四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

南伊豆へ(2)

2016-03-13 19:18:00 | 伊豆
3月2日(続き)

前回の記事はこちら→南伊豆へ(1)

仲木から石廊崎への道程も歩きの計画でしたが、タクシーで石廊崎へ向かうことに変更しました。

途中、奥石廊崎に立ち寄り、海風が直接体に当たり体を斜めにして坂道を上りました。


奥石廊崎より北方向の海岸線

丘の上から今日の出発地方面(北方向の海岸)の景色です。



石廊崎港

石廊崎港は、深い入り江の奥にあり、波が静かでした。



石廊崎特別地域気象観測所

伊豆半島最南端に位置する観測所です。
職員が数名来ており、観測所の門が開いていたので、撮影させてもらいました。
左手前が雨量計、左奥が温湿度計、右奥が視程計。
視程とは、何キロ前まで見通せるかの尺度だと思うのですが、光源からの光が塵などに散乱され、一部減衰した光が受光部に届きます。その測定値データから視程を計算するのだそうです。
視程計の測定原理→こちら


石廊崎灯台

敷地内には入れません。この先を進むと、石廊崎最先端にある石室神社(イロウジンジャ)があります。


石室神社より(1)

南の太平洋の眺めは雄大です。


石室神社より(2)

北東方向の、タライ岬、爪木崎方面です。
石廊崎港に戻り、休憩所へ


アワビ取りの道具

先代がアワビ取りに潜るときに使った道具が飾られていました。
コーヒーを飲みながら小休止後、バスで休暇村南伊豆へ。

思えば、1年前には不整脈でコーヒー不可でしたが、手術のお陰で今や不整脈の発生は皆無。「何を食べても何をしてもOK」との主治医のお墨付きをいただいています。医学の進歩と主治医の腕のお陰ですね。有り難いことです。

3月3日
休暇村で宿泊後、時間がなくて3月1日に見ていなかった下賀茂の三島神社に向かいました。


三島神社の夫婦楠(天然記念物)

三島神社の楠は、2本の楠の根が地上で結合している珍しいもの。夫婦楠(メオトクスノキ)と呼ばれています。


青野川沿いの桜並木

桜まつり開催中でしたが、河津桜は最盛期を過ぎていました。休暇村に戻り、近くの海岸へ。


弓ヶ浜

白い砂浜が弓のような美しいカーブを描いていました。


逢ヶ浜(オウガハマ)

岬ひとつ隔てた向こうの海岸は、対照的に岩がごつごつした浜でした。この写真では、岬の反対側が弓ヶ浜です。


タライ岬方面

前の写真とは逆方向の海岸線です。相変わらず強い西風で大波が岩に押し寄せていました。

青空の下、港や岬、神社、海岸で見た碧い海と強い風が印象に残る早春の小さな旅となりました。

コメント (6)

南伊豆へ(1)

2016-03-10 20:43:00 | 伊豆
3月1日

詩人石垣りん文学記念室の新聞記事を見て、記念室訪問・南伊豆さくら祭り・海岸沿いウォーキングを兼ねた旅行を計画しました。
3日間、風が強いが晴れの日が続く予報に合わせて3月1日、伊豆急下田駅からバスで南伊豆町中心地の下賀茂へ。


石垣りん文学記念室

記念室は、2009年に近くの南伊豆町図書館に併設してオープンしました。
石垣りんの代表的な詩「表札」が記念室の新聞記事入り口に掲げられていました。優しい笑顔と鋭い視点が対照的で魅力を感じます。


差田の田園風景

下賀茂からバスで山間の集落「差田(サシダ)」にある民宿へ。



小島功の作品

民宿の隣に漫画家小島功の別荘があった縁で、食堂には多くの漫画絵の額が飾られており、撮影させていただきました。

3月2日


入間~仲木コースの案内図

3月2日は、地図の上の方の入間(イルマ)から、西に海を見ながら南にコースを辿って仲木(ナカギ)まで向かいます。


海蔵寺の鐘楼と風景

翌朝、民宿の車で西に走り、入間港近くの海蔵寺まで送っていただきました。
ここは伊豆八十八ヶ所五十九番札所とのことです。


入間港

港の碧い海を見てから、海岸沿いウォーキングをスタートしました。


南伊豆歩道登り口付近

画面よりも右の方にある登り口から山に入り、海岸の崖沿いに石廊崎方面へと進みました。


千畳敷方面の展望

一旦上るとなだらかな歩道が照葉樹林の中に続きます。途中視界が開け、北の方角にある千畳敷が眺められました。西からの風がとても強い。


樹林内の歩道

このような山道でした。この辺はウバメガシが多いそうですが、画面に写る樹木がそうなのかは確かめていません。


仲木に到着

入間と石廊崎の中間に位置する「仲木」に着きました。


仲木港

快晴で気持ちよいものの、ますます風が強い。


風を避けて昼食

風を避けられるベンチが岩垣の脇にあり、民家の方のお許しを得て座らせていただき、昼食としました。

その後、伊豆半島最南端の石廊崎に向かいました。

                         (続く)
コメント (2)

西伊豆へ(4)燈明ヶ崎遊歩道

2014-02-02 11:20:00 | 伊豆
西伊豆の旅の3日目は、堂ヶ島の宿から田子港まで歩きました。大きく見れば西伊豆海岸を北に向かいます。
コース:堂ヶ島---浮島(フトウ)海岸---燈明ヶ崎遊歩道---田子瀬浜海水浴場---田子漁港


浮島(フトウ)海岸(9:16)

バス道路からの細い道を下り、浮島の集落を過ぎて浮島海岸に着く。狭い入り江で波は穏やか。燈明ヶ崎遊歩道の登り口は、写真の向こう側でした。


浮島(フトウ)海岸とダイビング船(9:32)

遊歩道を登りはじめて浮島海岸を見下ろしたところ。向こう側は堂ヶ島方面です。
船が入江に到着して、海岸にいたダイバー二人が乗り、空気を詰めたタンクを背負い、やがて船は広い海へ出て行きました。


遊歩道からの眺め(9:58)

登り切った遊歩道から、西方向の眺めです。駿河湾の向こうは御前崎方面。先のダイビング船が停まり、この辺で潜っているようです。


見晴台へ(10:18)

眺めの良い遊歩道から見えていた、山頂の見晴らし台。


堂ヶ島方面

見晴台から南の方角の堂ヶ島方面の風景です。崖の切り立った島や岬が印象的です。


駿河湾

この遊歩道は、初日にあるいた今山遊歩道よりも楽で、眺めも良く、お薦めのコースです。


尊之島(手前)と田子島

尊之島(手前)と田子島、その向こうの丸い山の岬が初日に歩いた今山方面です。


田子瀬浜海水浴場

今は人影もない、静かな湖畔のようでした。対岸の中央付近の斜面中腹に、初日に通ったアロエ畑があります。


特攻基地跡の洞窟

ベニヤ板で作られた小舟に魚雷を積んで体当たり・・・悲しい歴史ですね。その小舟を格納していた洞窟です。ここ1箇所だけ保存されています。


田子港のきそば「やます」

ここで昼食とし、バスで修善寺に向かいました。

西伊豆は交通の便があまり良くありませんが、観光地化されない自然が豊かに残され、海岸や島の景色はとてもきれいです。安良里漁港、田子漁港、仁科漁港の波止場や町並みには昔のままの風情が感じられ、安らぎを覚えました。

コメント (4)

西伊豆(3)トンボロ現象と夕陽

2014-01-31 20:47:00 | 伊豆
堂ヶ島地区のもう1つの見どころは、「トンボロ現象」です。三四郎島と瀬浜海岸との間の海が干潮時に地続きになります。


静かな海岸(1月23日)

堂ヶ島から瀬浜海岸に向かう道路から見下ろした海岸。


トンボロ現象(1)

瀬浜海岸に下りて見ていると、地続きになる寸前まで潮が引いてきました。季節によっては、幅広い石の道となり、足を濡らさずに渡れます。サザエさんの冒頭のアニメでは静岡県の各地を次々に紹介していますが、最初の方にサザエさんが三四郎島のトンボロを歩く場面が出てきます。
http://www.yamachanet.jp/shizuoka2.html


トンボロ現象(2) 15:58

1月23日の干潮時刻の15時58分に、宿から撮影しました。ここでお風呂に入り、出てすぐに今度は夕陽を見るため、外へ。


堂ヶ島の夕陽 16:49

亀岩の右に太陽が沈みます。手前は、遊覧船乗場。


三四郎島の夕陽 16:58


三四郎島の夕陽 17:02

上の2枚は宿の窓からの撮影です。太陽が三四郎島の左側の海に没するかギリギリでしたが、何とかセーフ。同宿の人たちとワイワイいいながら夕陽の撮影に興じました。


日没後の海 17:14


翌朝(1月24日)の海

夕陽の撮影メモ
 カメラ:FUJIFILM X-S1
 ホワイトバランス:晴れ
 露出バイアス(堂ヶ島):0
 露出バイアス(三四郎島):-1.67

(続く)
コメント (4)

西伊豆へ(2)堂ヶ島

2014-01-30 11:42:00 | 伊豆
西伊豆旅行の2日目は、田子から堂ヶ島に少し南下し、その辺りを歩いたり、洞窟めぐり遊覧船に乗ったりすることししました。


朝の田子港(1月23日 8:52)

宿のご主人にその日泊まる堂ヶ島の宿まで車で送っていただきました。アロエ原料会社の社長Sさんの話をすると、宿のご主人もよくご存知の方で、「今テレビの『サザエさん』の冒頭で流れているアニメのロケ地に、Sさんと一緒にアニメ制作担当の方をご案内しましたよ」とのことでした。Sさんは、この辺では色々ご活躍のようです。
※どの場所がサザエさんに登場するのかは次の記事で紹介します。


堂ヶ島の絶壁と三四郎島

堂ヶ島遊歩道を歩き、休憩所より見た、北方の風景。この絶壁の下に洞窟があり、遊覧船が胴内を通って周遊します。


沢田の絶壁

洞くつ巡り遊覧船に乗船。この時期、強風により半分くらい欠航があるそうですが、23日は波が静か。写真は、堂ヶ島の南隣の沢田地区の岬。見事な地層が見られました。


三四郎島

堂ヶ島の少し北方にある三四郎島(この島々の総称)。干潮になると、右端の象島と対岸の瀬浜海岸との間が地続きになり、歩いて渡れます。


海の向こうの南アルプス(10:39)

象島と瀬浜海岸の間の海はもう浅瀬になっているようで、岩が少し露出しています。遠く南アルプスが浮かんで見えました。


天窓洞

遊覧船が洞窟内に入り、天井に穴の空いた「天窓」に近づいたところ。
遊覧船からの海と島・海岸の眺めはGoodでした。


蛇島(右)とひえ三升島

堂ヶ島から南に少し歩いた沢田地区の海岸からの景色です。

(続く)
コメント (6)