新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

北の国から2022初秋〜10

2022-10-05 20:03:40 | 旅行
9/20、稚内での朝は早朝に起きてとりあえず街を散歩してみることにします。

ホテルのすぐそばの稚内港北防波堤ドームへ。と、思いましたが、北からの風が強く寒いのと風で帽子が飛ばされそうになるので、遠くから眺める程度にします。北防波堤ドームから港を散策。風が強いので帽子を押さえながら歩きます。

利尻、礼文へ向かうフェリーも2隻停泊。このあと朝の利尻島、礼文島への便になるのでしょう。とりあえすフェリーターミナルまで行ってみます。礼文島香深ゆきが0630発、利尻島鴛泊経由礼文島香深ゆきが0715発なので、6時前でも乗客がちらほらいました。風があるので揺れるだろうなと思いながらフェリーターミナルを後にして市内を歩きます。

こちらは市内で数少ない観光地のひとつ旧瀬戸邸。底引き網漁の親方の瀬戸氏の居宅で、戦後間もない建築であり、登録有形文化財に指定されています。もちろん早朝なので外観を見るだけです。

駅前に戻ってくると、なんだか既視感のあるものが。なんの説明もありませんが、おそらく旧稚内駅舎のタイルと駅名表示だと思われます。

こちらは現在の稚内駅の朝の表情。本来であれば旭川行き特急サロベツ2号の出発時間が近いので賑わっていると思われますが、本日は運休になっているので駅も閑散としていました。そして日本最北端の車止めのモニュメント。旧駅舎時代には実際に使われていましたが、今は日本最北の車止めとして記念に残されています。

朝の気温は13度。天気予報では日中も15度程度までしか上がらない予想なので、いよいよ北海道が本気を出して来たようです。着るものを考えながらホテルへ戻り、朝食をいただいて支度をします。
8時半ごろにホテルを出発。風が強いのでハンドルを取られないように慎重に運転します。本日は宗谷岬へ行った後に郵便局巡りをする予定です。国道238号線を走り宗谷岬方面へ。晴れていて気持ちいいですが、いかんせん風が強く海岸沿いに走ると風に煽られた潮をかぶってしまいます。稚内空港の近くを通ると航空無線標識VOR/DMEの近くにエゾシカが草を食んでいました。普通に道端にエゾシカがいるのにはかなり衝撃的です。そんな道を走り40分ぐらいで宗谷岬に到達。しかし、一度宗谷岬を通過。

日本最北の郵便局、宗谷岬郵便局で郵便局めぐりの口開け。通帳に押してもらうハンコが4つもあり、全部押してもらいます。郵便局から戻り、今度こそは宗谷岬へ。

ようやく日本最北の地へと立ちました。有名すぎる石碑を撮ります。岬なので当たり前ですが周囲に遮るものがなく、ダイレクトに風が当たり、帽子が飛ばないように押さえながら歩きます。

こちらは宗谷岬の歌碑。聞いたことがありませんが、ボタンを押すと歌が流れる仕組みになっているのはご当地ソングの歌碑にありがちな仕組み。しかし風が強く、風の音に負けて聞こえませんでした。

日本最北の公衆トイレで用事を済ませ、日本最北の自動販売機で缶コーヒーを買ったりして最北の地を楽しみます。朝ごはんをしっかり食べて来たので何かを食べる気にもならず、日本最北の売店には寄りませんでした。

日本最北のバス停。宗谷岬バス停。稚内駅と鬼志別・浜頓別経由音威子府駅間を走る天北宗谷線のバスが停車しますが、1日上下4本づつの運行なので、バスで来るのは非常に困難と言えそうです。

強風吹きすさぶ中、丘の上へと登ってみます。こちらは旧海軍の望楼。45km先にはサハリンの地があり、晴れていれば見えるほどの距離なので、かつてはここで監視が行われていました。

丘の上には宗谷岬灯台もあります。

丘から見る宗谷岬の風景。うっすらとサハリンが見えていました。お天気は最高なのですが、風があるので早々に撤退することに。

ふと見ると、こちらでも鹿が草を食んでいます。駐車場の近くなのですが、これが普通の景色なのですね。
車へ戻り、郵便局めぐりに出発します。一度稚内方面へ戻り宗谷郵便局に寄ってから3度目の最北の地通過をして猿払村方面へと車を走らせます