四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

ヒメアカタテハとイチモンジセセリ

2013-08-29 20:03:00 | 相模原公園・北公園
8月に入ってから、ようやく相模原公園でもヒメアカタテハが見られるようになりました。


ヒメアカタテハ(8月27日)


同上(8月7日)

花壇に咲くブルーサルビアに好んでやってきます。この辺りでは春に見るのは稀で、10月にかけて見る機会が多くなります。


ブルーサルビアとイチモンジセセリ(8月27日)

ブルーサルビア花壇にイチモンジセセリが群れをなして集まり、とても慌ただしく吸蜜・飛翔を繰り返しており、撮影はままならない状況でした。1頭、静かに止まっているので見ると口吻が丸まっており、これは休憩中のようでした。


自販機とイチモンジセセリ

ブルーサルビア花壇が過密状態なので、近くの自販機で休んでいる個体もいました。


ヘクソカズラとイチモンジセセリ

雑木林の林縁では、ヤブガラシやヘクソカズラで吸蜜する姿が見られました。翅をブルブルと震わせながら草を縫うように飛ぶせいか、鱗粉が剥げ落ちている個体が目立ちます。今が最盛期かもしれません。


樹液酒場の光景(8月27日)

クヌギの樹液酒場では、スズメバチやカナブンと争いながら、サトキマダラヒカゲ2頭、キタテハ2頭、ルリタテハ(1頭、後方)が群がっていました。
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入笠山の花たち(2)

2013-08-26 20:12:00 | 甲州・信州への旅
入笠湿原に咲く花たちです(8月7,8日撮影)。


チダケサシ(乳茸刺) ユキノシタ科

クサレダマとともに、この湿原を代表する花です。止まっているのはシマハナアブでしょうか。蜜が美味しいのか、あちこちの花に小さな昆虫が止まっていました。


イワアカバナ

アカバナ科アカバナ属の多年草。山地の林縁や沢沿いなどの湿ったところに生えます。


ワレモコウ(吾亦紅、バラ科)とアキアカネ♀

トンボたちの止まる恰好の場所になっていました。


コオニユリ

湿原の吾亦紅群落の中でひときわ高く背を伸ばし多くの花を咲かせていました。


サワギキョウ

湿原のやや日陰のところに大きな群落をなしています。


ヤナギランとイブキスズメ

ヤナギランには、イブキスズメ(蛾の1種)のよく目立つ幼虫が複数箇所で見られました。このイブキスズメは、ヤマギラン、カワラマツバ、マツムシソウを食草とします。


コバノギボウシ


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入笠山の花たち(1)

2013-08-26 16:51:00 | 甲州・信州への旅
入笠山のすずらん公園で撮影した花たちを紹介します(8月7,8日)。


マツムシソウ

マツムシソウ科の2年草。8月上旬から咲き始めます。


クルマバナ

シソ科の多年草。日当たりの良い草地に生えます。


エンビセンノウ(燕尾仙翁) ナデシコ科 センノウ属

山地の湿地などに稀に生える多年草。絶滅危惧lB類(EN)


フシグロセンノウ(節黒仙翁) ナデシコ科 センノウ属

日の当たりにところに生えます。エンビセンノウと同じセンノウ属ですが、花の形状が著しく異なりますね。


コウリンタンポポ(紅輪蒲公英) キク科タンポポ亜科ヤナギタンポポ属

ヨーロッパ原産の帰化植物の多年草で、北海道に広く分布しています。



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ヒョウモン類とクジャクソウ

2013-08-25 09:51:00 | 甲州・信州への旅
急に秋めいてきました。
今日は、この夏に入笠山で見た蝶の紹介、最終回です。


ミドリヒョウモンとマツムシソウ(8月7日、すずらん公園)


ミドリヒョウモンとクガイソウ(入笠湿原)


ギンボシヒョウモンとノアザミ(すずらん公園)


ウラギンヒョウモンとノハラアザミ

ヒョウモン類で多かったのは、ミドリヒョウモン。ついでギンボシヒョウモン、ウラギンヒョウモンでした。


キアゲハとコオニユリ

キアゲハは、コオニユリを次々に訪れていました。


テングチョウ

2,000m級の高原で会ったのは初めてかもしれません。




クジャクチョウとヒヨドリバナ

やはり高原に来たらぜひ撮りたい蝶ですね。


ヒメキマダラヒカゲとヒヨドリバナ(8月8日)


ヒカゲチョウ(マナスル山荘)

宿泊したマナスル山荘の感謝状の額に静止していました。

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高原のジャノメチョウ

2013-08-21 16:11:00 | 甲州・信州への旅
入笠山で一番多く見たのは、ジャノメチョウでした。特に今年が多いのかもしれません。


ヒヨドリバナに集まるジャノメチョウ(8月7日、お花畑にて)


ノアザミとジャノメチョウ♀(左)(8月8日)

左はジャノメチョウ♀ですが、右はよく分かりません。


ジャノメチョウ♀(湿原にて)

花はクガイソウ?


サワギキョウとジャノメチョウ♀

この♀は、長いことサワギキョウに止まり静止していました。


ワレモコウとジャノメチョウ♀


ジャノメチョウ♀(表)

平地で見るジャノメチョウは暑さのせいか動きが鈍く、草の影に潜むことが多く、吸蜜するのも遠慮がちという印象が強いのですが、高原のジャノメチョウは、数が多い上、明るいところを活発に飛び、花に集まるなど大きな違いを感じました。高原の方が生活に適しているのでしょうか。
今回は、♀が目立ちました。活動の終期に近いのだと思います。

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