四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

八ヶ岳高原を歩く

2018-10-26 10:35:00 | 甲州・信州への旅
10月22日の朝、羽衣池入口からなだらかなルートで美し森ロッジ(たかね荘)~美し森展望台へ。急な階段を下り、美し森観光案内所に立ち寄り、オオヤマツツジの小径を緩やかに下り東沢大橋へ。そこからカラマツ林の小径を歩き、清泉寮に帰着しました。紅葉と青空と八ヶ岳、気持ちの良い山歩きとなりました。


清泉寮から八ヶ岳

朝6時半頃に撮影しました。日陰では4.5度。霜が降りていました。
9時50分頃のピクニックバスで羽衣池入口へ。


美し森ロッジ(たかね荘)

ここからなだらかな尾根道の林の中を歩き、美し森展望台へ。急に視界が開け、紅葉と八ヶ岳の世界が広がり爽快な気分。


美し森展望台から主峰赤岳


美し森展望台から望む八ヶ岳連峰

左から三ツ頭(なだらかな山)、権現岳(尖った峰々)、赤岳、横岳

美し森展望台から望む八ヶ岳連峰です。小学4年の時、八ヶ岳の麓に家族旅行で来て以来山が好きになり、青年時代には様々なルートで八ヶ岳縦走を楽しみました。特に思い出深い山です。
当時は、美しの森と呼んでいたような気がします。


下りの木道階段から八ヶ岳裾野風景


八ヶ岳裾野風景(2) 後方は南アルプス

この木道階段では、駐車場から大勢が上ってきた。とても大変そうな方も。羽衣池入口からの徒歩は快適なルート設定だったと思う。


振り返って見上げた赤岳

美し森観光案内所に立ち寄り、オオヤマツツジの小径への入り口を聞く。林道のゲートを入り、少し先の左にオオヤマツツジ方面の標識があると教えてもらいました。


オオヤマツツジの小径

林の中をなだらかに下る小径の途中で、細い渓流を通過。


小径の出口 八ヶ岳高原ライン

ここから右折し、道路沿いを少し行くと、東沢大橋に着きました。たくさんの車が駐車場付近で出入りしていました。


紅葉の名所 東沢大橋

さすがに美しい。ここから少し戻り、カラマツ林の小径を通り清泉寮に戻りました。

清泉寮付近のロッジ
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日本鱗翅学会大会に参加

2018-10-26 10:00:00 | 甲州・信州への旅
10月20,21日に、日本鱗翅学会第65回大会が信州大学松本キャンパスで行われました。


大会会場

冒頭に市民公開シンポジウムがあり、大学キャンパスの西に連なる「北アルプスの生成と地形発達史」が特に興味深かった。上高地から発する川は火山噴火で西への流れから松本方面への流れに逆転したことも地学研究により解明された。。。知りませんでした。
そのあと、蝶と蛾の最新の調査や研究成果が報告され、興味深く拝聴しました。


校舎4階からの北アルプス

三角形の山が常念岳、その左が蝶が岳、大滝山です。
午後は、清里に向かいました。


小淵沢駅からの八ヶ岳連峰

左から編笠山、ギボシ、権現岳、三ツ頭です。

カメラ:SONY RX10MⅣ 近距離~望遠と1台で広範囲に使えるため今回の旅行で初使用しました。初日の出来は今一。。。
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辻秀幸還暦記念 奥沢オラトリオ合唱団 第14回演奏会

2018-10-15 17:04:00 | 音楽
10月14日、紀尾井ホールで開催された「奥沢オラトリオ合唱団 第14回演奏会」を聴きに行きました。今回は"辻秀幸 還暦記念"ということで、ヘンデル作曲:オラトリオ「メサイア」の全曲が演奏されました。Ensemble14の仲間3人、練習ピアニストの田城章子先生もご出演です。



休憩を挟んで3時間近くでしたが、時間の経つのも忘れるほどの熱演。
11." For unto us a Child has born"の"Wonderdul Counsellor"と高らかに唱えるところとか、30."Lift up your heads"の歯切れ良く進む合唱などとても見事で聴き応えがありました。もちろん、全員が揃って歌うハレルヤ・コーラスは圧倒的に迫ってきました。

ソプラノ・ソロは佐竹由美先生、このメサイア演奏会でもご夫婦共演が実現!改めて還暦おめでとうございます。


紀尾井ホール

かつて、相模原市などで3回ほどメサイア演奏会に出演しましたが、普段ご指導いただいている辻先生の指揮と合唱を視聴して、より身近にメサイアを感じ取ることができたように思います。


終演後の辻秀幸先生
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自宅にウラギンヒョウモン

2018-10-14 10:31:00 | 相模原・県央
この秋の最大のトピックスは、自宅にウラギンヒョウモンが訪れたことになりそうです。
9月28日、ヒョウモン類を探しに多摩丘陵を探索しましたが、成果がありませんでした。15時半頃帰宅すると、ツマグロヒョウモンに混ざってウラギンヒョウモン♀が庭のブッドレアに来ていました。5分後には飛び去りました。帰宅を待っていてくれたのかも!あまり傷んでいないので、相模原台地の山沿いかどこか、あまり遠くない低地で夏眠していた個体が目覚めて飛んできたのではないかと想像しています。
知る限りでは、旧相模原市内では、2011年9月27日に相模原公園で撮影して以来の8年ぶりの記録となりました。


ウラギンヒョウモン♀


同一個体

後翅の黒紋がかなり目立つ個体でした。
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ツマグロヒョウモンの交尾

2018-10-07 16:45:00 | 相模原・県央
10月7日

朝7時頃、自宅のグリーンカーテンのネットにツマグロヒョウモンのペアが交尾したまま睡眠していました。


交尾中のツマグロヒョウモン ペア 6時59分

後翅が前翅に格納されており、どちらが♂か♀か分かりません。
7時57分までは同じ姿勢でネットに留まっていましたが、8時4分に外を見ると、とびたった後でした。そこで、外に出てみると、近くのブッドレアで3頭が吸蜜していました。目覚めて飛び出し吸蜜するまでに交尾を解消したようです。大きさから、大が交尾中の下だった♀、中が7時の段階で吸蜜していた♂、小が交尾中上だった♂と狙いを定め、吸蜜中の♀の左後翅裏を撮影しました。そして、交尾中下の個体と並べてみました。


交尾中(画面左)と吸蜜中の左後翅裏の比較

両画面の紋様が同じだったことから、交尾中に下だった個体は♀と分かりました。恐らく、前日の日中にブッドレア付近で交尾をしてそのままネットまで移動したのではないかと思います。
今回の飛翔形式は♂が♀をぶら下げて飛翔(←♂+♀)だと推定されます。

ところが、9月28日には、♀が♂をぶら下げて飛翔(←♀+♂)するペアを目撃しました。そのまま実りの秋を迎えた稲穂に止まったところを撮影しました。


9月28日のペア

追記(10月8日) 蝶の生態図鑑によると、←♂+♀で飛び立っても間もなく←♀+♂に変わることが多いことから、基本的には←♀+♂が多いとのこと。今回は、←♂+♀のままネットに到着したことになりそうです。

参照文献
福田春夫ら ツマグロヒョウモン. 原色日本蝶類生態図鑑(Ⅱ),108-112(1983)
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