四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

西伊豆(3)トンボロ現象と夕陽

2014-01-31 20:47:00 | 伊豆
堂ヶ島地区のもう1つの見どころは、「トンボロ現象」です。三四郎島と瀬浜海岸との間の海が干潮時に地続きになります。


静かな海岸(1月23日)

堂ヶ島から瀬浜海岸に向かう道路から見下ろした海岸。


トンボロ現象(1)

瀬浜海岸に下りて見ていると、地続きになる寸前まで潮が引いてきました。季節によっては、幅広い石の道となり、足を濡らさずに渡れます。サザエさんの冒頭のアニメでは静岡県の各地を次々に紹介していますが、最初の方にサザエさんが三四郎島のトンボロを歩く場面が出てきます。
http://www.yamachanet.jp/shizuoka2.html


トンボロ現象(2) 15:58

1月23日の干潮時刻の15時58分に、宿から撮影しました。ここでお風呂に入り、出てすぐに今度は夕陽を見るため、外へ。


堂ヶ島の夕陽 16:49

亀岩の右に太陽が沈みます。手前は、遊覧船乗場。


三四郎島の夕陽 16:58


三四郎島の夕陽 17:02

上の2枚は宿の窓からの撮影です。太陽が三四郎島の左側の海に没するかギリギリでしたが、何とかセーフ。同宿の人たちとワイワイいいながら夕陽の撮影に興じました。


日没後の海 17:14


翌朝(1月24日)の海

夕陽の撮影メモ
 カメラ:FUJIFILM X-S1
 ホワイトバランス:晴れ
 露出バイアス(堂ヶ島):0
 露出バイアス(三四郎島):-1.67

(続く)
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西伊豆へ(2)堂ヶ島

2014-01-30 11:42:00 | 伊豆
西伊豆旅行の2日目は、田子から堂ヶ島に少し南下し、その辺りを歩いたり、洞窟めぐり遊覧船に乗ったりすることししました。


朝の田子港(1月23日 8:52)

宿のご主人にその日泊まる堂ヶ島の宿まで車で送っていただきました。アロエ原料会社の社長Sさんの話をすると、宿のご主人もよくご存知の方で、「今テレビの『サザエさん』の冒頭で流れているアニメのロケ地に、Sさんと一緒にアニメ制作担当の方をご案内しましたよ」とのことでした。Sさんは、この辺では色々ご活躍のようです。
※どの場所がサザエさんに登場するのかは次の記事で紹介します。


堂ヶ島の絶壁と三四郎島

堂ヶ島遊歩道を歩き、休憩所より見た、北方の風景。この絶壁の下に洞窟があり、遊覧船が胴内を通って周遊します。


沢田の絶壁

洞くつ巡り遊覧船に乗船。この時期、強風により半分くらい欠航があるそうですが、23日は波が静か。写真は、堂ヶ島の南隣の沢田地区の岬。見事な地層が見られました。


三四郎島

堂ヶ島の少し北方にある三四郎島(この島々の総称)。干潮になると、右端の象島と対岸の瀬浜海岸との間が地続きになり、歩いて渡れます。


海の向こうの南アルプス(10:39)

象島と瀬浜海岸の間の海はもう浅瀬になっているようで、岩が少し露出しています。遠く南アルプスが浮かんで見えました。


天窓洞

遊覧船が洞窟内に入り、天井に穴の空いた「天窓」に近づいたところ。
遊覧船からの海と島・海岸の眺めはGoodでした。


蛇島(右)とひえ三升島

堂ヶ島から南に少し歩いた沢田地区の海岸からの景色です。

(続く)
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西伊豆へ(1)

2014-01-28 13:13:00 | 伊豆
1月22日~24日、西伊豆を歩いてきました。
22日のコース:修善寺=(堂ヶ島行きバス)=安良里--今山遊歩道--田子漁港


海鮮料理「よこ田」

安良里(アラリ)バス停で下車し、海鮮料理「よこ田」で海鮮丼をいただく。これから今山遊歩道を歩いて田子漁港まで行くつもりだと話すと、店の若い店員から「猪が出るかもしれませんよ」と心配されましたが、騒がなければ大丈夫と決め出発。


安良里漁港(12:34)

安良里漁港は、入江にあり、とても波が穏やか。風待ち港として知られ、昔はイルカ漁も盛んだったとのことです。入江をグルっと回り、対岸から山道の登りに入る辺りで、地元の男性からも「猪が出るかもしれませんよ、上り下りのきつい山道ですよ」と忠告をいただきましたが、行く気持ちは変わりません。


黄金崎(13:48)

登り口から急な坂道のアップダウンの連続でしたが、時折り下方に海が見えました。しばらく進むと、北の方角にある黄金崎(手前)や恋人岬が見え、海岸線から随分登ってきたのが分かりました。


東屋(14:25)

今山遊歩道の終点付近で急に視界が開け、そこに東屋がありました。ものすごい急斜面が海まで落ちています。途中にはアロエの花も咲いていますが、潮風に煽られて樹木が枯れ、草もあまり見られません。東屋の手前の裸地では、新たに芽生えたツワブキが点在し、タチツボスミレが見られる程度です。これらは、塩害にもめげずいち早く芽を出す種類でしょうか。


水平線

西伊豆町観光協会から取り寄せた「夕陽日本一 西伊豆町 ふらっとまっぷ」に「ここに立つと地球が丸く見えます」と案内されているとおり、水平線が緩やかな弧を描いていました。


弁天島・尊之島・燈明ケ崎

ここから南の方角には、田子漁港の沖合に浮かぶ弁天島(樹木の陰)、尊之島と24日に歩く予定の燈明ケ崎方面が見えています。


キダチアロエ畑と田子方面(15:07)

東屋のすぐ先からは、車1台が通れる程の舗装道となり、緩やかな下り道になりました。道沿いには朱色の花が見頃のアロエ畑が続き、眼下には雄大な青い海が広がって実に気持ちの良い散策路です(本来は、地元の人達の生活道路ですね)。
写真のアロエ畑で、年配のご婦人がキダチアロエの収穫を行なっていました。ご挨拶すると、そこにある木製の椅子に我々を招いてくれ、自分用の八朔の半分を分けて下さる。この地のアロエ粉末工場を見学したことがあったので、お世話になった社長のお名前を告げると、「そこにもお納めしています」とのことでした。懐かしい!
対岸に本日宿泊の田子(タゴ)の集落が見えます。


田子漁港(15:51)

大分日が傾いた頃、目的地の田子に到着しました。

※「夕陽日本一 西伊豆町ふらっとまっぷ」は、西伊豆町観光協会HPからもダウンロード可能。現地の店やホテルでも入手できますが、予め取り寄せたほうが便利。
交通機関の状況も運休等多いので事前問い合わせの要あり。


※カメラ:FUJIFILM DIGITAL CAMERA X-S1
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越冬中のキチョウ発見

2014-01-23 07:00:00 | 南多摩
以前キチョウが林縁に沿って飛んでいた別の場所を思い出し、富士・丹沢を見たあと出かけました。


観察地B(1月19日)

初老の男性が畑で大根と白菜を収穫し、トラックに積んでいました。挨拶を交わしてから、突き当りの林縁に沿って左から右へ延々と笹の茂みを探索していきました。林縁付近は、時々西風が吹き抜けましたが、暖かでした。




キチョウ(1)

笹の茂みの東端まで行っても見つからず、少し戻ってふと笹の空間を覗くと、キチョウが目に飛び込んできました。触角は翅の間に挟み込んでいます。探索2日目で見つけられ喜んでいると、ちょうど一人の男性が興味深そうに通りかかったので「冬越ししているキチョウを見付けたところです」と説明しながら見ていただきました。


笹薮

写真の手前の方の笹空間の地上50cmにて越冬中でした。

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観察地C

気を良くして、観察地Bと似たような環境の別の場所も調査しました。写真中央の緑色の笹辺りの空間を覗くと、ここにもいました。




キチョウ(2)

地上約90cmの枯れた笹の葉に、やや斜めに止まり、触角の先端が少し出ていました。風を受けて翅が時々揺らされていたせいかもしれません。

次回は、1月16日に未発見に終わった観察地Aに再挑戦の予定です。

※カメラ:FUJIFILM DIGITAL CAMERA X-S1

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多摩丘陵からの富士・丹沢

2014-01-20 21:56:00 | 南多摩
1月19日

18日の夜、山では雪のところもあったので、富士・丹沢の雪景色を見たくて多摩丘陵の尾根の頂上へ向かいました。谷戸では風も静かでしたが、尾根道では強い北風で、枯れ葉が飛ばされていました。


富士山

多摩丘陵からは富士山の上のほうが見えますが、相模原市南区では丹沢に隠されて見えなくなります。
神奈川で富士山の見える地域→こちらをご参照ください。


丹沢連峰(1)

丹沢も薄っすらと雪で被われていました。右端は蛭ヶ岳。


丹沢連峰(2)

塔ヶ岳、丹沢山(中央の丸い峰)、蛭ヶ岳方面。右端に富士山。手前は多摩丘陵です。


ホトケノザ

冬でも暖かな田の縁の南斜面では、もうホトケノザが開花していました。

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