新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

北の国から2022初秋〜15

2022-10-20 20:03:26 | 旅行

稚内から乗車するのは1301発旭川ゆき特別急行サロベツ4号。旭川で特急ライラック36号に乗り換えれば札幌に1825に到着します。この日はキハ261系はまなす編成で運転となっており、ゆきと合わせてキハ261系の観光列車に2本とも乗車することができました。お昼は食べたのですが、旭川での乗り換え時間を考慮して夕食を事前にセコマで確保しておきます。指定席を取っているのでのんびりと乗車しますが、折り返し時間を削ったと見え定刻に稚内駅を発車。席について僅かな時間の発車でした。

キハ261系の普通の編成であればグリーン車になっている先頭車ははまなすラウンジとしてフリースペースのラウンジとなっているはずですが、自由席の乗客が占拠していました。増結1号車として自由席で案内されているので仕方がありませんが、リクライニングもしないボックス席に長時間座るのは大変なことかと思います。

南稚内ー抜海間では利尻島の姿もはっきりと見えました。早朝に下に見える道を往復したのが遠い出来事に感じられます。

このポイントでは列車は減速して運転するので、写真を撮ることができます。列車の中からも利尻富士の姿を見られることができ良かったです。

稚内から豊富にかけては酪農の盛んな地域。セイコーマートの乳製品も豊富町産の牛乳が使われているので、北海道の方にはおなじみかと思われます。列車からも普通に牛さんが草を食んでいる様子が見えました。

サロベツ原野越しの利尻富士もしっかりと目に焼き付けます。
旭川までは約3時間の旅。お昼も食べてしまっており、することも特にないので、地図を見ながら車窓を眺めたりします。宗谷本線は駅付近は人家もありますが、駅間はほぼ緑の景色。ついつい眠たくなってうとうとしてしまいます。
久しぶりに大きめの街が見えると名寄に到着。名寄からは旭川行きの快速なよろ号や普通列車も増えるので、列車の姿も見えるようになります。隣の線路にはH100型電気式ディーゼルカーが停車していました。名寄を発車すれば旭川まで1時間ぐらい。名寄ー旭川間は高速化工事も行われているので、名寄からは走る速さも違います。

その名寄駅を出ると車窓左手にSLと除雪車が保存されている公園が現れます。キマロキ編成と呼ばれる除雪列車で、かつては蒸気機関車+マックレー式除雪車、ロータリー式除雪車+蒸気機関車+車掌車の編成で除雪作業を行なっていました。このような編成で保存されているのはここ名寄と、小樽の小樽市総合博物館のみだそうで、冬の鉄路を守っていた貴重な車両です。

旭川が近づいてくると車窓には大雪山系の山々が見えてきます。この山に雪が降って冠雪をしたというニュースが流れると北海道も雪の季節となります。山々を眺めながら旭川の盆地を快走し旭川を目指します。

終点の旭川に定刻の1649に到着。写真を撮って乗り換えの列車の待つホームへと向かいます。