四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

別所温泉へ(1) 野倉夫婦道祖神

2013-04-25 09:01:00 | 甲州・信州への旅
4月22日~24日、信州の鎌倉といわれる別所温泉への旅に出かけました。


軽井沢駅付近

長野新幹線のトンネルを抜け軽井沢まで来ると、季節外れの雪が屋根や道に残っていました。


浅間山

浅間山も真っ白です。


別所温泉野倉地区

宿に荷物を預け、宿の車で野倉地区まで送ってもらいました。野倉の集落は、山道を上り詰めた辺りにありました。鄙びた雰囲気が心を和ませます。写真中央の小屋が茶房PANI。車での来客が多く、満席でした。
背景の山々は雪で白く、家々の屋根にも雪が残っていました。


夫婦道祖神

その少し先の道端に、夫婦道祖神がひっそりたっていました。自然石の前面を円形に彫り、その中に男神女神の像を刻んだものです。男神は衣冠束帯、女神は十二単衣の服装で、互いに相手の肩に手を掛け合い、女神が男神の手を握りしめ、目を細くして笑みをたたえています。家庭円満、子宝の神として信仰されています。建立年代や由緒は不詳とのこと。


田園風景

のどかな風景です。


別所温泉方面

帰りは、山道を40分掛けて歩きました。眼下に見えるのは別所温泉の街並み。


花桃

別所温泉の花桃。ちょうど見頃でした。染井吉野は咲き終わり、ユキヤナギ、ナノハナの季節です。
ニュースで、県内のアスパラガスなどが雪で大きな被害を受けたと報じていました。

続く
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キアゲハとチゴユリ

2013-04-21 17:10:00 | 南多摩
4月18日、久しぶりに多摩丘陵へ。


チゴユリ

雑木林の歩道に、チゴユリが咲き始めていました。


キアゲハ♂

雑木林に囲まれた草地には、カントウタンポポが飛び飛びに咲いており、そこに1頭のキアゲハの雄がせわしなく吸蜜しては別の花に移動していました。


キアゲハ♀

谷戸の湿った草地に行くと、2頭のキアゲハの雌が食草を探しての産卵行動を繰り返していました。風に流されつつも必死に努力しています。写真は、セリの葉への産卵行動。


ベニシジミ

近くのハルジオンで吸蜜するベニシジミです。かなり数が増えてきました。


ヤナギの1種

谷戸の湿地には、このヤナギの群落がありました。色々調べましたが、種類は特定できていません。
※シバヤナギに似てはいますが、シバヤナギは乾燥した場所を好むとありました。
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相模川自然の村公園

2013-04-21 09:49:00 | 相模原・県央
4月16日、相模川自然の村公園を散策しました。


相模川自然の村公園(1)

標高差40mの河岸段丘の上から公園と河川敷・中洲を俯瞰したところです。相模川の対岸は厚木市。


相模川自然の村公園(2)

公園の斜面に咲くのは朱色のツツジ。その上には一才サルスベリ(低木タイプのサルスベリ)一万株が植えられ、7月から9月に4色の花を咲かせるそうです。河岸段丘の新緑がきれいでした。




ヒメウラナミジャノメ

公園の緑地で、今年初めてヒメウラナミジャノメに出会いました。コミスジも初見しましたが、ヤマフジの花の方へ舞い上がり撮れませんでした。


ウラギンシジミ♀

ウラギンシジミ♀を2頭観察しました。この春は、越冬明けウラギンシジミを数多く目撃できました。そろそろ見納めでしょうか。越冬組では、キタテハ、テングチョウもまだ多く見られました。


中洲より

橋を渡って中洲へ。向かいは、相模原市側の河岸段丘です。


セリバヒエンソウ(キンポウゲ科)

中洲の緑地には、セリバヒエンソウ(芹葉飛燕草)があちこちに見られました。葉が芹に似ており、花が飛ぶツバメに似ていることから名付けられました。写真中央左の花などツバメに見えるでしょうか。ツバメシジミやツマキチョウが見られました。


レンゲ畑

中洲の田圃にはレンゲソウが咲き乱れ、見渡すかぎりモンキチョウが飛び交っていました。

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シロヤマブキとフデリンドウ

2013-04-13 20:28:00 | 相模原・県央
少し身体が楽になってきたので、2時間ほど付近を散策しました。声はまだ変です。


シロヤマブキ(4月12日)

雑木林に囲まれた畑地にシロヤマブキが咲いていました。ヤマブキは花弁が5枚なのに対して、シロヤマブキは4枚。白く優しい感じですが、花言葉は気品、薄情とのことです。
ここには、モンシロチョウ、ルリタテハ、ルリシジミが姿を見せていました。


ムラサキハナナの咲く草地

ムラサキハナナの咲く草地に行くと、モンシロチョウ、ツマキチョウが飛び交っており、3頭、4頭の群れで争う場面も見られました。


アゲハチョウ

そこにアゲハチョウが1頭現れ、花から花へと蜜を求めて移動していました。写真のように悠然と垂れ下がるように止まっています。


同一個体

モンシロチョウやツマキチョウと出会っても我関せずという感じで、平然としていました。人をも恐れず、僕の足元までやってきて画面からはみ出しそうです。




フデリンドウ

松や栗の生える畑の地面を見ると、たくさんのフデリンドウが咲いていました。フデリンドウといえば野山でポツンと咲く姿しか見たことがありませんでした。こんな平地で群落を形成しているとは!




フデリンドウ(4月13日)

今日も歩いてみたところ、8輪咲きのフデリンドウが見付かりました。昨日の写真と並べてみると、光の加減で色味が微妙に変化しています。
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ウワミズザクラ

2013-04-11 20:26:00 | 相模原・県央
しばらく風邪を引いていましたが、久しぶりにカメラ持参で近くの雑木林「木もれびの森」まで散歩に出かける気分になりました。季節は大分進んで、ウワミズザクラが見頃を迎えていました。




ウワミズザクラ(上溝桜)

ブラシ状に見えるこのサクラは、5枚の花弁に約30本の雄しべがあり、総状に咲きます。この雄しべが花弁よりもかなり長く出ているため、ブラシ状に見えます。


モンシロチョウ(15:58)

日が傾きかけて、モンシロチョウがヒラヒラと畑の草の目立たない場所に止まりました。そろそろ眠りに入るのでしょうか。

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