分後にやってきた名古屋行き特急にのり近鉄名古屋へ。18時過ぎだったのですが、早めに名古屋名物味噌カツを食べてからホテルへと戻りました。
 


東海地方ぶらり乗り鉄~3

2014-05-09 19:53:02 | 旅行


西藤原駅構内にはかつて活躍していたSLや電気機関車などが保存されています。SLの前面のナンバープレートはなぜか曲がっていました。意図的なものか、間違ってつけてしまったのか理由はわかりません。わずかな滞在時間で折り返し電車に乗って近鉄富田駅まで乗ります。近鉄富田駅が近づくにつれて乗客が多くなってきたので、それなりに需要はあるようです。
近鉄富田から近鉄電車に乗り、近鉄四日市へ。電車にはあべのハルカスグランドオープンのステッカーが貼られていました。名古屋で大阪のものを見るとちょっとびっくりします。まあ、近鉄なんであたりまえなんですが…。丁度お昼過ぎだったので駅近くのマクドで休憩がてら昼食。

昼食の後はもう一つの特殊狭軌鉄道である近鉄内部・八王子線に乗ります。まずは西日野へ。こちらの電車は一両毎にパステルカラーに塗られていました。しかしながら連結されている車両には、旧型電車らしい形をした車両もあったので、ちょっと違和感を感じました。

西日野駅にて。これを見ていただければ線路幅の狭さがおわかりいただけるかと思います。ちなみにATS地上子は線路の中に取り付けることが出来ないので、線路の外に付いているそうです。また枕木も規格外なのでコンクリート枕木は使えず、昔ながらの木の枕木を使用しています。
こちらは電車の車内です。先ほどの三岐鉄道の電車と比べるとその狭さがおわかりいただけるかと思います。また電車には冷房は付いていません。この日は夏日だったので停車中は暑かったです。電車の窓を開けて風を入れるというのも、久しく忘れていた感覚です。この電車に乗り日永駅へ戻ります。日永駅から今度は内部行き電車に乗り換え。電車を降りたら踏切の音がしてすぐに内部行きがやってきました。

内部駅には車庫があり、線路も多く敷かれています。折り返しの電車の発車までの時間で写真を撮ります。線路が油で汚れているのは吊り掛けモーター車が走る路線ではよく見られる光景です。枕木から香る松やにの臭いとともに独特の香りがします。この臭いがなんか電車に乗っていると言う気分にさせてくれます。小さい頃に乗っていた東京の地下鉄銀座線や丸ノ内線なども同じ臭いがしていました。折り返しの電車で近鉄四日市へ戻ります。 


東海地方ぶらり乗り鉄~2

2014-05-08 20:25:45 | 旅行

阿下喜駅からまた元の道を戻るのも面倒なので、2km程先にある三岐鉄道三岐線の伊勢治田駅を目指して歩くことにします。この日の東海地方は夏日になるほど暑く日差しもあったので、駅構内の自動販売機で飲み物を買ってから、iPhoneの地図アプリで道順を確認しながら歩きます。風もそこそこあって歩きやすかったのが救いです。20分ほど歩くと踏切が見えて伊勢治田駅に到着。とりあえず駅前で涼んでから西藤原までのきっぷを買います。
ここ三岐鉄道三岐線は今時珍しく自動券売機がなく、窓口で駅員さんからきっぷを買う方式。渡されたきっぷは昔懐かしい硬券で、きっぷには鋏が入っていました。乗車券と一緒に入場券も買うと駅員さんに「ありがとうございます」と言われてしまいました。

構内踏切を渡ってホームへ入ってみるとこれまた懐かしいと言うか、ローカル私鉄らしいホームでした。ここ三岐線は貨物列車が運転されている数少ない私鉄なので、この伊勢治田駅構内も広く側線が何本もありました。

やってきた電車は2両編成。もと西武鉄道の電車です。到着した電車に乗ってみると…

だーれも乗っていません。貨物列車と行き違いをして、たのしいかしきり状態で電車は西藤原へ。結局終点まで誰も乗って来ず、電車は私の為だけに走りました。GW谷間の平日の日中とはいえ、誰も乗っていない状況はローカル線そのものですが、ちょっと先行き不安になる状況です。

到着した西藤原駅はSL列車の形をしていました。 駅には簡易郵便局が併設されており、その前ではサイクリングの人が休憩をしていました。そう言えば伊勢治田駅へ向かう途中のコンビニにもサイクリングの人が休憩していたので、この辺りは走りやすいのでしょうか。


東海地方ぶらり乗り鉄~1

2014-05-05 20:24:00 | 旅行

GWのお休みにふと思い立って東海地方の鉄道に乗るたびに出てきました。
5/1の仕事終わりに東京駅から東海道新幹線のぞみ号に乗り名古屋へ。名古屋駅近くのホテルに宿泊して翌朝から乗り鉄開始です。名古屋8時37分発の快速みえ1号に桑名まで乗ります。

GW谷間の平日なので世間では働いている方もおり、朝の通勤ラッシュが残る中出発です。快速列車ですが、関西本線は単線区間も多いので駅毎に運転停車をして上り列車と行き違う状況。桑名までの通過駅6駅中3駅で停車していました。桑名で下車してすぐそばにある西桑名駅へ。

西桑名からは三岐鉄道北勢線に乗車します。この北勢線は日本でも珍しい特殊狭軌の鉄道で、線路の幅は762mmと言う狭い幅です。…といわれてもあまりピンと来ないかと思われます。

後で訪れた三岐鉄道三岐線西藤原駅にあったものです。こちらは線路の幅を実際に並べたもので、手前が新幹線や一部の私鉄で使われている標準軌と呼ばれるもので、線路幅が1435mmあります。真ん中がJR在来線などで使われている狭軌で、線路幅は1067mmです。そして一番奥が今回の北勢線で使われている特殊狭軌で線路幅は762mmです。この762mmは軽便鉄道などで使われていた線路幅で、建設の容易さからかつては日本各地で見ることが出来ましたが、車の発達により急速に姿を消し、今や旅客用としてはこの北勢線のほか近鉄内部・八王子線、黒部峡谷鉄道に残るだけとなっています。

線路幅も狭いので電車の幅も狭く、ロングシートでは対面のお客さんと足がぶつかりそうな位の幅しかありません。そんな小さな電車にこの日は遠足に出かける小学生の団体が乗っていました。比較的空いていた電動車に乗り吊り掛けモーターの音を楽しみながら電車ゆられますが、途中の駅から別の小学生の団体が乗ってきて、さしもの吊り掛けモーターの音を消す位の騒ぎに。その嵐も4駅位で過ぎ去り、終点の阿下喜まではのんびりとした走りでした。

阿下喜駅についてから撮影タイム。写真からもその小ささがわかるかと思います。そして異常に大きく感じるパンタグラフ。ちなみにこの電車は電動車は黄色の三岐鉄道色ですが、残りの3両はリバイバルカラーとなっており、この路線の前々身に当たる三重交通の塗装になっています。

北勢線は三重交通により開通しましたが、後に近鉄線となり、さらに三岐鉄道に譲渡されて現在に至っています。阿下喜駅には近鉄時代に活躍したモニ226型電車が保存されていました。