新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

北の国から2022初秋〜7

2022-10-02 20:37:20 | 旅行
帯広1108発札幌ゆき特別急行とかち6号に乗車します。

特急とかちは札幌と帯広の間を結び、特急おおぞらの補完的役割をしています。首都圏でいうと特急あずさと特急かいじの関係と同じでしょうか。4両編成ですがグリーン車も連結されています。

札幌まで3時間近くかかるのでグリーン車に乗ります。グリーン車は2-1の3列シート。もちろん1人がけの席を予約しています。定刻に帯広を発車。グリーン車は他に3人組が乗車しているだけでした。

早いですが買って来た豚丼でお昼ご飯。帯広の豚丼は炭火で焼いた豚ばら肉をタレで絡めてご飯にのっけているシンプルなもの、構内のお弁当屋さんの豚丼弁当ですが、購入時に電子レンジで温めてくれ、温かいものを食べることができます。別添えのタレをかけて美味しくいただきました。
トマムで家族連れなどが乗車してグリーン車も座席が埋まります。お昼ご飯を食べてから本を読んだり車窓を見たりしてのんびりと過ごします。

新千歳空港への乗り換え駅の南千歳でグリーン車の乗客が全員降りてしまい、貸切状態となってしまいました。札幌までわずかな時間ですが静かなグリーン車でした。

1404に札幌に到着。3時間の乗車はさすがに乗りでがあります。

下車すると反対側のホームから9月末で定期列車から引退した、キハ281系が回送列車で発車してゆきました。札幌型の先頭車にはキハ281系の試作車が連結されていて、引退を前に登場時のHEAT281のロゴが復元されています。慌てて撮ったので流し撮りのブレブレですが、なんとか記録できました。

札幌で学園都市線に乗り換え新琴似駅で下車。雨は止んでいてマンホールカードを配布している札幌市下水道館へ行ってもいいのですが、ちょっと遠そうだったので地下鉄南北線麻生駅から地下鉄に乗り、2駅目の北24条駅で下車、駅近くの札幌サンプラザに保存されている札幌市電248号車を見にゆきます。この248号車は近年まで札幌市電で活躍をしていましたが、廃車後個人が購入して現在地に保存されました。この保存されている地にはかつて札幌市電の幌北車庫があり、その脇の西5丁目通りには札幌市電鉄北線が走っていました。ゆかりのある土地に保存されている電車は末長く保存してほしいですね。
北24条駅から地下鉄に乗り北12条駅で下車して一度ホテルへ戻ります。部屋でしばし休憩してから再び出かけます。

17時前でかなり早いですが夕食に札幌ラーメンを。北海道新幹線工事の影響で9月末で閉館となった札幌駅高架下のパセオの中のえぞっこさんで夕食とします。ここも札幌に来た折に何度か訪れている場所。パセオ自体も学生時代から札幌での夜行列車待ちや、ちょとした買い物でよく寄り道をしていました。札幌ラーメンでの夕食の後これまた閉店をする札幌弘栄堂書店で本を買います。最後にパセオで買い物もできてよかったです。

夕食の後はホームに行き、1730発網走ゆき特急オホーツク3号に乗車。当初予定ではキハ183系お別れ乗車になるはずでしたが、予定を延長して後日特急大雪号に乗ることになったので、最後とはなりませんでした。それでも札幌駅を発車するキハ183系に乗車しようと、行程をそのまま組み入れておきました。


キハ183系も来春で引退が表明され、北海道最後の国鉄特急型気動車に撮り鉄、乗り鉄が集結しています。ヘッドマークも絵入りヘッドマークになっており、引退を前に最後の花道といったところでしょうか。

郷愁を誘う最果ての地への行き先表示。字幕式行先表示だとなおのことです。網走まで乗って行きたい衝動に駆られますが、札幌へ帰ってこれなくなるので、深川までの乗車にしています。指定席に乗車すると普通の乗客の他にも乗り鉄らしい人物がちらほら。かぶりつき席の先頭部の席には当然のように鉄が乗車していました。

国鉄型気動車の重厚な乗り心地とエンジン音を堪能して1844着の深川で下車。折り返し1919発の札幌ゆき特急カムイ44号で戻ります。すっかり深夜の様相の深川駅前をちょっと歩いてから駅へ戻ります。

改札口を通ってベンチに座って待っていると下り列車通過のアナウンス.貨物列車かと思っていると黄色いディーゼル機関車に牽引された列車がやってきめした。慌ててiPhoneを出しますが、かなりのスピードで通過してゆくので追いつきません。

かろうじて最後尾の車両を捉えることができました。JR北海道と東急グループが夏場に走らせている観光列車THE ROYAL EXPRESSです。普段は静岡県の伊豆地方の伊豆急行線を走っている電車ですが、夏の間は北海道へ渡り、電車でありながらもディーゼル機関車に牽引されて北海道を周遊する観光列車として走っています。お客さんは乗っていない様子だったので回送列車でしょうか。突然の登場にかなりびっくりしました。

深川1844発の札幌ゆき特急カムイ44号に乗車して札幌へ戻ります。指定席を取っていたのですが、旭川から通路側が埋まっていました。車内では札幌で買った本を読んで過ごします。2025に札幌に到着。ホテルへ戻ります。明日は早朝の列車で稚内へ向かうため荷物をパッキングし直して、早めに寝ることにしました。