ねこ饅頭な日々

タイトルは「ねこ饅頭な日々」ですが猫の話は勿論、日々起こる雑多な出来事、珍事件、身の回りのステキを書いていきます

お弁当

2022年05月31日 20時38分34秒 | 手づくり

母がひざの手術の為入院した。1ヶ月以上の入院になる。

入院前長く家を空けるので冷蔵庫を空にしておかないといけなかった。
入院前々日に電話で晩御飯は何にするのか聞いた。
母「レトルトカレー食べるわ」
しばらく病院食、おうちごはんが食べられないのにレトルトカレーは可哀そうだ。
あわててお弁当を作って届けた。
急だったしうちの冷蔵庫にあるもので・・・

私「はいママ、お弁当♪」



母「おおきに」ちょっと泣いている。
出汁巻き卵、フグの干物、竜田揚げ、小芋の煮物山椒パラリ、ボイルのキャベツにトマト、ご飯に金時豆を押し込んだ(ご飯がちょっと甘くなるお楽しみ♪)
高いものは入っていない、でも心を込めて作った。
手術前にしっかり食べて体力をつけておいてほしい。



翌日は恭姉ちゃんが京都から朝一番で母の所にやってきた。
両手にたくさんのお土産を持っている。
自分で作った生姜の煮物、京都のあんみつ・・・
そして晩御飯に京都の錦市場の「湯葉弁当」

これは私にも晩御飯は楽してねって持ってきてくれた。
やさしい味に煮た湯葉の下にはちりめん山椒。
紫蘇味の木耳に煮物(*^。^*)最高に美味しかった。



上高地からの帰りのバスで食べるお弁当を楽しみにしていた。
前に食べて感動した「河童のひるめし」¥1100
竹の皮のお弁当箱にクルミご飯のおにぎり、梅入り河童巻き、煮物、山賊焼、玉子焼、蒲鉾、焼鱒、から揚げ、沢庵
そしてあんずの甘いの
心がこもっていて美味しくて、きれいで、きっときっと次もこれを買おうと楽しみにしていた。
このお弁当を開けた時の笑顔をきっと想像して作ってくれた、そう思った。


今回このお弁当を探したけれど売っていない、作っていたルミエスタホテルに問い合わせた。
2年前からもう作っていないと・・・。
ガ━━(;゚Д゚)━━ン!!
でも丁重にお礼とお詫びを言ってくださった。

仕方ない双子は晩御飯のお弁当を探しにウロウロした。
インフォメーションセンターに行った。
何軒か教えてくれた。
「〇〇ホテルのお弁当があります、私は食べたことがないのですが、ホテルが作っているので間違いはないと思います」
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
じゃあ〇〇ホテルのお弁当を買ってバスに乗ろう。
河童橋の目の前の高級感のあるステキなホテルで買った。
¥1700お弁当にはちょっと高いけど旅行中のことだし奮発した。

さぁ夕方になりバスでお弁当を開けた。

なんじゃこれ!どういうこっちゃぁ!!!
(*`д´)ノシ

適当に放り込んだ様なご飯、バシバシのきゃべつはソースも無し
ポテトサラダは名ばかりでマッシュポテト???
鶏むね肉の揚げ物ドーン!1700円!!
姉「こういうのやっつけ仕事って言うんだよね
喜んでもらおう楽しんでもらおうの心のかけらも感じられない。
旅行の最後のお楽しみのお弁当がこれ。
私は消化の悪いものをたくさん食べられない(それは私の勝手だけど)
ほとんど食べられず蓋を閉じた。

お弁当ってさ、心だよね。
さぁ、おあがり、美味しいよって気持ちだよね。

ちなみに帰って数日経ち落ち着いてからホテルに電話した。
私のガッカリの気持ちを伝えた。
どれほどの人が帰りのバスでガッカリするか考えていただきたいと訴えた。
対応は良く、すぐに会議をし厨房と相談して改善しますって。
その言葉を信じたい。

あぁルミエスタホテルの「河童のひるめし」もっぺん食べたい。

さぁ!生きるよ!